中古車購入
更新日:2020.01.08 / 掲載日:2017.11.22
【日産】インテリアの質感を向上させる高触感内装コンセプトとは
goo-net編集チーム
日産の車内空間を快適にする技術に「高触感内装コンセプト」があります。
あまり聞き慣れない言葉ですが、その名称の通り、
人が触れる部位の触り心地の良さに拘った日産独自の内装デザインのコンセプトです。
車内の快適性を追求した日産の妥協のないクルマづくりを象徴した技術である、
高触感内装コンセプトについて見ていきましょう。
高触感内装コンセプトの開発の背景
日産の高触感内装コンセプトは、シートをはじめ、
アームレスト、インストルメントパネル、ドアトリムに至るまで、
車内で人が触れるパーツの一つ一つに快適な触り心地を提供します。
それぞれの部位の触り心地=質感を高めることで、
人間の五感の一つである「触感」に働きかける重要なコンセプトと言えるでしょう。
日産の細部まで目の行き届いた技術で、特に多くの女性ユーザーに好評を博しています。
高触感内装コンセプトの特徴
人が内装に触れた時の心地よさのメカニズムを徹底的に解析し開発されています。
これまで、感覚に頼っていた抽象的な触感を数値化し、
客観的な評価を参考に触り心地の良さのレベルを具現化しました。
心地よさを感じるメカニズムを次のように分析・応用し、
快適な触り心地と機能性を持ち合わせた素材を開発しました。
【押すように触れる時】
■柔らかい/硬い=硬軟感(変形量)と、温かい/冷たい=温冷感(熱伝導率)の感じ方
・指の柔らかさに近づくほど、心地よい触感となることに着目
・指に触れる場所が広くなると、柔らかさを感じることに着目
【撫でるように触れる時】
■しっとり/カサカサ=乾湿感(摩擦特性)と、すべすべ/ごつごつ=粗滑感(表面粗さ)の感じ方
・材料の凹凸が指紋の間隔に近づくほど、心地よいと感じることに着目
・撫でた時、指紋の奥を刺激されると、しっとり感じることに着目
高触感内装コンセプトで開発された新素材
高感触内装コンセプトの下、開発された新素材には以下があります。
ソフトフィールインストルメントパネル
革張り家具のような上質さと柔らかさに仕上げました。
表面に特殊素材を用いて本革に近い構造とし、
高品質の革のような柔らかい触感と高耐久性を実現させました。
ソフトフィールシボ
硬質なプラスチックの表面に「しっとり」「やわらかい」と感じる要素を埋め込み、
画期的なしわ模様を施し、風合いを重視したシボです。
プレミアムセミアニリンレザー
シートにはしっとりとした質感を持つセミアニリン本革を使用し、
新開発の保護コーティングを施し、従来よりも柔らかい革を使用する事が可能となりました。
これにより、より肌触りの良い耐久性の高い高級本革ソファのような上質なシートに仕上げました。
SOFILEZ(ソフィレス)
触れる機会が多いアームレストは、指に近い柔らかさを表現することで、
赤ちゃんの肌のような心地よい肌触りを実現しました。
日産の高触感内装コンセプトは、おもてなしを具現化した高度な日産の素材技術です。
単に素材をソフトに仕上げるだけではなく、人間の触感を研究し、
部位により肌触りの良さを体現することで、居心地の良い室内空間を作り上げました。
日産の「高触感内装コンセプト」は、
高級なインテリアの在り方をさらに高いレベルで実現したテクノロジーです。
今後も日産の「Life on Board」の取り組みの中でも、
「高触感内装コンセプト」は重要なキーテクノロジーとして進化を続けることでしょう。