クルマのお役立ち情報[2016.12.01 UP]

中古車でねらうべきはどのEクラス?

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自動車としての耐久性が高く、たとえ旧世代となっても中古車市場では現役のEクラス。新型が登場し、W 124から先代のW 212まで比較的リーズナブルにねらえるようになった。ここでは世代別の魅力と中古車動向を掘り下げてみたい。

文と写真●GooWORLD

ブランドの代表だけにどの世代も個性派ぞろい

 メルセデスの中核であるEクラスは、サイズや設定価格のバランスがよいだけでなく、高級車に欠かせないステータスも我々に与えてくれる。そんな“E”を買うことは、「ベンツを買う」とほぼ同義なのかもしれない。そう断言したくなるほど、Eクラスにはメルセデスが歩んできた100年以上に及ぶ歴史的重みと、彼らが培った知見が凝縮されている。

 先日新型が登場し、先代以前のユーズドは手を出しやすくなっている。この記事を読んでいただければわかると思うが、Eクラスは夢に想うクルマではなく、現実に所有できる価格帯と維持費だということをぜひ知ってほしい。正規販売店の増加、信頼性の向上などで、たとえ初メルセデスがEだとしてもなんら問題はないのだ。ではどの世代が買いなのか?それを後の各項目でじっくり紹介していきたい。

BUYER'S PLAN 1 W 212/S 212
新型登場で本格的な“買い時”が到来!

MERCEDES-BENZ E-Class/2009-2016/

まだまだ現役感がある先代Eクラスの完成度

 先代W 212が登場したのは2009年。丸型のヘッドライトは角ばり、全体的に直線的になったのが外観上の見どころ。つまり、ご先祖様とよく似た子孫が生まれたというわけだ。しかしながらメカニズムにおいては、ブルーエフィシェンシー技術を盛り込んで燃費を一段と高めたほか、走行状況に応じてサスの減衰力を変える「セレクティブダンピング」をグレードにより採用するなど、近代のサルーンに相応しい内容となった。外観をはじめ大刷新の後期型は、新世代ガソリンエンジン、クリーンディーゼル、ハイブリッドなどが追加されたことも注目したい。

後 期

MERCEDES-BENZ E-Class 後期
フルチェンジ並みの改良が施された後期

 先代(W 212)は、2013年5月に大掛かりな改良を行って後期型となった。大きな変更点は、外観デザイン。W 210からEクラスの特徴だった独立4灯式のヘッドライトが廃止され、新世代フェイスを意識したスタイルに。当初は新世代2L 4気筒、3.5L V6、3Lディーゼルが搭載されたことも話題となった。中古車は値下がりし、現在は300万円台の物件も流通している。まだ新鮮さが残る後期型は、質を重視するなら第一選択肢となるはず。

MERCEDES-BENZ E-Class 後期

MERCEDES-BENZ E-Class 後期

2013年式 メルセデス・ベンツ E 400 ハイブリッド アバンギャルド(7速AT)

全長×全幅×全高 4880×1855×1455mm
ホイールベース 2875mm
エンジン V6DOHC+モーター
総排気量 3497cc
最高出力 306ps/6500rpm
最大トルク 37.7kg m/3500-5250rpm
サスペンション前 3リンク
サスペンション後 マルチリンク
ブレーキ前後 Vディスク
タイヤサイズ前・後 245/40R18・265/35R18
中古車参考価格帯 340万〜570万円(13年〜16年※セダン。AMGを除く)

前 期

MERCEDES-BENZ E-Class 前期
クオリティアップがめざましい前期モデル

 2009年に登場したW 212は、従来からさらなる飛躍を遂げたモデル。静粛性、安全性、さらにはシャープなデザインの視覚的インパクトが強く、歴代Eクラスのなかでもとりわけスポーティな印象を与えてくれる。そんなW212の前期型は、100万円台の低予算からねらえるのが魅力。1.8Lターボなら維持費の負担も少なくなる。

MERCEDES-BENZ E-Class 前期

MERCEDES-BENZ E-Class 前期

2009年式 メルセデス・ベンツ E 350アバンギャルド(7速AT)

全長×全幅×全高 4870×1855×1455mm
ホイールベース 2875mm
エンジン V6DOHC
総排気量 3497cc
最高出力 272ps/6000rpm
最大トルク 35.7kg m/2400-5000rpm
サスペンション前 3リンク
サスペンション後 マルチリンク
ブレーキ前後 Vディスク
タイヤサイズ前後 245/45R17
中古車参考価格帯 160万〜350万円(09年〜13年 ※セダン。AMGを除く)

POINT OF VIEW

1.ねらうは前期か?後期か?

 歴代Eクラスのなかでも前期と後期でデザインが大きく異なるW 212。後期はエンジンが一新されたほか、安全運転支援システム「レーダーセーフティパッケージ」が全車標準装備となるなど、内容のアップグレードは著しい。ただし中古車相場も相応に前期よりグッと高くなる。コスト重視なら前期、内容重視なら後期を。

ねらうは前期か?後期か?

ねらうは前期か?後期か?

2.ディーゼルのお得度は?

 W 212には、大別すると2010年に設定された3L V6「E 350 ブルーテック」と、2015年に登場した2.2L次世代4気筒「E 220 ブルーテック」の2タイプのクリーンディーゼルが存在する。ただし後者の中古車はほとんど流通しておらず、ねらうべくは必然的に前者。ただし物件は少なく、価格帯も高めなのでお得感は少ない。

中古車参考価格帯 220万〜520万円(10年〜16年※セダン。AMGを除く)

ディーゼルのお得度は?

ディーゼルのお得度は?

3.ワゴンという選択は?

 Eクラスにはワゴン(S 212)というもうひとつの選択肢がある。パーソナル性の強いセダンもよいが、家族持ちのユーザーやレジャーの機会が多いひとにはこちらがお薦め。走りの性能がセダンとほとんど同じなのも魅力である。中古車の物件が多くて選びやすい状況ではあるが、お値段はセダンよりもちょっと高めである。

中古車参考価格帯 220万〜600万円(10年〜16年※ワゴン。AMGを除く)

ワゴンという選択は?

ワゴンという選択は?

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