車種別・最新情報
更新日:2018.11.27 / 掲載日:2005.06.17
日産 キューブ&キューブキュービック 新車紹介
日産 キューブ&キューブキュービック 新車紹介
紹介
発表/2005年5月24日
文:諸星陽一 写真:犬塚直樹
■1.5Lエンジンを追加設定するとともにキュービックに4WD追加
初代キューブは先代マーチのプラットフォームを用いて平成10年にデビュー。現行のキューブは、平成14年に現行マーチのプラットフォームを用いて登場した。一方のキューブキュービックは、そのキューブのホイールベースを170mmほど延長し、3列シート化したモデルで、平成15年に登場している。
■ドライビング/ユーティリティ
今回のマイナーチェンジの最大のトピックスは、従来のCR14DEエンジンに加えて、ティーダやノートに搭載しているHR15DEエンジンを新たに採用したこと。この1.5LエンジンはCVTと組み合わされて、キューブ&キュービックのFFモデルに搭載されるとともに、4ATを組み合わせてキュービックの4WDモデルに搭載される。
従来、キュービックはFFのみの設定であったが、今回の1.5Lエンジンの追加を受けて、リヤタイヤを電気モーターで駆動するe・4WDシステムモデルが設定されている。
話を整理するとキューブ、キュービックともにFFには1.5Lと1.4Lを設定。キューブの4WDは従来どおり1.4L、キュービックの4WDは1.5Lをそれぞれ搭載。ミッションはFFの1.5LがCVTで、それ以外は4ATとなる。
エクステリアでは両車ともに、グリル、ヘッドライト、フロントウインカー、クリアランスランプ、フォグランプのフィニッシャー、フロントバンパー、リヤコンビネーションランプなどのデザインを変更。
全車が平成17年基準排出ガス75%低減レベルの認定を受けるとともに、平成22年度燃費基準(1.5Lエンジン搭載車は基準+5%)を達成し、グリーン税制の優遇対象となった。
■インテリア/エクステリア写真[1]
クラスターの形状を変更し使い勝手をアップ。新デザインのホワイトメーターを採用。写真は特別仕様のプレミアムインテリアなので、プラズマクラスター・イオンエアコンが付く。
シートにはオプションとしてはっ水加工がほどこされた、シルキースエードシートを用意。高級感とメンテナンスを両立した。
キュービックのインテリア。基本的な部分は変更を受けていない。セカンドシートはダブルフォールディングが可能。
■インテリア/エクステリア写真[2]
ティーダなどで高い評価を受けている1.5Lエンジン。キュービックに多人数が乗ったときなどに威力を発揮しそう。
e・4WDは、電気モーターで発進時などにリヤタイヤを駆動して、サポートする簡易4輪駆動。
従来のキューブ系は、独立した正方形を組み合わせたコンビランプを採用していたが、新型は一体型に変更された。
キューブ 15M(CVT)主要諸元
全長×全幅×全高 | 3730×1670×1640mm |
---|---|
ホイールベース | 2430mm |
トレッド前/後 | 1470/1465mm |
車両重量 | 1100kg |
エンジン | 直4DOHC |
総排気量 | 1498cc |
最高出力 | 109ps/6000rpm |
最大トルク | 15.1kg m/4400rpm |
10・15モード燃費 | 18.0km/L |
サスペンション前/後 | ストラット/トーションビーム |
ブレーキ前/後 | Vディスク/L&Tドラム |
タイヤ前後 | 175/65R14 |
バリエーション&価格
キューブ | キューブキュービック | |
14S | 134万1900円 | 149万9400円 |
14RS | 144万6900円 | 160万4400円 |
15M | 144万6900円 | 160万4400円 |
15RX | 155万1900円 | 170万9400円 |
14S FOUR | 153万900円 | – |
14 RS FOUR | 163万5900円 | – |
15S FOUR | – | 170万9400円 |
15RS FOUR | – | 176万1900円 |
※全国メーカー希望小売り価格。