三菱自動車は10月1日、高性能セダンのランサーエボリューションをフルモデルチェンジし、「ランサーエボリューションX(テン)」として発売した。
ランサーエボリューションは1992年10月に、世界ラリー選手権の制覇を目的として開発された。9代目となる「ランサーエボリューションIX MR」は、第一期第三世代の集大成として2006年8月に登場し、今回登場した「ランサーエボリューションX」に引き継がれた。
全体のデザインは先行発売された「ギャランフォルティス」がベースとなっているものの、ボンネットのエアスクープ&エアアウトレットやツイステッドウイングタイプ大型リヤスポイラー、リヤディフューザー&放熱アウトレッドなど、ベース車のデザインとは明らかに違った「走り」を意識したものが採用されている。
搭載エンジンは「ギャランフォルティス」に搭載される4B11型2.0リッターDOHC 16バルブ4気筒MIVECエンジンをベースに、高性能なターボチャージャーを組み合わせて新開発されたもので、最高出力280馬力、最大トルク422Nmを発揮する。アルミダイキャスト製のシリンダーブロック、ヘッドカバー、チェーンケースの採用により、従来のランサーエボリューションに搭載されていた4G63型よりも12kg軽量化しているのも特徴となっている。
注目される装備はGSRに設定される「ツインクラッチSST(Sport Shift Transmisson)」の採用。このシステムはクラッチペダルの操作が不要で、俊敏な変速を可能とする新開発の6速自動マニュアルトランスミッション。
このツインクラッチSSTには、オートマチック感覚で運転できる「オートシフト」とマニュアル感覚シフト操作ができる「マニュアルシフト」を設定。「マニュアルシフト」ではシフトレバーに加え、ステアリングホイールから手を離すことなくシフト操作を可能とする軽量マグネシウム製パドルシフトを標準装備している。
この他にも4輪の駆動力、制動力をそれぞれ独立にコントロールする車両運動統合制御システム「S-AWC」をGSRに搭載。様々な走行状況下でドライバーの操作に忠実な車両挙動を可能としている。
グレード体系はGSRとモータースポーツベース車両となるRSの2グレード。GSRにはツインクラッチSSTと5速マニュアルが設定され、RSには5速マニュアルのみが設定される。
ボディカラーはGSRがレッドメタリックなど5色を用意。RSはレッドメタリック、ホワイトソリッド(RS専用色)の2色となっている。
価格はRSが299万7750円(税込)、GSRの5速マニュアルが349万5450円(税込)、ツインクラッチSSTが375万600円(税込)となっている。なお、ツインクラッチSST仕様は11月下旬の販売となっている。
(Goo-net編集部)






