地球温暖化の影響なのか、真冬でも以前より気温は下がらず、雪が溶け出す時期も早くなるなど、冬の道路事情に変化が起きている。
それに合わせてスタッドレスタイヤも進化を遂げている。新雪&圧雪といった雪路面はもとより、凍結路面に対応する氷上性能のアップに加え、ドライ路面での性能向上をも謳われるようになってきたのだ。
そんな状況をかんがみて、横浜タイヤのスタッドレス「アイスガードシリーズ」も第3世代へと進化を遂げた。それがここで紹介するアイスガード・トリプル「iG30」。第1世代のアイスガードiG10からiG20に移行したときには、おもに氷上性能と路面変化への対応力が、そして新作iG30ではとくにドライ路面での性能と磨耗性にこだわった進化を果たしたのだ。氷上性能とドライ路面性能というのは相反するので、両立するのが非常にむずかしいのだが、これがカッチリした感じで手ごたえ感もあるのに、雪や氷でもバッチリ効くのである。
というより、どんな路面でもドライ路面感覚で走れると言ったほうがわかりやすいだろうか。たとえば、ふだんどおりにハンドルを切ったら雪道では切り遅れだった……なんていうときも、剛性感が高くてヨレが少ないタイヤがフォローしてくれる。ただでさえ神経を使う雪道がいつもどおりの感覚で走れるため、ドライバーのストレスを軽減してくれる、「人に優しいタイヤ」というワケなのだ。
もしかするとEPSなどのように、万が一の安全デバイスのひとつとして、スタッドレスタイヤを変える時代がやってきたのかもしれない。
●竹岡圭
本誌ではおなじみの「圭姉さん」。仕事で西へ東へ、南へ北へと、日本中を走りまわる、超多忙な売れっ子ジャーナリスト。






