試乗記[2017.03.16 UP]

フォルクスワーゲン ティグアン 試乗レポート

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フォルクスワーゲン ティグアン

ベストセラーコンパクトカーのゴルフをベースに仕立てたSUVがティグアン。日本でも人気の高いモデルがフルモデルチェンジ。新型はボディサイズを拡大し、フォルムもたくましさを増して登場した。

扱いやすさはそのままにたくましく生まれ変わった

 「なんだか全然違う性格のクルマになったなぁ〜」と、思ったのは私だけでしょうか?

 2008年9月に登場した、先代となる初代ティグアンには、いかにもゴルフのSUVって感じの、どちらかと言うともう少し可愛らしいイメージを抱いていたんですけど、今回はベースがゴルフとは思えないようなドシッとした迫力あるSUVっぷり。トゥアレグの弟分的イメージがより強まった感じを受けました。

 ディメンション的には、全高が35mm低くなってるんですけど、もしもこれが背が高いままだったら、相当威圧感というか、気軽に乗れるという観点からしたら、抵抗になったんじゃないかな?という気がするくらいの迫力です。

 というのも今回、全長がプラス70mm、全幅がプラス30mmと、けっこう大きくなっているんですよね。これは欧州のユーザーからの声を反映したというのがその理由だそうですが、とくに長さはすべてがホイールベースの延長に充てられたということで、室内空間が本当に広くなりました。いわゆるこのクラス+αの使いでがある広さを持ったと言っていいと思います。

 となると、そんなに大きくなっちゃって、1.4Lターボでちゃんと走るのか?って心配になるところですけど、その点は心配ご無用。まぁパサートも1.4Lターボで走っていますからね、問題はないんです。

 ちなみに今回搭載されたのは、直列4気筒1.4Lターボの気筒休止システム付きのエンジン。カタログスペック上では、先代の最終モデルと比べると最高出力こそマイナス10馬力ですが、最大トルクは10Nm(1.02kgm)向上しています。

フォルクスワーゲン ティグアン

 また、MQBプラットフォームを採用したということで、これだけ大きくなったのにホワイトボディ(ベース)では、マイナス12kg軽くなっているんです。SUVはそこから先の快適装備等で重量が増しがちですが、結果的に車両重量は先代と同じ。数字上からも、ちゃんと走ることがご理解いただけると思います。実際走ってみても、パワー的にはまったく不足感はありませんでした。というより、必要にして十二分以上によく走る!といった、ゆとり感さえ感じるほど。荷物を満載にしても、カッタルイという感じはないと思われます。

 DSGのフィーリングも年々よくなってきているので、発進時のガタガタ感とか変速ショックとかも、本当にずいぶん少なくなりました。

 それよりやや気になったのは乗り心地。今回18インチのハイライン、19インチのRラインと試乗してみたのですが、19インチは乗り心地がけっこう硬め。見た目はカッコイイんですけどね。個人的には18インチ、もしくは今回乗れなかったけれど17インチでも悪くないかもしれません。

 でもそれ以外は、乗ってしまうといい意味で大きさは感じさせない、VWらしい取りまわしのしやすさにあふれていて、毎日スーパーマーケットにお買い物に行くなんていう使い方でも、おっくうな感じはしない、親しみやすさたっぷりのSUVに仕上がっていました。

 親しみと言えば、最近のVWはいわゆるコネクティビティに力を入れていますよね。「CarーNet」と称するシステムで、クルマのなかにいながらにしてこんなこともできちゃうのか!という性能が増えてきました。上手く使いこなせるようになると、かなり楽しいかも。

 もちろん、最新鋭安全性能もバッチリ盛り込まれていますし、堅実なSUVとしてオススメの1台です。

文●竹岡 圭 写真●GooWORLD
問い合わせ フォルクスワーゲンカスタマーセンター TEL:0120-993-199

Detail Check

フォルクスワーゲン ティグアン

カワイイよりもカッコイイ!SUVになったというのがいちばん強く伝わってくるイメージ。長く広く低くのモデルチェンジ。

フォルクスワーゲン ティグアン(コックピット)

コックピット

VWらしいスッキリとした水平基調のインパネ。アクティブインフォディスプレイという、液晶メーターを採用。ナビ画面も映し出せる。

フォルクスワーゲン ティグアン(インテリア)

インテリア

室内長で先代に比べてプラス26mm、後席のニールームでプラス29mm、広くなった。さらに後席は180mmのスライドを確保。ラゲッジルームと乗員スペースをバランスよく振り分けられる。

フォルクスワーゲン ティグアン(エンジン)

エンジン

直列1.4Lターボの気筒休止システム付きエンジン。アイドリングストップとブレーキエネルギー回生システムも搭載。

フォルクスワーゲン ティグアン(ラゲッジスペース)

ラゲッジスペース

ラゲッジは足の動きで開閉が可能なパワーゲートもオプションで用意。後部座席は4対2対4でアレンジが可能とフレキシブル。

主要諸元:フォルクスワーゲン ティグアン TSIハイライン(6速AT・DSG)

全長×全幅×全高 4500×1840×1675mm
ホイールベース 2675mm
トレッド前/後 1580/1570mm
車両重量 1540kg
エンジン 直4DOHCターボ
総排気量 1394cc
最高出力 150ps/5000-6000rpm
最大トルク 25.5kg m/1500-3500rpm
サスペンション前/後 ストラット/4リンク
ブレーキ前/後 Vディスク/ディスク
タイヤサイズ前後 235/55R18

全国メーカー希望小売価格(発売 2017年1月)

ティグアン TSIコンフォートライン(6速AT・DSG) 360万円
ティグアン TSIハイライン(6速AT・DSG) 433万2000円
ティグアン TSI Rライン(6速AT・DSG) 463万2000円

Body Color

 □ピュアホワイト  ディープブラックパールエフェクト
 ナッツシェルブラウンメタリック  カリビアンブルーメタリック
 タングステンシルバーメタリック  □オリックスホワイトマザーオブパールエフェクト

強化されたコネクティビティ 自宅PCと連携したルート設定も

強化されたコネクティビティ 自宅PCと連携したルート設定も

 インターネットと簡単につながる機能を強化したインフォテイメントシステム。ナビのルート案内も強化されているので、県境を越えてのロングドライブの際などはかなり便利になった。また自宅のパソコンなどで検索した目的地やルート情報のインポートもOK。自宅でもお出かけを楽しめる。

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