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更新日:2015.07.01 / 掲載日:2015.06.24
【MINI(ミニ)】「クラブマン」がフルモデルチェンジ、新型を発表【装備・デザイン】
ユニット・コンパス/Goo-net編集部
MINI「クラブマン」がフルモデルチェンジを受けた。観音開きのリアドアが特徴的なモデルで、「MINI 5ドア」をベースに開発されている。ボディサイズは全長4253×全幅1800×全高1441mで、ホイールベースは2670mm。MINIの歴代モデルで最大のサイズで、3人掛けの後席を備えた5人乗りとなった。
先代は、サイドドアは2枚で、右側に観音開きとなる小さな「クラブマンドア」が備えられていたが、新型ではサイドドアが4枚となって使い勝手が大幅に向上。ラゲージの容量は5名乗車時で360Lあり、40:20:40の分割可倒式リアシートをすべて倒すと最大1250Lまで拡大できる。
発表となったドイツ仕様では、エンジンはガソリン2種、ディーゼル1種の計3種類が用意される。ガソリンエンジン仕様は、最高出力192ps/5000rpm、最大トルク28.6kg-m/1250rpm(オーバーブースト時30.6kg-m)を発生させる2.0L 直4 DOHC 直噴ターボ搭載の「MINI クーパーS クラブマン」と、最高出力136ps/4400rpm、最大トルク22.4kg-m/1250rpm(オーバーブースト時23.5kg-m)を発生させる1.5L 直3 DOHC 直噴ターボ搭載の「MINI クーパー クラブマン」。ディーゼルエンジン仕様は、最高出力150ps/4000rpm、最大トルク33.7kg-m/1750rpmを発生させる2.0L 直4 DOHC 直噴ディーゼルターボ搭載の「MINI クーパーD クラブマン」となる。
トランスミッションは、ドイツの標準仕様では6速MT。MINI クーパーS クラブマンとMINI クーパーD クラブマンにはMINIではじめてのマニュアルモード付8速ATが、MINI クーパー クラブマンにはマニュアルモード付6速ATがオプション設定される。サスペンションは、クラブマン専用に開発されたコンポーネンツを採用し、専用セットアップが施されている。
デザイン面でも、クラブマンの独自性が強調されている。エクステリアは、ホイールアーチやドアまわりに専用デザインを採用。ロア・エアインテーク外側のスリット状開口部から空気を取り込みフロントホイールアーチに流して気流を整える「エア・カーテン」、エア・カーテンから排出された空気をホイールアーチのすぐ後ろのサイドパネルのダクトから排出する「エア・ブリーザー」など、エアロダイナミクス技術を英国車としてはじめて搭載している。観音開きのリアドアは、左右ドアのガラス部の合わせ目が従来モデルにくらべて細くなり、後方視界も改善された。
インテリアは、MINI伝統のダッシュボードに組み込まれた丸型のセンターメーターデザインを踏襲。センターメーターの代わりにディスプレイが備わり、車両情報、インフォテイメント、ナビゲーションなどを表示する。スピードメーターとタコメーターは、ニューMINI同様ステアリングコラム上部に配置される。
その他、ヘッドアップディスプレイ、リアビューカメラ、ACC、衝突回避・被害軽減ブレーキなど先進の安全装備を搭載。USBソケットやBluetoothハンズフリーシステムなど快適装備も充実させた。ポケットやバッグなどにキーを所持していれば、リアバンパーの下に足をかざすだけでリアドアを開けることができる「コンフォート・アクセス・システム」もオプションで用意する。
ボディカラーは、ソリッド4色とメタリック8色の12色展開。ルーフとドアミラーをホワイト、シルバー、ブラックにしてコントラストカラーにすることもできる。
日本向けモデルの仕様や販売時期、価格などの詳細は、現在のところ未定。最新情報はWebサイトで公開するとともにメールで配信していく。
新型ではサイドドアが4枚となって、これまでよりも使い勝手がよくなっている。
ラゲッジ容量は5名乗車時で360Lとたっぷり。最大では1250Lに達する。