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更新日:2018.11.19 / 掲載日:2017.02.22
美しきSUV メルセデス・ベンツGLCクーペ誕生
文●ユニット・コンパス 写真●川崎泰輝
メルセデス・ベンツ日本は2017年2月22日(水)、六本木のメルセデス・ベンツコネクションにて新型ミドルサイズSUV GLCクーペを発表。合わせてGLCについても待望のディーゼルモデルを追加するなどラインアップを強化した。
GLCクーペは、2016年2月に日本で発売開始したGLCのバリエーションモデルで、全長4735mmx全幅1890mmx全高1605mm(200クーペ)と、GLCに対してより長く、幅広く、低いプロポーションを持ち、なだらかに傾斜していく伸びやかで優雅なルーフラインが特徴となる。
GLCクーペの価格は627万円から910万円。
発表会では、メルセデスベンツ日本 代表取締役社長兼CEOの上野金太郎氏が登壇しGLCクーペ及びGLCについて次のように語った。
「メルセデスは2016年、ブランドとしても、過去最高の販売台数を達成しました。そのなかでもGLCは、Cクラスに由来する先進性や高い安全性などを備え、約6割のお客様がメルセデスにとって新規客ということで大きな貢献をしました。今回GLCのラインアップを拡充することに加えて、新たなる選択肢としてGLCクーペを導入しました」
スタイリッシュでスポーティなエクステリアに、ゴルフバック3個を搭載できるラゲッジルーム
メルセデスでは、トータルパッケージに優れたGLCに対し、GLCクーペはよりデザインに対するこだわりを極めたモデルとして位置付け、デザインディテールや装備面でもGLCとの差別化を図っている。それを端的に表しているのが、フロントグリルのシングルルーバーとダイヤモンドグリル。これはメルセデスにおけるスポーティモデルの象徴となる。さらに、リヤタイヤをスポーティな幅広タイプとしたことで、ワイドなスタンスを実現。インテリアにはAMGライン仕様を全車に標準で装備している。
デザイン性を追求する一方で、GLCに匹敵する高い実用性を備えるのもポイント。後席の居住性は成人男性でもゆったりと座れるゆとりを持ち、ラゲッジスペースはGLC同様にゴルフバッグ3セットを積載可能で、クーペデザインによりGLCよりも広い床面積を実現している。
さらに、ステアリングアシスト付きのレーダーセーフティパッケージ、配光モードを自動で切り替えるLEDインテリジェントライトシステム、注意力の低下をドライバーに伝えるアテンションアシスト、「トップビュー」機能付きの360°カメラシステムなど安全装備も充実。
嗜好性の強いクーペモデルでありながら、GLCと同様にパワートレーンや装備の異なる仕様を多数用意しているのも特徴で、2輪駆動により魅力的な価格を実現させた「200」、ディーゼルエンジンの「220d 4マチック スポーツ」、4輪駆動+PHEVの「350 e 4マチック スポーツ」、367馬力のV6エンジンを搭載する「メルセデスAMG 43 4マチック」などで、幅広いユーザーのニーズに対応する。セグメント最多となる9速トランスミッションの「9Gトロニック」を採用することも自慢だ。
また、GLCについては、2WDモデルの「200」とディーゼル仕様の「220d 4マチック」が追加されたのが主なニュース。とくにディーゼルモデルについては、従来の「250 4マチック」の装備内容と価格はそのままとなっており、GLCの新たなメインモデルと期待される。「250 4マチック」については、エアサスペンションとウッドトリムの追加、ヘッドアップディスプレイの復活など装備面でのボリュームアップが行われた。
なお、発表会ではメルセデス・ベンツ コネクション第5弾の取り組みについても紹介された。
「メルセデス・ベンツ コネクションは、クルマを売らないショールームとして大変高い評価をいただいています。隣接するネクストドアでは、ブランドをより身近に感じていただくために、様々なイベントを実施させてきました。これまでに250万人以上の来場者があり、その6割が女性でした。メルセデスでは今年『SHE’S MERCEDES』という、より女性に楽しんでいただくための取り組みを行なっておりまして、今回のポーラ様とのコラボレーション『POLA TALKER’S TABLE』もその一環となります。こちらはネクストドアにて、2月23日から5月21日までの3ヶ月間期間限定で開催させていただきます」とメルセデスの上野氏。
発表会に参加した株式会社ポーラ 代表取締役社長の横手喜一氏は、コラボレーションについて次のように説明した。
「ポーラは今年で88周年、一貫して女性の美しさを追求してきました。アンチエイジングの商品に力を入れており、特にポーラ最高峰のシリーズ『BA』は非常に高い評価を受けております。メルセデス・ベンツ様とは異業種ではありますが、これからの女性を応援したいという思いが共鳴しまして、今回コラボレーションさせていただくことになりました。コラボレーションスローガンは『ビューティーナビゲーション』です」
株式会社ポーラ代表取締役社長 横手喜一氏。
今回発表されたコラボレーションは以下の3つ。
1:ネクストドアで実施する「POLA TALKER’S TABLE」
2:全国の販売店130店舗でビューティ体験のご提供
3:コラボ商品の開発
ネクストドアで実施される「POLA TALKER’S TABLE」では、「知的な大人の井戸端会議」をコンセプトに約40のプログラムを企画。20人から30人の少人数で開催し、子育て、ビューティなど、様々な共感を得られる内容になるとのこと。参加費は無料。また、併設されるカフェでは肌に優しい特別メニューのランチも提供する。
左からポーラ横手社長、ポーラ渡邉部長、MBJ上野社長。