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更新日:2018.11.07 / 掲載日:2015.10.22

【三菱自動車】「eK」シリーズ、大幅改良

02-01Custam T Fr

ユニット・コンパス/Goo-net編集部

 スズキの軽トールワゴン「eKワゴン」と「eK カスタム」がビッグマイナーチェンジを受け、10月22日に発売された。内外装のデザイン変更、燃費改善、機能装備の充実化などが図られたほか、グレード展開も見直され、従来はeK カスタムにのみ設定されていたターボ車がeK ワゴンにも追加された。トランスミッションは全車CVT、駆動方式はFFと4WDの2種類。価格帯は、eK ワゴンが108万円(E/NAエンジン/FF)~158万6520円(T Safety Package/ターボエンジン/4WD)、eK カスタムが134万5680円(M/NA(自然吸気)エンジン/FF)~170万7480円(T Safety Package/ターボエンジン/4WD)。

 エクステリアデザインは、フロントフェイスを中心に変更が施された。eKワゴンはフロントバンパーの形状を変更しながらアッパーグリルの幅を上下に広げることでスポーティな印象を強めたほか、ボディカラーに「ポピーレッドメタリック」、「ウォーターブルーメタリック」、「シトラスイエローソリッド」を新設定して全9色展開とした。

 eKカスタムは、フロント部に「ダイナミックシールド」を採用。「人とクルマを守る」機能を表現した三菱自動車の新しいデザインコンセプトで、バンパーのセンターはグロスブラック仕上げ、バンパー左右下部にはクロームメッキで縁取ったLEDイルミネーションを装備している。また、ターボエンジンを搭載した「T Safety Package」には、ダークグレーペイントと光輝切削加工を施した15インチアルミホイールを架装した。

 eK ワゴン、eK カスタムの全車にLEDのリアコンビネーションランプを標準装備。eK ワゴンの「E」およびeK カスタムのT Safety Packageを除く全車に、8スポークの14インチアルミホイールを採用している。

 インテリアの質感も高められた。eK ワゴンでは、シート表皮にアーガイル柄のスエード調トリコット生地を採用し、ブラウンとアイボリーの2トーンで明るい室内を演出。eK カスタムは、パワーウィンドウスイッチパネルにメッキ調のラインモール加飾を追加したほか、T Safety Packageには一部ピアノブラック仕上げのステアリングホイールを採用している。

 燃費性能も全車で改善された。NAエンジン搭載車は、電子制御サーモスタッドを採用しCVT制御を見直すことで、eK ワゴンのEを除くFF車でJC08モード燃費を従来モデルから0.4km/L向上させ、30.4km/Lとした。4WD車には、約13km/h以下の減速時からエンジンを停止する「コーストストップ」機能付きのアイドリングストップシステムと、減速時の回生エネルギーで発電した電力をニッケル水素電池に貯えてオーディオや空調システムなどの電装品に供給する「アシストバッテリー」を新に採用し、26.6km/L(+0.6km/L)となった。ターボエンジン搭載車にも、コーストストップ機能付きのアイドリングストップシステムとアシストバッテリーを新採用し、FF車で26.2km/L(+2.8km/L)、4WD車で25.0km/L(+2.4km/L)に改善している。

 安全装備では、上級グレードの「G Safety Package」とT Safety Packageに、衝突回避・被害軽減ブレーキシステムや誤発進抑制機能のほか、自車を真上から見下ろしたような映像で周囲の状況を確認できる「マルチアラウンドモニター(バードアイビュー機能付き)」を標準装備。夜間走行時に先行車両や対向車を検知しハイビームとロービームを自動で切り替える「オートマチックハイビーム」も軽自動車として初めて搭載した。

 なお、三菱自動車のekシリーズは、日産自動車と三菱自動車工業の合弁会社NMKVが開発したモデル。日産「デイズ」シリーズと同一の基本構造を持っている。

  • 02-02Custam T Rr

    eKカスタム T セーフティパッケージのリヤスタイル。

  • 02-03wagon G Fr

    eKワゴン G のフロントスタイル。

  • 02-04Custam T Inpane

    eKカスタム T セーフティパッケージのインパネ。機能的かつ落ち着いた雰囲気で、質感が大幅に高められている。

  • 02-05Custam T Seat

    eKカスタム T セーフティパッケージのインテリア。全体がブラック基調でまとめられ、大人な空間を演出。

  • 02-06Wagon G Inpane

    eKワゴン G のインパネは、明るくカジュアルなイメージでファミリーユーザーからも人気を集めそうだ。

  • 02-07Wagon G Seat

    eKワゴン G のインテリア。シート表皮にはアーガイル柄のスエード調トリコット生地が使われ、洗練された2トーンでまとめられている。

  • 02-08Meter

    スピードメーターは、ゲージ部分が緻密さと質感を強調したデザインに変更されている。

  • 02-09Laser radar

    セーフティパッケージ仕様には、衝突回避・被害軽減ブレーキシステム「FCM-City」が装備される。

  • 02-10Around monitor

    「マルチアラウンドモニター(バードアイビュー機能付き)」はバックミラー上に映し出され、目線の移動も自然なタイプ。

  • 02-11Center open tray

    センターオープントレイ。便利な収納がさらに充実している。

  • 02-12Convinient fook

    便利フック。カバンからの物の出し入れがラクになる。

  • 02-13Open tray

    折りたたみ傘などを置くのに便利なオープントレー。

  • 02-14Door pocket

    ドリンクホルダーの他に、ドアポケットにはペットボトルホルダーが備わる。

  • 02-15Upper glove box

    ティッシュボックスも収まるアッパーグローブボックス。

  • 02-16Seat under tray

    シューズを収納するのに便利なシートアンダートレー。

  • 02-17Seat arrange B

    4名乗車時でもラゲッジスペースにはゆとりがある。大型のスーツケース2つがラクラク収まる。

  • 02-18Seat arrange A

    18 後席をアレンジして、使い勝手も自由自在。

  • 02-19 UTILITY

    自転車など高さのある荷物でも簡単に積むことができる。

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グーネットマガジン編集部

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
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また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
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