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更新日:2018.11.10 / 掲載日:2017.03.23
ポルシェ、最高出力500psの「ポルシェ911 GT3」世界初公開
ジュネーヴモーターショーで世界初公開された「ポルシェ911 GT」
ポルシェは、ジュネーヴモーターショーで世界初公開した「ポルシェ911 GT3」の受注予約を4月6日より開始する。最新型「911 GT3」に搭載される4リッター水平対向6気筒エンジンは、最高出力500ps(368kW)を誇る自然吸気ユニットで、レーシングカーである「911 GT3カップ」のエンジンがほとんど仕様変更されることなく採用されており、排気量が3.8リッターから4.0リッターに拡大され、最高出力は475ps/8,250rpmから500ps/8,250rpmに、最大トルクも440Nm/6,250rpmから460Nm/6,000rpmに向上した。
トランスミッションは従来のデュアルクラッチ式7段PDKに加え、6段MTが新たに用意、前前期モデルから廃止されていたマニュアルトランスミッションが復活したかたちとなる。7段PDKを組み合わせた場合の動力性能は、0-100km/h加速タイムが3.4秒で、最高速度は318km/h。6段MTを組み合わせた場合では、0-100km/hが3.9秒、最高速度は320km/hとなっている。
直径360mmのGTスポーツステアリングホイール
インテリアでは「918スパイダー」に由来する直径360mmのGTスポーツステアリングホイールやシートを採用。さらに運転席と助手席の両方にサイドサポートが強化された「スポーツシート プラス」を装備。高さとバックレストの調整は電動だが、前後スライドは手動となる。さらにオプションとして全てのシート機能が電動となる「アダプティブ スポーツシート プラス」や、内蔵式胸部エアバックおよび手動式前後調節機能を備えた「スポーツバケットシート」、そして軽量なCFRP製フルバケットシートも用意されている。
そのほか、センターコンソールに備わるインフォメントシステムである”ポルシェコミュニケーションマネージメントシステム(PCM)”は、”コネクトプラスモジュール”と”トラックプレシジョンアプリ”が搭載されており、詳細なドライビングデータの表示や分析がスマートフォン上でも可能となる。
カーボン製のリアウイングなどを装備
ボディーサイズは全長4562×全幅1852×全高1271mmで、ホイールベースは2457mm。シャシーは、向上したドライビングダイナミクスに合わせて最適化されており「911カレラS」より車高が25mm低く設定されている。エクステリアは、空力性能を重視したデザインとなっており、新意匠のフロントエンドとフロントスポイラー、新しいリアディフューザー、カーボン製のリアウイングなどを採用。
メーカー希望小売価格は、7段PDK仕様車が2115万円(税込)