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更新日:2019.06.12 / 掲載日:2017.12.05

マツダロードスターの概要をまとめてみた

マツダロードスターの概要をまとめてみた

グーネット編集チーム

マツダロードスターは、2シーターのオープンライトウエイトスポーツカーとして1989年9月に発売されました。

欧米製のかつて一世を風靡したオープン2シーターライトウエイトスポーツカーのオマージュと言われることがありますが、日本の伝統をボディデザインに取り入れたシンプルでオリジナルデザインを採用した機能的で親しみやすいコンパクトなボディが特徴です。

初代ロードスターは全長4000mm、車両重量1000kgに満たない軽量ボディ、ソフトトップを備えた心地よいタイトな室内空間、リトラクタブル・ヘッドライトを採用したボディエンドまで続く滑らかなボディ曲面とパワーバルジを設けた力強いボンネットフード、トップエンドまで淀みなく回る1.6L直列4気筒自然吸気エンジンの爽快な回転フィールなど、トータルパッケージングの良さから、世界中で大ヒットとなりました。

初代からの人馬一体と評されるフットワークの良さは、歴代ロードスターへ脈々と続く、フィロソフィーとも言える最大の美点と言えるでしょう。

1989年に先行する北米で「MX-5 ミアータ」として発売され、以降2000年5月には「2人乗り小型オープンスポーツカー生産累計世界一」としてギネスワールドレコード認定、2016年4月には累計生産台数100万台を達成するなど、文字通り世界で愛される息の長い2シーターのオープンライトウエイトスポーツカーとして、今なお高い人気を維持するベストセラーモデルです。

車名の「ロードスター」は、屋根のない2シーターモデルを表す名称であり、本格的な世界に通用するオープン2シーターライトウエイトスポーツカーを目指して命名されました。

北米で使用されるサブネームの「Miata:ミアータ」は、古いドイツ語に由来し、贈り物・報酬を意味します。

まさに、何かを成し遂げた自身や家族への贈り物としてなど、誰からも愛されるクルマとして相応しいネーミングと言えるでしょう。

初代 ロードスター NA系(1989年~1998年)

初代 ロードスター NA系(1989年~1998年)

グーネット編集チーム

初代ロードスターは1989年9月、当時のマツダの販売チャネル「ユーノス」の取り扱い車種として「ユーノス・ロードスター」とネーミングされ発売されました。四季のある日本におけるオープン2シーターライトウエイトカーの発売とあって、大変な話題となりました。

車両重量1000kg、全長4000mmに満たない軽量・コンパクトなボディに1.6L直列4気筒自然吸気DOHCエンジンを搭載し、ロードホールディングに優れる前後ダブルウィッシュボーン式サスペンションと相まって、軽快な走りを楽しめる本格的オープン2シーターライトウエイトスポーツカーとして誕生しました。

軽量化とFR駆動にこだわり、クルマとひとつになった爽快な走りは「人馬一体」へのこだわりとして、ロードスターのクルマ作りのフィロソフィーとされています。

ポップアップ式リトラクタブル・ヘッドライトを採用した、フロントグリルからリヤエンドまで続く滑らかで安心感のあるボディライン、日本の四季にも対応する耐候性の高いソフトトップなど、個性的でバランスの良い外観を創りあげています。

タイトながら大人2人が最適なポジションを選択できるスポーティで心地よい室内空間、アルミボンネットを採用した軽量で剛性の高いボディ、前後ダブルウィッシュボーン式サスペンションのもたらす高い安心感とロードホールディング性に優れた操縦安定性能、しなやかな乗り心地、2人分の荷物を詰め込む十分なトランクスペースなど、日常走行からスポーティドライブまでこなす利便性を兼ね備えたパッケージングが特徴です。

タン色の本革シート、ウッドステアリングホイール、英国車を思わせるネオグリーンのボディカラーなどクラシカルな仕様が特徴のモデルや専用ビルシュタイン社製ダンパー、鍛造アルミホイールを備えた上質な走りが楽しめるモデル、マツダの子会社M2がプロデュースしたポテンシャルの高い走りに特化したモデルなど、数々の話題性のあるモデルが人気を支えました。

1993年9月に排気量を1.8Lへ拡大するなどマイナーチェンジを経て、1998年に2代目へバトンタッチしました。
マツダ ロードスターの中古車一覧:
http://www.goo-net.com/usedcar/brand-MAZDA/car-ROADSTER/index.html

2代目 ロードスター NB系(1998年~2005年)

2代目 ロードスター NB系(1998年~2005年)

グーネット編集チーム

2代目ロードスターは、正式モデル名を「ロードスター」へ改め、キープコンセプトながら初代モデルからの大幅なブラッシュアップが施されたモデルとして1998年1月に発売されました。

2代目の大きな特徴としては、初代ロードスターが切り開いてきたオープン2シーターライトウエイトスポーツカー市場のベンチマークとして揺るがないポジションを築くための、時代にマッチしたフルモデルチェンジです。

初代のアイデンティティとも言えるポップアップ式リトラクタブル・ヘッドライトを廃止し、固定型のヘッドライトへ変更されました。
これは主に軽量化と前方視界・空力性能の向上のための措置と発表されています。

若干ボディサイズは拡大したものの、高い安全基準を達成しながらも、初代からのオープン2シーターライトウエイトスポーツカーとしての美点を受け継ぎ、5ナンバーサイズの軽量・コンパクトなボディを採用しています。

【エクステリア・パッケージング】
より抑揚のあるはつらつとしたスタイリッシュなボディデザインへ改められ、張り出し感の強い前後フェンダーや空力特性を考慮したダックテールの採用により、スポーツカーらしい機能性の高い飽きのこないスタイリングが特徴です。

また、トランク容量を拡大するなど日常の使い勝手を考慮した実用性・機能性が向上しています。

【インテリア】
T字型のインストルメントパネルデザインを踏襲し、低いシートポジションと相まって、囲まれ感のあるややタイトながら心地よいスポーティなキャビンを実現しています。

スポーツカーらしい視認性に優れたメーターパネルやモダンとクラシカルなデザインがセンス良くミックスした秀逸なインテリアデザインが特徴です。

シートの後ろにはエアロボードが装備されおり、オープン走行時の巻き込みを大幅に減少させるとともに、ウインターシーズンの暖房効率を向上させました。

また、ソフトトップのリヤウインドウは耐候性の高いガラス製になりました。

【ドライブトレイン・ボディ・足回り】
最新の高い安全性能と剛性を持つ「MAGMA」ボディの採用にともない、足回りをはじめ徹底的な軽量化が施されました。

同様に4輪ダブルウィッシュボーンサスペンションを持つ足回りも見直しされ、よりフリクションの少ない、リニアな応答性・ダンピング性に優れたしなやかな乗り心地を実現しています。

先代からの1.8L直列4気筒自然吸気エンジンは、クロスレシオ化された6速MTと組み合わされ、全域にわたりパワーバンドを積極的に使ったスポーティな走りを提供しています。

1.6Lモデルには5MTが設定され、1.8L同様シフトストロークがショート化され、操作性の高い機敏なシフトチェンジが可能です。
いずれのモデルも滑らかで伸びやかな加速感が特徴の電子制御4速ATも用意されています。

また、MTモデルにはより高い駆動をタイヤに伝えるトルセンLSDが搭載され、よりレベルの高い俊敏なスポーティ走行が可能です。

【安全性能】
最新の高剛性・安全ボディである「MAGMA」の採用や、運転席&助手席SRSエアバッグシステム、ダイレクトクランプ&ロードリミッター付シートベルトを全車に標準装備するなど、卓越した安全性を提供しています。

2003年10月には固定の屋根を持つクローズドボディの「ロードスタークーペ」が派生モデルとして加わりました。

ロードスター(ROADSTER)標準車(1998年1月モデル)

ボディタイプ:オープン・カブリオレ・コンバーチブル
乗車定員:2名
駆動方式:FR
ボディサイズ:3955×1680×1235mm(全長×全幅×全高)
室内サイズ:865×1355×1025mm(室内長×室内幅×室内高)
タイヤサイズ:(前)185/60R14 82H(後)185/60R14 82H
エンジンタイプ:B6-ZE[RS]型 1.6L 水冷直列4気筒DOHC16バルブ
排気量:1597cc
最高出力:125ps(92kW)/6500rpm
最大トルク:14.5kg・m(142.2N・m)/5000rpm
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
10モード/10・15モード燃費:14.8km/リットル
車両重量:1010kg
価格:1,770,000円
自動車税:年間39,500円 ※

※自動車税は2017年8月時点で参照したものとなります。

参考:
http://www.goo-net.com/catalog/MAZDA/ROADSTER/2500975/index.html

・主なグレード
「標準車」「M」「スペシャルパッケージ」「S」「RS」「VS」。
(特別モデルを除く)

・主なオプション
パワーステアリング、本革巻きステアリング、14インチアルミホイール(14×5.5JJ)、パワードアロック、BOSE社製サウンドシステム、VICS対応ナビゲーションシステム、AVシステム(FM/AM電子チューナー、カセットデッキ、CDデッキ)など。

・カラーバリエーション
ブリリアントブラック、グレースグリーンマイカ、シャストホワイト、トワイライトブルーマイカ、ハイライトシルバーメタリック、クラシックレッド、エボリューションオレンジマイカなど。
(発売時期・グレードにより異なります)

参考:
http://www.goo-net.com/catalog/MAZDA/ROADSTER/2500965/index.html

マツダ ロードスター NB系の中古車一覧:
http://www.goo-net.com/usedcar/brand-MAZDA/car-ROADSTER/model-1-10251020/index.html

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グーネットマガジン編集部

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
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