カーライフ
更新日:2016.11.25 / 掲載日:2016.11.22

ウォータースポットとイオンデポジットの違いとは

ウォータースポットとイオンデポジットの違いとは

goo-net編集チーム

皆さんはウォータースポット、あるいは、
イオンデポジットという言葉を聞いたことがあるでしょうか。

聞き慣れない言葉かもしれませんが、
これは車のボディ塗装面に起きる厄介な現象のことを言います。

ここでは、ウォータースポットとイオンデポジットについて、
その違いや原因など詳しく説明します。

ウォータースポット、イオンデポジットとは?

ウォータースポットとは、降雨の後や洗車の後に残った水滴が太陽の光を浴びて、
水滴がレンズの代わりとなって水玉の箇所だけが高温になり、塗装面が焼けてしまう現象です。

中には酸性雨によって塗装が酸化することで、
月のクレーターのように凸凹なってしまう場合もあります。

イオンデポジットとは、降雨後や洗車後にできる、斑点や白く残る跡のことを言います。

洗車の時に使用する水道水には、いろいろなミネラル成分が含まれます。
水滴はやがて蒸発していきますが、残ったミネラルの成分が白く跡となります。
それが繰り返されて堆積していくと、熱によってさらに硬さが増していき、取れにくくなります。

ウォータースポットとイオンデポジットに違いはあるの?

ウォータースポットとイオンデポジットの違いについては実際の見分け方は難しく、
明確に違いが定義されているわけでもありません。

あえて定義するならば、ウォータースポットはその呼び名のとおり、
車のボディ塗装面にある水滴が、太陽光線のレンズ効果によって水の跡が焼き付き、
定着することと言えます。

イオンデポジットとは、ボディの塗装面の汚れや雨に含まれている汚れなどが付着して、
水分の固着によって固まり、降雨や洗車をするたびに固まって堆積していってしまうものです。
その部分は紫外線などで化学反応を起こして白くなり、硬化してこびりついてしまいます。

ウォータースポット、イオンデポジットともにボディ表面の温度が上昇しやすい夏場や、
黒や濃紺などの濃色系のボディカラーの車に起きやすい現象だと言えます。

落とし方や対策に違いはあるの?

ウォータースポット、イオンデポジットの落とし方や対策などにはこれといった違いはありません。

ほとんどの洗車専門店でも、ウォータースポットやイオンデポジットをひと括りにしていて、
落とし方や対策には大きな差異はありません。

ウォータースポット、イオンデポジットの除去方法は、
ウォータースポット、イオンデポジットの除去剤による分解除去が挙げられます。

あまり傷んだ状態でなければ、除去剤のみで対応できますので、
ボディをこすらず、塗装面を傷つけずに処理を行えます。

軽度の状態であれば除去剤だけで済ますことができますが、
状態が進行してしまっている場合には、除去剤の繰り返しの後に、
ポリッシングリキッドで磨くことになります。

他には細かなコンパウンドや研磨剤入りのワックスで磨く方法もあります。

状態がひどくないかぎり、除去剤とポリッシングリキッドで修復することができます。

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グーネットマガジン編集部

ライタープロフィール

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
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また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

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