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更新日:2018.11.04 / 掲載日:2015.05.19
【スズキ】「スペーシア」および「スペーシア カスタム」を一部改良2015【価格・スペック】
ユニット・コンパス/Goo-net編集部
スズキの軽乗用車「スペーシア」と「スペーシア カスタム」が一部改良を受けた。「S-エネチャージ」の搭載で燃費を向上したほか、軽自動車としてはじめてステレオカメラ方式の衝突被害軽減システムを搭載している。駆動方式はFFと4WDの2種類で、トランスミッションは全車CVT。価格帯はスペーシアが127万4400円(G/FF)~150万3360円(X/4WD)、スペーシア カスタムが152万8200円(GS/FF)~176万2560円(XS/4WD)。
S-エネチャージは、減速時に発電した電力を蓄え、発進・加速時にモーターでエンジンをアシストする機構。従来は最長6秒間だったモーターアシストを最長30秒間に拡大し、対応する速度域も従来の15km/h~85km/hから発進後~85km/hに広げることでモーターアシストの頻度を高めている。さらに燃焼効率を高めるなど改良を施した0.66L 直3 DOHCの自然吸気エンジンと組み合わせることで、燃費を改善。JC08モード燃費は、スペーシアのFFモデルで32.0km/Lとクラストップレベルを記録している。
安全装備では、軽自動車としてはじめて2台のカメラで前方の車両は歩行者を検知するステレオカメラ式の衝突被害軽減システムを採用。「デュアルカメラブレーキサポート」のほか、衝突回避・被害軽減ブレーキシステム、誤発進抑制機能、車線逸脱警報機能などをセットにして、全車にオプションで設定した。
スペーシアの「X」とスペーシア カスタムの「XS」には、プレミアムUV&IRカットフロントドアガラス、微粒子イオンを放出する「ナノイー」搭載のフルオートエアコンなどを標準で装備。自車を真上から見下ろしたような映像で周囲の状況を確認できる「全方位モニター」は、ナビゲーションとセットでオプション設定される。
なお、S-エネチャージを搭載した両モデルのターボモデルは、2015年8月に発売予定。
ステレオカメラ式の衝突被害軽減システムは、車両のみならず歩行者も検知する。