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更新日:2018.08.28 / 掲載日:2017.05.25
フィアット、5ドアモデル「フィアット 500L」がビッグマイナーチェンジに
ビッグマイナーチェンジを受けた5ドアモデル「フィアット 500L」
伊フィアットは、日本では未導入の5ドアモデル「フィアット 500L」を本国でビッグマイナーチェンジした。フィアット 500Lは、フィアット 500(チンクエチェント)の5ドア版にあたるモデル。日本では導入されていないこの魅力的なモデルが本国イタリアでは、ビッグマイナーチェンジを受けた。
500Lは、2012年に500の“Lサイズ版”として発表された派生モデル。標準となる500を比較して、全長が約600mm長くなっている。プラットフォームは、日本でも発売されている「500X」と共通のものを採用する。今回のビッグマイナーチェンジによって、部品の約40%が新しくなっている。
今回のビッグマイナーチェンジによって、部品の約40%が新しくなっている
プラットフォームは、日本でも発売されている「500X」と共通のものを採用
エクステリアでの変更点は、ヘッドライトのデザインをリニューアルしたほか、LEDドライビングライトが追加されている。グリルのデザインも新しいものに変更となっている。今回の変更は、2016年1月に行われた500のマイナーチェンジを受けてのもので、500シリーズにおいて統一感を持たせているようだ。リア周りでは、バックライトとリアフォグを兼ねたランプがバンパー下部に配置された。そのほか、クロームのインサートが追加され、新鮮なイメージに仕上げている。
リア周りでは、バックライトとリアフォグを兼ねたランプがバンパー下部に配置された
モデルラインナップは、「Cross(クロス)」、「Urban(アーバン)」、「Wagon(ワゴン)」の3タイプを用意。「クロス」は、車体を保護するスキッドプレート付き専用バンパーのほか、25mm高められた車高などにより、クロスオーバー風にアレンジされている。「アーバン」は、標準的な仕様になるモデル。ニーズに合わせて装備レベルが異なる「Popstar」や「Lounge」のほか、廉価版の「Business」などの豊富なバリエーションを用意している。「ワゴン」は、これまで「500L リビング」と呼ばれていたモデルで、全長が4.38mと他モデルよりも長く、3列シート車が用意されているのが特徴と言える。