トヨタアルファードとヴェルファイアの燃費や乗り心地等の違いを徹底比較してみた

まずは2車種の車体のサイズについて比較してみたいと思います。

■トヨタ アルファード（ALPHARD）３．５ＳＡ
全長×全幅×全高
4935×1850×1880mm

■トヨタ ヴェルファイア（VELLFIRE）２．５Ｘ
全長×全幅×全高
4930×1850×1880mm

両車は販売系列店の異なる兄弟車です。

アルファードの方がわずかながら5mm全長が上回りますが、全幅、全高ともに同じサイズです。

アルファードは大型でメッキを多用した存在感のあるフロントグリル、
ヴェルファイアは縦に厚みのある幅の広いメッキグリルを備え、
それぞれにダイナミックで重厚感のあるフラッグシップミニバンとして、
存在感のある意匠デザインが特徴です。

■トヨタ アルファード（ALPHARD）３．５ＳＡ
（前）235/50R18 97V
（後）235/50R18 97V

■トヨタ ヴェルファイア（VELLFIRE）２．５Ｘ
（前）215/65R16 98H
（後）215/65R16 98H

アルファードの方が2インチ大径で、ふた回り太いタイヤが標準装備されています。

スピードレンジがV規格の偏平率の低いタイヤが装着されており、
重厚感のある乗り心地と走行性能のバランスを考慮した設定が特徴です。

ヴェルファイアはサイドウォールに高さのあるタイヤを装備しており、
乗り心地と経済性に優れた設定と言えるでしょう。

ともにアルミホイールを標準で装備しています。

■トヨタ アルファード（ALPHARD）３．５ＳＡ
7名

■トヨタ ヴェルファイア（VELLFIRE）２．５Ｘ
8名

両車とも3列シートを備え、アルファードが7名、ヴェルファイアは8名の乗車定員です。

■トヨタ アルファード（ALPHARD）３．５ＳＡ
JC08モード燃費：9.5km/リットル
排気量：3456cc
最高出力：280ps(206kW)/6200rpm
最大トルク：35.1kg・m(344N・m)/4700rpm
使用燃料：無鉛プレミアムガソリン
車両重量：2040kg

■トヨタ ヴェルファイア（VELLFIRE）２．５Ｘ
JC08モード燃費：11.6km/リットル
排気量：2493cc
最高出力：182ps(134kW)/6000rpm
最大トルク：24.0kg・m(235N・m)/4100rpm
使用燃料：無鉛レギュラーガソリン
車両重量：1920kg

両車とも駆動方式はFFです。
アルファードは3.5L V型6気筒自然吸気エンジン+6AT、
ヴェルファイアは2.5L 直列4気筒自然吸気エンジン+CVTを搭載しています。

燃費はヴェルファイアの方が2.1km/リットル優れた数値です。
これはヴェルファイアの方が、963ccコンパクトなエンジンと、
120kg軽量なことが主に起因していると言えるでしょう。

使用燃料はアルファードがプレミアムガソリン、
ヴェルファイアは懐に優しいレギュラーガソリン仕様です。

自動車税はアルファードが年間58,000円、ヴェルファイアは年間45,000円です。

※自動車税は2017年2月時点で参照したものとなります。

■トヨタ アルファード（ALPHARD）３．５ＳＡ
室内長×室内幅×室内高
3210×1590×1400mm

■トヨタ ヴェルファイア（VELLFIRE）２．５Ｘ
室内長×室内幅×室内高
3210×1590×1400mm

室内サイズは両車ともまったく同じ数値です。
ボディサイズの恩恵により、全席の足元やヘッドクリアランスに十分な余裕があり、
静粛性の高い居心地の良い快適な室内空間を提供しています。

アルファードの3.5Lエンジン搭載車は、
2列目がロングスライド可能なキャプテンシートになっており、
大人がリラックスして移動できるコンフォート指向のパッケージデザインです。

また、半ドア状態でも自動的にドアを閉めてくれるデュアルパワースライドドアを備え、
利便性と乗降性に優れた特徴を持っています。

ヴェルファイアの2列目・3列目シートは、
ワンタッチで座面がはねあがるチップアップ機構を備え、
2列目シートのロングスライド機構と相まって、
利便性と実用性の高い快適な居住性を確保しています。

ともに使いやすく広いラゲージスペースを提供し、
荷物の出し入れがしやすく、使い勝手の良さを実現しています。

■トヨタ アルファード（ALPHARD）３．５ＳＡ
4,145,237円

■トヨタ ヴェルファイア（VELLFIRE）２．５Ｘ
3,197,782円

※2004年4月以降の発売車種につきましては、
車両本体価格と消費税相当額（地方消費税額を含む）を含んだ総額表示（内税）となります。

両車は共通したボディを持ちながら、
タイヤの規格やボディ重量も異なり、乗り味にも違いがあります。

■トヨタ アルファード（ALPHARD）３．５ＳＡ
18インチのやや幅広のタイヤを履いていながら、
剛性の高いダブルウィッシュボーン式サスペンションとのマッチングも良く、
重量のあるボディをしっかり支え、上質な乗り心地と操縦安定性を実現しています。

静粛性と剛性感の高いボディと厚みのある掛け心地の良いシート、
トルクフルでスムーズな3.5L 6気筒自然吸気エンジンと相まって、
車格に相応しい静かでコンフォート性能の高いキャビンを提供しています。

■トヨタ ヴェルファイア（VELLFIRE）２．５Ｘ
3000mmのホイールベース長と、1920kgのボディを支えるダンピングの効いた足周りから、
重厚感溢れる乗り心地が特徴です。

十分に厚みがあり、身体をしっかりサポートしてくれる掛け心地の良いシートは、
3列目までゆったりした室内空間を実現し、
リアのダブルウィッシュボーン式サスペンションと相まって、
疲れの少ない快適な居住性を提供します。

最小回転半径は、アルファードが5.8m、ヴェルファイアが5.6mと、
ヴェルファイアの方がわずかに小回りがきくことがわかります。

これはアルファードの方が幅広のタイヤを標準で装備していることが、
起因していると言えるでしょう。

両車はそれぞれトヨタを代表する高級ミニバンであり、人気の高い兄弟車の2台です。

■トヨタ アルファード（ALPHARD）３．５ＳＡ
ヴェルファイアとはボディを共通にする兄弟車であり、トヨタを代表する高級ミニバンです。

大きなメッキグリルが存在感を際立たせ、
堂々としたボディデザイン、偏平率の低いファットなタイヤと相まって、
豪華でアグレッシブな佇まいが特徴です。

280psを誇るトルクフルな3.5L V型6気筒自然吸気エンジンと、
6ATのもたらす息の長い加速感と高い走行性能が自慢です。

2列目シートはロングスライド機構を備えた独立したキャプテンシート形状で、
大人7名が快適に移動できる高いコンフォート性能を実現しています。

走行性能、静粛性も高く、素直なハンドリングと、
ダンピングの効いたしなやかな乗り心地と相まって、
ドライバーズカーとしても快適な長距離移動を可能にするミニバンを求める方々へおすすめです。

■トヨタ ヴェルファイア（VELLFIRE）２．５Ｘ
ヴェルファイアは堂々としたボディデザインと、
シャープなフロントグリルが特徴の高級ミニバンです。

前席の視界が広く、明るい開放的な室内が特徴です。

高級感あるファブリックシートを備え、全席足元に十分な余裕があり、
フルフラットにもなる8名乗りのリアシートの多彩なアレンジと併せて、
利便性と居住性に優れています。

余裕のある2.5L 直列4気筒自然吸気エンジンと、
リニアでスムーズな加速フィールを提供するCVTの走りは、
過不足ないストレスフリーな加速性能を発揮します。

若干偏平率の高いタイヤを装備し、路面からの凹凸や振動に対して追従性の良い、
ダブルウィッシュボーン式リアサスペンションと相まって、
大人数がリラックスして快適に移動できる乗り心地の良い、
高級なミニバンを求める方々へおすすめです。

※参考URL
トヨタ アルファード（ALPHARD）３．５ＳＡ:
http://www.goo-net.com/catalog/TOYOTA/ALPHARD/10095412/index.html

トヨタ ヴェルファイア（VELLFIRE）２．５Ｘ:
http://www.goo-net.com/catalog/TOYOTA/VELLFIRE/10095376/index.html