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何よりもクルマが大好き!という少年のような森野氏。底知れない知識と試乗経験をもとにした、的確かつ温かいレポートに定評がある。スポーツカーが大好きだが、3児の父としてファミリーカーにも鋭い目を持つ。日本自動車ジャーナリスト協会会員。
20年以上に渡って、ボクがスポーツカーを乗り継いできた理由はすごく単純。走りやドライビングを楽しむことに関して、スポーツカーほど純粋なクルマはないからだ。なら、スポーツカーを駆る魅力はどこにあるのか?
絶対的な速さや、限界域のコントロール性につい目が向いてしまいがちだが……より日常的なスポーツカーとのつき合いに焦点を当てれば、より重要なのはレスポンスやフィーリングだと思う。とくにエンジンの応答性、回転フィール、サウンドは大切な要素。だから、エンジンオイルにはこだわっている。
なかには「たかがオイル」と思う人もいるかも。でも、オイルを変えるだけで、スロットル操作に対するレスポンスがグッと鋭く、ダイレクトになり、回転の伸びやパワー感、さらにはサウンドまでが気持ちよく変身するのはよくある話なのだ。ボクが好むのは、エンジンの鼓動や息づかいがリアルに感じられるオイル。滑らかに、静かに回ること、燃料消費をセーブすることにも増して、「元気さ」や「気持ちよさ」をリアルに伝えることが、スポーツカーの心臓には求められる。
そこでカストロール・マグナテックのラインアップを見れば、ハードな高速走行にも適した性能を持ち、欧州車への使用のお墨付きといえるACEA規格も取得した「10W-40プロテクション」が用意されている。
マグナテック独自のインテリジェント分子が、エンジン内部の摩耗しやすい場所を感知し、摩耗の75%が起きるという始動からアイドリング時においても強力な保護膜を形成。しかも、「プロテクション」は10W-40という硬めの粘度設定だから、ハードな走行シーンにおいても優れた潤滑・保護性能を期待することができるというわけ。
ボクのマツダ・ロードスターは先代のNB型で、エンジンは絶対性能の優劣ではなく、性能を使い切る楽しさを重視した1.6Lというチョイス。125馬力/14.5smとスポーツカーの心臓としては少し非力、しかもミッションギヤ比がローギヤードな設定のため、高速のハイスピード走行やワインディングのスポーツ走行ではどうしても高回転域を多用することになる。が、「マグナテック10W-40プロテクション」なら相性がよさそうだ。
カストロールのエンジンオイルとは、もう1台のちょっと古いポルシェ911(964型)で「RS」をずっと使い続けている間柄。初めから期待度は高かったが、案の定ロードスターのB6-ZE[RS]と「マグナテック10W-40プロテクション」のマッチングはよかった。オイル交換をしてまず「いいじゃない」と感じたのは、レスポンスが鋭くなったこと。いわゆる「トルクのツキがよくなった」という感覚で、右足のわずかな動きにも鋭い応答を示すように変身した。
それに気をよくして、こんどは高速ステージも試してみる。高回転の伸びもスムーズで、きちんとパワーが出ているのが伝わってくる。サウンドもいい意味で力強く変わり、スポーツカーならではの刺激性をよりダイレクトに味わえるようになった。で、十分に走りを楽しんだ後にクールダウン走行に移行。
高速性能が貧弱なオイルの場合、油温上昇による粘度低下でエンジン回転やサウンドがラフになりがちだが、「マグナテック10W-40プロテクション」はそんな傾向は見せず、B6-ZE[RS]は快調をキープしていた。いつもボクが使うのは100%化学合成油で、対する「マグナテック」は部分合成油……じつは一抹の不安もあったのだが、ここでフルシンセティックにも負けない高速性能を確認することができた。これなら、スポーツカーや欧州車にも安心して使うことができる。
●今回ボクのロードスターに注入したのは「マグナテック10W-40プロテクション」。その名のとおり、インテリジェント分子がしっかり保護してくれるそうだ。
●前回オイル交換をしてからは、それほど時間も走行距離も経っていない。オイル交換をする3人のうちでは、いちばんコンディション変化が少ないはずだが……どうなるだろうか。
●しっかりと規定量に達するオイルが入っていることを確認。うん、オイルの色もキレイだ。それにしても早く走り出してその効果を確かめたい!
●走り出してまず感じたのはレスポンスのよさ。明らかに右足の動きに鋭く反応するようになった。この感覚、スポーツカー好きにはたまらない!
●街なかから高速ステージへと場所を移し、マグナテックの効果を体感。ちょっとクルマが生まれ変わった感じだ。クールダウン時のラフさもなかった。