カーライフ萬研究所 DX クルマの買い替え時に見直したい!【自動車保険について考えてみよう】
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クルマの買い替え時に見直したい!
【自動車保険について考えてみよう】
初めてクルマを持ったときから自動車保険に加入しているはず。そのとき補償内容についてじっくり考えて加入しただろうか? もし、クルマを買い替えるならもう一度保険について考えてみよう!
 まずは、下の表を見てほしい。自動車保険加入率の意外な数字に驚かされるかも……。これは道路上を通行しているすべての車両の自動車保険加入率を表にしたもの。つまり、自家用車から営業用車両(タクシーやトラック)も含めた加入率。営業用車両は自家用車と比較すると加入率が低いため、全体として保険加入率が低くなってしまうのだ。
 一般のオーナーはクルマに保険をかけている人のほうが多く、対人・対物賠償で80%弱の加入率となる。
 でも、ちょっと怖いのは道路を走っているすべての車両のうち30%弱が対人・対物賠償に加入していないことだ。営業車両に任意保険をかけると莫大な保険料がかかってしまうことが未加入の理由らしい。万が一事故を起こしても、その賠償金だけ支払えばいい、という考え方なのだ。しかし、こうした考え方をする企業の賠償金支払いが十分でスムーズかといえばそうでもないのが残念なところ。日本のクルマ社会は、まだまだ怖い部分もあるのだ。
 クルマを仕事に使うすべての企業がそうだというわけではないが、不公平な気もする。一般のドライバーは保険に加入して自腹で保険料を支払っているのだから。しかし愚痴ばかり言っているわけにもいかない。実際に保険未加入の車両といっしょに道路を走っているわけだし、いざというときは自分の保険で自分を守らなければならないのが現実なのだ。
 もうひとつの表は厳しい現実。交通事故による死者数は減少傾向にあり、平成8年に1万人をわってから年々減少を続けて、平成16年には7084人となった。だが、交通事故の発生件数は逆に増加傾向にある。意外だったのは表の赤字部分で、30〜39歳が加害者となった被害者数が増加していること。30〜39歳といえば、男性・女性にかかわらず仕事や家庭の中心的な年齢層のはずだ。こうしたことを踏まえて保険について考えてみたい。
■自動車保険加入率の推移(単位:%)
年度末
1994
1995
1996
1997
1998
1999
2000
2001
2002
2003
対人賠償保険
68.7
68.8
69.4
69.9
69.6
70.4
70.9
71.0
70.9
71.1
対物賠償保険
67.9
68.1
68.7
69.2
69.1
69.8
70.4
70.5
70.4
70.7
搭乗者傷害保険
66.6
66.9
67.5
68.1
67.9
67.8
66.2
63.8
62.2
61.2
車両保険
29.2
29.8
30.7
31.6
32.0
33.0
33.9
34.6
35.0
35.7
※損害保険料率算出機構調べ、日本損害保険協会ホームページ資料による。
■加害者年齢別の被害者数<経年推移>(単位:人)
加害者年齢
1998年度
1999年度
2000年度
2001年度
2002年度
2003年度
 
16〜19歳
66,104
63,208
63,138
62,522
62,381
60,293
 
20〜24歳
213,653
206,833
201,174
194,250
186,715
181,142
 
25〜29歳
166,906
176,372
184,767
187,368
181,642
174,034
 
30〜34歳
107,668
117,857
127,518
139,251
147,567
152,252
 
35〜39歳
85,362
90,829
98,422
105,333
109,059
115,794
 
40〜44歳
84,249
86,978
90,765
93,310
95,579
98,415
 
45〜49歳
103,757
101,919
99,654
98,355
96,227
95,031
 
50〜54歳
88,507
98,725
109,584
119,686
121,669
117,561
 
55〜59歳
75,105
83,145
89,300
90,695
92,629
100,556
 
60〜64歳
52,466
56,484
60,339
64,210
70,921
75,029
 
65〜69歳
33,542
37,663
41,348
44,930
48,923
51,201
 
70〜74歳
18,060
21,281
24,017
26,476
29,707
32,115
 
75〜79歳
7,019
8,572
10,175
12,049
14,433
16,288
 
80歳以上
2,932
3,371
3,961
4,632
5,648
6,444
 
合計
1,105,581
1,153,563
1,204,420
1,243,279
1,263,223
1,276,251
 
注)合計には、加害者年齢15歳以下を含める。※日本損害保険協会ホームページ資料による。
自動車保険の見直しポイント
現在の保険加入状況や交通事故の実態から、自動車保険について考え直してみたい。そのうえで、自動車保険の補償内容について再チェックしてみよう。買い替え時は保険見直しのチャンスだ!
POINT1 他人への補償は十分か?
 Gooの読者に多い年齢層で事故を起こす確率が高いというショッキングな事実。このデータだけではその理由を分析することはできないが、ひとつ言えるのは保険に加入するときに「自分も事故を起こす可能性がある」のを忘れてはいけないこと。
 また、交通事故の損害賠償額は高騰を続け、昨年に出た交通事故の損害賠償判決例では4億円近い額の損害賠償額が認定されている。
 そこで、保険加入時にまず考えてほしいのは、他人への補償を十分に手厚くしておくことだ。対人・対物賠償ともに補償限度額は無制限が常識と心得よう。現在加入中の保険の補償額が低い人は、そこが見直し最優先ポイントになる。
自動車保険と運転は「他人に優しく」をモットーに!
POINT2 2番目に自分の補償を考える
 次に考えたいのが自分への補償。右ページでも述べているように、すべてのクルマが自動車保険に加入しているわけではない。それらのクルマのすべてが被害者に対して補償をする意志がないわけではないが、今の自動車保険には「人身傷害補償保険」のように、自他の過失割合に関係なく保険加入者の損害を補償してくれる保険がある。
 とくに、30〜39歳くらいの社会的に責任が重くなる年齢層は、自分や家族へ十分な補償を受けられるような保険を考えておく必要がある。
 どこまで割りきれるかがポイントとなるが、「補償は厚く、なおかつ保険料を安く」と考えるなら、思いきって車両保険をはずす方法もある。
クルマのキズをすべてあきらめられるなら車両保険はなくても……
POINT3 盗難予防の意識を持つ
 ご存じの人も多いと思うが車両盗難は急増している。そのため車両保険が高くなったり、車両保険そのものに入れないクルマもあったりする。盗難防止のためにイモビライザーを装着したクルマは増えたけど、盗難発生件数は大幅に減少しているわけではない。
 また、いまだに「ちょっと止めるだけだから」とキーをつけたままで盗難に遭うことも多い。このまま車両盗難が増え続けると車両保険はいっそう高額になることも考えられる。
 今、自分のクルマを盗まれないために予防策をしっかり取ることで、将来的に保険料の高騰を防ぐことができる。盗難予防は自分のためだけではないのだ。
キーのつけっぱなしは保険金が出ないなんてことも……
今号のチェックポイント
補償内容をしっかり把握すること
自動車保険は比較して決めること!
 自動車保険に加入するときのポイントは、「自分のクルマの使い方を把握して必要十分な保険に加入すること」にある。自動車保険の補償内容が不十分なために、カーライフだけでなく自分自身や家族の生活まで圧迫することは絶対に避けたいからだ。
 今の自動車保険は同じ加入条件でも保険会社ごとに保険料が違う。これは、保険会社ごとに得意な分野や獲得したいユーザー層があるためで、実際に見積りを取ってみるとかなり保険料に違いがあることがわかる。まずは、試してみることをオススメしたい。
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