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更新日:2018.10.11 / 掲載日:2015.10.29
【フォード】「エクスプローラー」、大幅改良し10月31日に発売【価格・デザイン】
ユニット・コンパス/Goo-net編集部
フォードのミッドサイズSUV「エクスプローラー」が大幅な改良を受け、10月31日に発売される。内外装を刷新、一部モデルのパワートレインを変更している。当面のラインナップは、2.3L EcoBoostエンジンを搭載するFF仕様の「XLT EcoBoost」と、3.5L V6エンジンを搭載する4WD仕様の「XLT」および「LIMITED」の3モデルで展開し、2016年に3.5L V6 DOHC直噴ターボエンジンを搭載する4WDモデル「Titanium」を追加する予定。全車6速AT搭載の7人乗りで、左ハンドル仕様のみ。価格は、XLT EcoBoostおよびXLTが489万円、LIMITEDが575万円、Titaniumは未発表。
エクステリアは「Rugged(ラギッド/力強さ)」をキーワードにデザインを刷新した。フロントバンパー、フロントグリル、ヘッドライト、ボンネット、フロントフェンダーまでフロントマスクを全面的に変更。バンパー下部にはスキッドプレートを配した。ヘッドライトにはLEDを新たに採用し、LEDに不可欠なヒートシンクもデザインの一部に採り入れている。フロントフォグランプのフレーム内に設けたエアインテークからボディ側面に空気を流すエアロカーテンを新採用し、新デザインのローハイト・ルーフレール、リアスポイラーの改良などにより、空力性能も向上した。
インテリアは、質感と機能性、快適性を向上させている。シート表皮は、XLTがファブリック、その他3モデルは本革で、Titaniumにはキルティング風ステッチを施したニルヴァーナレザー・シートを採用。新開発のドアシールの採用により静粛性を高めたほか、LIMITEDとTitaniumにはフロントシートにマッサージシート、2列目にシートヒーターを装備する。
パワートレインは、XLT EcoBoostに搭載されるエンジンを従来の2.0L EcoBoostから2.3L EcoBoostに変更した。新設計の2.3L 直4 DOHC 直噴ターボエンジンで、最高出力は従来比約7%アップの261ps/5500rpm、最大トルクは従来比約15%アップの42.8kg-m/3000rpmを発生させながら、燃費は約5%向上。トランスミッションは全モデル共通のマニュアルモード付きの6速ATで、パドルシフトを新たに採用している。2016年に発売されるTitaniumには、最高出力370ps/5500rpm、最大トルク48.3kg-m/3500rpmの性能を発揮するV6 3.5L EcoBoostエンジンを搭載する。
安全面では、エンジン出力やブレーキなど複数の制御システムを複合的にコントロールする「RSC(Roll Stability Control:ロール・スタビリティ・コントロール)付きアドバンストラック」、カーブでの安定した走行をサポートする「カーブコントロール」、各種センサーで状況を判断し7つのエアバッグを適切に作動させる「パーソナル・セーフティ・システム」など従来から搭載されている安全装備に加え、先進技術を標準化。走行中に後側方の死角の車両の存在を知らせたり、後退時に左右から近づいてくる車両を検知して警告したりする「BLIS(Blind Spot Information System:ブラインドスポット・インフォメーション・システム)with CTA(Cross Traffic Alert:クロス・トラフィック・アラート)」、上り坂での発進をサポートする「ヒルスタートアシスト」、タイヤ空気圧モニターも全車標準装備とした。
快適装備として、スマートエントリーシステム、ウォッシャー機能付きリアビューカメラを全車に標準装備。LIMITEDとTitaniumには、リアバンパーの下で足先を動かすだけでテールゲートを開閉できる「ハンズフリー・パワーリフトゲート」、車体の前後を見渡せる「180°スプリットビュー・フロントカメラ&リアビューカメラ」を搭載する。また、Titaniumには、新開発のサウンドシステムを採用する。