イベント
更新日:2018.11.26 / 掲載日:2017.10.25

【東京モーターショー2017】トヨタブースは未来感溢れるコンセプトカーがいっぱい

 今年のトヨタは、次世代技術を盛り込んだコンセプトカーが目白押し。なかでも、「ショーファー(自動運転)」と「ガーディアン(高度安全運転支援)」を軸とした技術を積極的に開発している。将来必ず訪れるであろうクルマの自動運転化を見据え、前述のふたつの概念を具現化したのが「Concept-愛i」シリーズ。また、近い将来登場が予定されるプレミアムモデル「CROWN Concept」や「新型センチュリー」を展示するなど、さまざまなクルマがブースを華やかに飾っていた。プレスカンファレンスでは副社長のルロワ氏が、今回は「Start Your Impossible(不可能と思えることにチャレンジしよう)」がテーマと語り、日本企業として「Mobility for All(すべての人に移動の自由を)」の実現に向けた決意表明をしていた。

燃料電池のさらなる可能性を示した「Fine-Comfort Ride」

 低炭素社会におけるモビリティを想定した燃料電池車。すでにミライなどが市販化されているが、このモデルはさらに次の世代を担うコンセプトカーだ。電動ならではの自由なレイアウトを活かし、インホイールモーターを採用。タイヤの四隅配置やボディー下をカバーで覆うなどし、プレミアムサルーンらしい高級感、走行安定性、静粛性を実現している。JC08モードによる後続距離はおよそ1000kmだという。

人工知能を搭載して新しい時代の「愛車」を目指した「Concept-愛i」

 ドライバーの表情・動作・声色から複合的に感情や覚醒度などを推定する人工知能テクノロジーを採用したコンセプトカーが「Concept-愛i(コンセプト・アイ)」。周辺状況によりドライバーがストレス状態になると自動運転モードに切り替わる。また、ドライバーの好みに応じた話題の会話を行うなど、「人を理解する」技術を盛り込んだのが特徴。将来どのように市販化されるのか楽しみな1台だ。

人にやさしい都市モビリティ「Concept-愛i RIDE」

 「人にやさしい都市モビリティ」をコンセプトに、ユニバーサル性を重視した小型モビリティ。ガルウィングと乗降口にスライドする電動シートを採用し、車いすの方でも乗りやすい設計なのが特徴。乗車定員は2名で、EV航続距離は100-150kmとなっている。

歩行空間に馴染むコンパクトなサイズのモビリティ「Concept-愛i WALK」

 全長を人の歩幅以下、全幅を人の肩幅以下におさえ、その場で回転が可能。ステア操舵機能を採用することで、体重移動による操作を不要とし、誰でも簡単に操作ができるような仕様としたのが特徴だ。

走りの性能をさらに高めた次世代クラウン「CROWN Concept」

 「CROWN Concept(クラウン・コンセプト)」は、走行性能の追求とコネクティッド技術の進化の両輪で開発したコンセプトカー。TNGAの採用によるプラットフォームの刷新でクルマをゼロから開発するとともに、ドイツのニュルブルクリンクでの走行テストを実施することで、ハンドリングをさらに磨き上げた。

スポーツカーと環境技術を融合した1台「GR HV SPORTS concept」

 ピュアスポーツカーとして機能性を徹底的に追求すると同時に、TS050 HYBRIDをイメージさせるLEDヘッドランプやアルミホイール、リヤディフューザーを採用。センタークラスターにオートマチックのギアポジションスイッチを配置し、レーシーな雰囲気を演出している。THS-R(TOYOTA Hybrid System-Racing)」を搭載するのも特徴。

「匠の技」を伝承したフラッグシップサルーン「センチュリー」

 3代目となる新型センチュリーが発表された。V8・5.0Lハイブリッドシステムを新たに搭載し、優れた燃費性能を追求。ホイールベースの拡大・スカッフプレートとフロアの低段差化・ドアの開口高さの拡大を実施するなど、後席優先のパッケージにさらなる磨きをかけた。

FCバスのコンセプトモデル「SORA」

 燃料電池自動車「MIRAI」向けに開発した「トヨタフューエルセルシステム」を採用した未来のバス。ベビーカーや車いすのスペースに、自動格納機構付き横向きシートを新設。ベビーカーや車いす利用者がいない場合は、一般利用者が座ることができ、居住性を向上させている。

バンとSUVを融合させた新ジャンルのニューカマー「Tj CRUISER」

「Tj CRUISER(ティージェイ・クルーザー)」という車名は、ツールボックスの「T」と、ジョイ(楽しみの意)の「j」に、トヨタのSUVに伝統的に使用してきた「CRUISER」を用いて力強さを表現。室内は助手席側をフルフラットにすることができ、ロングサーフボードや自転車など、約3メートルもの大きな荷物を楽に積み込むことが可能。仕事、休暇問わず、幅広い用途での使用を目指した1台となっている。

この記事はいかがでしたか?

気に入らない気に入った

グーネットマガジン編集部

ライタープロフィール

グーネットマガジン編集部

1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

この人の記事を読む

1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

この人の記事を読む

img_backTop ページトップに戻る

ȥURL򥳥ԡޤ