3年後にも役立つ 新型GT-Rレポート

日産 GT-R

3年後にも役立つメインテナンス&中古車情報

メインテナンスもすべてが特別なGTIR

GTIRは特別なクルマだ。それは圧倒的なパフォーマンスや、それを支えるメカニズムだけでなく、メインテナンスに関しても貫かれている。基本的にメインテナンスは「ハイパフォーマンスセンター」というディーラーで行うことになる。GTIR専用のメカニックがスタンバイし、専用のテスターなどが備えられたここは、GTIRのためだけに存在する特別な場所。メインテナンスはここでしか許されていないのだ。

GTIRのメインテナンスは、市販車としては異例のスペシャルプログラムとなっている。タイヤ、ブレーキ、油脂類など、特別指定品以外は仕様不可。これは「GTIRの高い性能を維持するため」という思想のためで、指定品以外を使用した場合は、基本的には保証対象外となることがある。また、ハイパフォーマンスセンター以外でメインテナンスを行った場合にも同様で、以後、そこでのサービスが受けられないこともある。(主要部分の詳細は下の各項目で)。

このような徹底したメインテナンスは、GTIRのハイパフォーマンスを維持するために必要なもの。そのため条件やルールが厳しいのだが、定期点検は非常に充実している。1カ月点検に始まり、そこから36カ月までは6カ月ごとにプログラムが組まれている。

このようなメインテナンスを受けてこそ、GTIR本来のパフォーマンスを楽しめるわけだが、3年後以降のサービスプログラムの充実化にも期待したい。たとえばリフレッシュプログラムのような性能回復サービスがあったらうれしいのだが・・・・・・。

日産 GT-R
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日産 GT-R
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定期的な調整が必要

トランスミッション自体は保証の対象となる。が、クラッチやシンクロはある意味で消耗品。繰り返されるシフトチェンジや経年変化で性能は落ちることがある。それを維持するために、定期的なクラッチクリアランスとシフトフォークの位置調整が必要となる。また、もちろんトランスミッションオイルは指定品だ。

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セット交換が鉄則

ブレーキバッドとディスクローターはセット交換が原則。で、パッドのみの交換&使用は不可となる。これは著しく高い制動性能を誇るローターを使用しているからで、ブレーキ性能や安全性を確保するために絶対必要になる条件だ。多少メインテナンスにはお金がかかるが、大事なGT-Rや自分を守るためには安いもの!?

日産 GT-R
専用タイヤ装着が義務

ランフラットタイヤを履くGT-Rはタイヤも指定品。基本的に4本セット交がルールとなっているので、1本がバーストした場合も4本交換することになる。また、タイヤ交換時はセンサーを備えたバルブも同時交換で、空気ではなく窒素を入れる。空気圧センサーを起動させるため、ディーラーでの交換が必須となる。

日産 GT-R
もちろん保証対象だが……

クルマが走るうえでもっとも基本的な部分で、もっともドラマチックなのがエンジン。超高性能のGT-Rとはいえ、もちろんエンジンは保証の対象となる。が、たとえばチューニングを施すなど、エンジンに手を入れた瞬間、それは対象外になる。もっと速く、もっと過激に……とユーザーは求めるかもしれないが、それは諸刃の剣となる。

日産 GT-R
指定品ではないが……

エンジンルームを開け、バッテリーを覆っているカバーを外すと、意外にも小さなバッテリーにビックリするかもしれない。バッテリー自体は特別指定品に含まれていないが、だれでもポンッと交換できるようなイージーさはない。これもディーラーで交換してもらうのがベターだろう。

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油脂類は指定品に限定

GT-Rの高性能を発揮するために必要なエンジンオイル、トランスミッションオイル、デファレンシャルオイル、ブレーキフルードは、すべて特別指定品を使用することが義務づけられている。これは性能を維持するためだけでなく、これ以外を使用すると性能や品質を保証できなくなるから。GT-Rを長く楽しむには絶対条件だ。

日産 GT-R
専用テスターで調整

どんなクルマでも、駐車場のクルマ止めに勢いよくタイヤを当てたり、当たる角度が悪いだけでも、アライメントが狂うことがある。ハイパフォーマンスカーにとってアライメントが狂うことは命取り。そのため、ハイパフォーマンスセンターで専用の高精度テスターを使用し、アライメント調整を行う必要がある。

GT-Rの中古車を買う!
日産 GT-R
中古車平均相場 平成19〜20年式933万円

昨年の東京モーターショーで華々しくデビューしたGTIR。日本のみならず世界中から注目を集めるだけあって、バックオーダーを抱えるほどの人気ぶりだ。そんなクルマを中古車で買えるわけがない・・・・・・と思うかもしれないが、そんなことはない。すでに中古車市場にも流通しているのだ。

デビュー直後からオートオークションに流通し始めたGTIRは、新車価格を大幅に超え1000万円以上で落札されたほどのプレミア価格。現時点での中古車流通量は、全国レベルで30台程度が市場に存在するが、そのうち3分の2のプライスは「ASK」。つまり価格があってないようなもの。このような状況でも、次々に物件が入れ替わっているのが現状だ。今の平均価格は下記のとおり900万円オーバー。これをねらうメリットは・・・・・・。

なのでターゲットは3年後に。このとき重要になるのは、メインテナンスの状況とチューニングの有無。右にも書いたように、ハイパフォーマンスセンター以外でメインテナンスを受けたり、チューニングを施した車両は、保証の対象外になるだけでなく、ハイパフォーマンスセンターでのサービスも受けられないこともある。このような特別なクルマにとってこれは致命的なので、これは最重要項目として覚えておきたい。となると、やはり日産系ディーラーで購入するのがベターだろう。

また、今のところアナウンスはないが、将来的に「GTIR認定中古車制度」のようなものができるかもしれない。このような制度が導入されれば、安心してGTIRの中古車を購入できるのだが・・・・・・。

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