中古車[2016.11.18 UP]

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安心カーライフを送るための「納得」中古車選び

クルマというのは非常に複雑な機械だけに、多くの人にとって、購入前にイメージしていたものと、購入後に付き合ってみた実際の印象は異なることが多い。今回の企画はできるだけ購入後の満足度を高めるためのクルマ選びだ。
各ポイントを押さえて納得の1台を手に入れてほしい

購入後の満足を高めるためポイントを押さえて選ぶ!
クルマは非常に高額な商品だ。それゆえどんなクルマであろうと、一般的な人にとっては失敗したくない買い物だ。
さらに機能も多岐に渡る。走行性能、居住性、積載性、燃費、室内装備の使い勝手など、白モノ家電などに比べるとチェックするポイントが多いこともクルマ選びを複雑にする要因だろう。ましてや中古車の場合、前使用者の状況が違うのだから、1台として同じクルマがない。
それだけにクルマ選びに不安を抱える人は多い。ほとんどの人が、大金をはたいて買うのだから、購入後にそれだけの満足が得られるのか?中古車の程度は問題ないのか?といった思いをもってクルマ選びを行うことだろう。
今回は、そんな不安を少しでも解消し、購入後に安心のカーライフを送るためにはどう選べばいいのかを指南したい。気になるクルマのコンディションや装着された装備といった品質の見極め方、同じ車種でも幅のある価格の考え方、そして購入するショップとの付き合い方まで、中古車選びの際に知っておいて損はない情報をまとめた。しっかりチェックして愛車を見つけてほしい!

品質
品質

中古車を選択する際、重要なのは品質。中古車は前オーナー次第でコンディションが大きく異なる上に、メーカーオプションなどの装備が好みで選択できるわけではなく「現車」の状態で買うしかない。見極めが大切だ。

価格
価格

狙う車種が決まると、予算との兼ね合いのなかで1台を選ぶことになる。当然中古車は価格もさまざま。当然安いほうが嬉しいが、中古車の価格は「根拠」があって付けられている。ツボを押さえて最適な1台を選びたい。

店舗
店舗

中古車店は千差万別。特徴が異なるので、大切なのは自分に合ったお店を選ぶことだ。走りにこだわる人ならば店頭での車両のチェック、試乗などが重要だろうし、購入後のメンテが任せられるお店がいいひともいるだろう。

品質「装備編」
運転に自信のある人でも重宝する

装備編

安全装備を抜きに語れない中古車選びの時代に突入!
これまでの中古車選びのポイントは信頼できるお店選び、保証内容、程度、走行距離など。しかしこれからはその常識が一変する。そう、中古車も「安全装備」を重視して選ぶ時代に突入しているのだ。
まずは自動ブレーキを含む先進安全装備アイサイトを多くの車種に搭載するスバルが、16年1月に発表したアイサイト搭載車の事故件数に注目。なんと搭載車は非搭載車の約6割減(自動車事故総合分析センターのデータを元に算出)。合わせて予防安全性能でも最高ランクを獲得しているのだから、装備が実際の安全安心に直結していることがわかる。
国産車の自動ブレーキの歴史は03年のホンダ・インスパイアに搭載した衝突被害軽減ブレーキのCMBSから始まり、大きく普及させたのが前記の10年にレガシィに搭載したスバル・アイサイトver.2。今では手頃な価格となり、軽自動車にも装備されるのだから、中古車を買う上でも、とくに長く乗るつもりなら必須の装備なのだ。日本政府も交通事故死者数を減らす目的で、自動ブレーキの義務化(補助制度含む)を検討しているぐらいなのである。
さて、自動車の安全テクノロジーは大きく分けて事故を未然に防ぐ『アクティブセーフティ』(衝突軽減自動ブレーキ、ACC=アダプティブクルーズコントロール、車線維持&逸脱防止支援システム、誤発進抑制装置など。つまり自動運転技術の一部)と、万一の事故の際、人への傷害を最小限に抑える『パッシブセーフティ』(衝突安全&歩行者保護ボディ、エアバッグ、シートベルト、アクティブヘッドレスト、チャイルドシートなど)がある。
最近のクルマには後者のパッシブセーフティの多くを搭載装備しているが、前車のアクティブセーフティについてはメーカー、車種、年式によってまちまち。これから中古車を選ぶ際は年式、世代が新しく、やや高価になっても、そうした安全装備が搭載、充実しているクルマを選ぶべきだ。ドライバー自身はもちろん、家族の安全、安心のためでもある。
実際、ボクもこれまで自動ブレーキ、車線変更時の後方確認をアシストしてくれるブラインドスポットモニターに何度助けられたことか。

さらに完全停止まで行う先行車追従型のアダプティブクルーズコントロールは高速走行中もさることながら、両足がペダル操作から解放されるため、渋滞時の肉体的精神的な疲労、ストレス軽減に大きく役立ち、結果的に安全運転につながることを身をもって経験している。
もちろん、自動ブレーキはあくまで万一のためのもの。安全運転に徹し、一生使わずに済むドライバーもいるだろう。では、日々運転が得意でない人にも役立つ安全装備には何があるだろうか。そのひとつがモニター類。バックで駐車する際、クルマをぶつけずに済むだけでなく、歩行者などの発見にも役立ち、物損、人身事故防止に効果絶大なのだ。
車体前後左右4つのカメラにより上空からクルマを見下ろしたかのような継ぎ目のない映像を表示するパノラミック/アラウンドビューモニターは、車両周辺360度の障害物、人、動物などを確認でき、とくに小さい子供がいる家、ペットとドライブする機会がある家には備えあって憂いなしの装備と言える。
最後に、これまであまり語られなかったパッシブセーフティについて。運転者の疲労が事故の一因といわれるが、運転中に知らず知らず疲れる要因がシートの振動。ブルブル、ビリビリしていると自然に疲労が蓄積される。ミニバンの2列目席ロングスライド車によくある話だが(シート重量とレール取付部剛性による)、運転席であると深刻だ。購入時、シートを横からドーンと叩き、目で見えるほどブルブル振動するなら避けるか、シート取り付け部の増し締め整備を検討すべきだろう。
とにかくこれからの中古車選びは先進安全装備に注目(一部スポーツカーは例外。車高が低いとカメラ、センサーが上手く働かない)。少し安いからといって希望同車種で装着車があるのに非装着車を購入すると後悔必至。時代に取り残される。

装備Check1「自動ブレーキ」

自動ブレーキ

安全運転をサポートしてくれる自動ブレーキはとても頼もしいシステムだが、導入されてからまだ間もないだけに、搭載車を選ぶ際は少し注意が必要。2003年にホンダがインスパイアに搭載したCMBSなど、初期の自動ブレーキはリフレクターが発するレーダーで障害物を感知するため、レーダー波を反射しないものは検知できなかった。近年はレーダーよりも精度が高いカメラやレーダーとカメラの双方を採用した車種も増え、より検知範囲の広いシステムとなった。

スバル レヴォーグ
スバル レヴォーグ 中古車価格帯:212.9〜316.6万円 中古車価格帯:212.9〜316.6万円

自動ブレーキの代表格はスバルのアイサイト。装着率は高くレヴォーグやWRX S4はほぼ全車に装備される。

中古車市場でのスバル車アイサイト搭載比率

車種 割合
インプレッサスポーツ 46.9%
XVハイブリッド 88.5%
レヴォーグ 100.0%
WRX(S4) 100.0%

装備Check2「モニター」

モニター

クルマの周囲をカメラで映し、車内のディスプレイに表示する各種カメラ。とくに後退時に安心と安全を与えるバックビューカメラは、運転に自信のあるベテランでも重宝する。さらに最近では狭い道でのすれ違いで有用な左側のサイドビュー、真上から自車を見下ろしたような360度ビューのシステムもある。360度ビューの代表格は日産のアラウンドビューモニターで、デイズ(X系とG系)やデイズルークス(X系とターボ)という軽自動車にも標準装備される。

日産 デイズ/日産 デイズルークス

日産 デイズ 中古車価格帯:75.9〜127.8万円 中古車価格帯:75.9〜127.8万円

日産 デイズルークス 中古車価格帯:89.4〜168.5万円 中古車価格帯:89.4〜168.5万円

装備Check3「エアバッグ」

エアバッグ

もし事故が起きたとき、乗員の被害を軽減する装備がエアバッグ。もはや今ドキ付いていないクルマを探すほうが難しいというほど普及した装備だ。ただしひとくちにエアバッグといっても、サイドを保護するカーテンエアバッグや足もとを守るものまで、さまざまな種類がある。ポイントとしては、基本的には付いていてマイナスになる装備ではないので、同じ車種で有無があるなら装備車両を選んだほうがいいだろう。グーネットでも装着車を条件選択できる。

装備Check4「衝突安全ボディ」

衝突安全ボディ

今ドキのクルマでは当たり前の衝突安全ボディ。これは、障害物や他の自動車と衝突した際に、クラッシャブルゾーンと呼ばれるエリアが潰れて衝撃を吸収したり、キャビンスペースが強固で乗員が生存できるスペースが確保されるなど、安全性を追求したボディだ。トヨタはこれをGOAと名付け、1996年のスターレット以降のクルマに順次採用。日産はゾーンボディ、ホンダはG-CONなどの名称で追随、ダイハツのTAFなど軽自動車にも採用されている。

家族で共用する人はとくに重要!!

家族で共用する人はとくに重要!!

奥さんや子供など家族で1台のクルマを共用するなら、安全装備はとくに重要。いざというときの事故を回避したり軽減できる装備があれば安心感は高まる。

※すべての価格は参考価格です。
※中古車市場データはグーネット10月調べ

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