スマート ワンウェイ カーシェアリング（愛称：smaco）のサービス延長

　メルセデス・ベンツ日本とレンタカー事業やカーシェアリング事業を展開するオリックス自動車、パーキング事業を行うアマノの3社が展開するカーシェアリングサービス「スマート ワンウェイ カーシェアリング（愛称：smaco）」の提供期間を6か月延長する。延長期間は、2015年4月1日から9月30日まで。サービスの延長を記念して、4月、5月の利用時に時間料金から最大1000円の割引を行う「smaco延長キャンペーン」も実施する。

　smacoは、神奈川県横浜市内で展開するワンウェイ（乗り捨て）方式のカーシェアリングサービス。メルセデス・ベンツのマイクロコンパクトカー「スマート電気自動車」を20台導入し、アマノグループが管理する横浜市内8か所の駐車場を拠点に、オリックス自動車がカーシェアリングサービスを提供している。2014年9月1日から2015年3月31日までの7か月間の予定で運用されていた。

　センター南、新横浜、日吉本町、元町中華街、みなとみらい、あざみ野、たまプラーザ駅前、横浜鶴屋町第1の横浜市内広域8か所で展開したところ、中部および南部エリアにおけるワンウェイ利用のニーズが高かった。4月1日からは、ステーションの一部を移動、増設し、稼働率の高いエリアでサービスを提供しながらニーズをさらに検証していく。ステーションはセンター南、新横浜、日吉本町、元町中華街、みなとみらいの稼働を継続し、石川町、南幸、反町、大倉山駅前に新設。横浜市内中南部の9か所で展開する。あざみ野、たまプラーザ駅前、横浜鶴屋町第1の3か所は3月末で終了する。

　また、料金設定も見直しを図る。短時間利用を想定した15分ごと200円～の設定に、長時間利用料を追加。「6時間パック（3500円）」と「夜間パック（2500円）」を設定して利便性を向上させるとともに、ワンウェイでの長時間利用のニーズや課題を探っていく。

　ワンウェイ方式のカーシェアリングの普及が進むことで、公共交通機関とカーシェアリングを組み合わせる「パーク＆レールライド」の利便性を向上させ、渋滞緩和やCO2排出量削減などが期待できる。smacoは、横浜市の「横浜・低炭素交通プロモーション」にも選定されている。