クルマのお役立ち情報[2017.05.08 UP]

NEW VOLKSWAGEN GOLF TEST DRIVE
新しいゴルフはワーゲンらしく中身を充実

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ゴルフ

VWの主力モデルであるゴルフがマイナーチェンジを受ける。今回は欧州で行われた試乗レポートとともに、新型ゴルフのポイントと魅力を日本導入前に先駆けてご紹介!その進化ぶりは、ゴルフ7.5と称されるほどの完成度で、その実力に大きな期待が寄せられる。

文●石井昌道 写真●フォルクスワーゲン グループジャパン

フォルクスワーゲン ゴルフ 1.5TSI(7速AT・DSG)

全長×全幅×全高 4258×1790×1492mm
ホイールベース 2620mm
トレッド前/後 1533/1549mm
車両重量 1317kg
エンジン 直4DOHCターボ
総排気量 1498cc
最高出力 150ps/5000-6000rpm
最大トルク 25.4kg m/1500-3500rpm
ブレーキ前/後 Vディスク/ディスク
新車価格 未定
※数値は3ドアの欧州仕様。

クルマの基礎部分が磨き上げられた新型

 モデルライフの半ばを迎えて大規模マイナーチェンジを受けたゴルフ。テーマのひとつはデジタライズ。新世代のインフォテイメントシステムが採用され、ディスプレイも大型になっている。ジェスチャーコントロールの採用も含め、これから標準化されていくであろうインターフェースを先取りしたかっこうだ。

 デザインは前後バンパーやライト類のリフレッシュによって存在感が増した。フルLEDテールライトと、光が流れるダイナミックウインカーが用意されていることが目新しい。

 シャシー系での変化はないが、パワートレーンでは革新がある。既存の1.4Lターボをベースに1.5Lターボを開発。1.5TSI Evoと呼ばれるモデルはゴルフの中核になるだろう。もうひとつ、新技術を多く盛り込んで効率を追求したBlueMotionも後に追加されるという。

 試乗したのは1.5TSI Evo。従来の1.5TSIと比較してスペックはさほど大きく変化していないが、TSIの特徴であるフレキシビリティに磨きがかかり、実用車としてこれ以上ないぐらいに扱いやすいエンジンになっている。超低回転域でのトルク感が増し、レスポンスもいい。ロングストローク化は日常で頻繁に使う領域での粘り強さに効くのだろう。つまり道具として完璧。そのうえ、積極的にアクセルを踏んでいけばシャープな吹け上がりが楽しめるのだった。

 BlueMotionは、ミラーサイクル燃焼とし、それによる低回転域のトルクを補うべく高価なVGT(バリアブルジオメトリーターボ)を採用。コースティング時にはエンジンを完全停止するが、そのために12Vのサブバッテリーも搭載している。カタログ燃費は1.5TSI Evoに対して10%ほどの改善に留まるが、実燃費で強みを発揮するはずだというから楽しみ。厳しさを増すCO2排出量規制に対して電動化を本気で推し進めているフォルクスワーゲンだが、内燃機関へのこだわりも捨てていないのだ。

PROFILE
自動車ジャーナリスト 石井昌道
●レースの参戦経験を持つ自動車ジャーナリスト。日々、国内外で行われるニューモデルのテストドライブへ精力的に赴き、ステアリングを握る。専門誌はもちろん、一般誌でも大人気。

UTILITY ユーティリティ

一気にデジタル化するゴルフのコクピット
一気にデジタル化するゴルフのコクピット

 Active Info Displayはフルデジタルのインストルメントクラスター。スピード/タコメーターなども12.3インチのカラーディスプレイへバーチャル表示し、カーナビ画面を映すこともできる。新世代のMIB(モジュラーインフォテイメントマトリクス)を搭載したDiscover Proとともにゴルフへデジタル革命を起こした。

一気にデジタル化するゴルフのコクピット

従来は6.5インチだったスクリーンは標準で8.0インチ、上級のDiscover Proは9.0インチとなる。ジェスチャーコントロールも採用する。

SAFETY セーフティ

大きな進化を感じるセーフティ技術

 運転支援システムはさらに高機能化。新採用となったのは渋滞時追従支援システムのTraffic Assist、歩行者検知機能が付いたエマージェンシーブレーキのFront Assistなど。レーンキープアシストシステムは車線を逸脱しそうになるとステアリング補正するだけではなく、車線中央付近を走行するようアシストする。

大きな進化を感じるセーフティ技術

バックするときに死角から接近してくる車両を検知して警告、場合によってはブレーキもかけるリヤトラフィックアラートなどは継続。

PERFORMANCE パフォーマンス

ガソリンエンジンが進化する余地と意義

 厳しさを増すCO2排出量規制に対応するには、電動車両を追加するだけでなく、まだ中心的存在の内燃機関の進化も必要。従来の1.4Lをベースに1.5Lを新開発。ミラーサイクル化するにあたってストロークを長くする必要があったという。インジェクションの噴射圧も1.4Lは200barだったが、350barまで高めている。

ガソリンエンジンが進化する余地と意義

他社では3気筒も増えているが、1.4TSIをベースにした発展系の1.5TSI Evoは4気筒。スムーズで快適だ。

ニコ・ゲアハルト氏

「カタログに記載されるモード燃費ではなく、大幅な実燃費改善を図った」というエンジン開発責任者のニコ・ゲアハルト氏。

COMING SOON カミングスーン

ゴルフファミリーが順次アップグレード!

 マイナーチェンジされた新しいゴルフは、まずガソリンエンジン搭載モデルからリリースされる見とおしだ。また、小排気量エンジンによって燃費効率の向上を追求したBlueMotionは、開発、製作に相当なコストがかかっているものの、ハイパワーな1.5TSI Evoよりも低価格に設定するという。

GTI GTI

GTIはエンジンの最高出力が最高245馬力にアップし、これまで6速だったDSGが、新しく7速となった。

GTE GTE

プラグインハイブリッドのGTEは、パワートレインまわりで大きな変更はなく、インフォテイメント関係が充実した。

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