ホンダは5月14日、燃料電池車「FCXクラリティ」と、それに搭載するFCスタックのカットモデルを報道関係者に公開した。
FCXクラリティは、2007年にロサンゼルスオートショーで初公開された燃料電池車。今夏よりリース販売を予定している。燃料電池車は主に水素と酸素の化学反応で作られる電気を動力とするが、その発電が行われるのがFCスタックだ。
今回、FCXクラリティのドライバーズシートに座って分かったことは、燃料電池車であることを感じさせない作りと、室内の広さ。特にレッグルームの余裕は前後席ともにしっかりと確保されており、天井が低目になっているにもかかわらず優れた居住性を持っているといえる。
また、センターコンソール部分に縦置きされたFCスタックを配置したほか、後席の下にバッテリーを格納している。これにより広い室内とゴルフバッグ4つを積めるトランクルームの確保している。運転席と助手席のシート下部分にはFCスタックの補器類があるので、ちょっと出っ張りがあるものの、普通に乗っている分にはまったく気にならない。
FCスタックの開発担当者は、8年間でFCスタックの重さが3分の1程度になり、出力が100kWに達したことをあげながら、今後も高出力化と小型化をさらに進めていくとしていた。
また、ホンダはFCXクラリティに搭載しているFCスタックのカットモデルを初公開した。これまでは水平対向エンジンのような外観だったが、最新のFCスタックは直列エンジンタイプとも言える外観。水素と空気を効果的に反応させ、大きな電気を発生させるための流路に工夫があり、ホンダの技術の先進性が感じられた。
今後もさらなる小型化、ハイパワー化を目指すということで、シビッククラスのモデルでの展開も期待されるところだ。
(Goo-net編集部 千葉哲也)



