究極の選択 先代or現行モデルどっちが得か?

ホンダ フィット
先代 現行
ホンダ フィット(先代) ホンダ フィット
ホンダ フィット ホンダ フィット

フィット選びのキモは相場とのバランス

 言わずと知れたコンパクトカーのナンバー1ブランド「フィット」。先代モデルは平成13年にデビューするや、驚異的な室内の広さと燃費のよさをうたい文句にヒット。一気にライバルを押しのけ、王者の地位を確立しました。実際、室内の広さや燃費のよさは、これまでのコンパクトカーの常識を大きく覆すもので、ライバルたちを一歩も二歩も上まわっていました。

 一方、昨年デビューした現行モデルはその先代を大きく凌駕。すべての面で確実にレベルアップを果たし、1クラス上やほかのジャンルの車とも勝負できそうなくらいです。

 では、どちらがオススメかというと、セカンドカーや使える足として選ぶなら、相場の安い先代でキマリです。が、今回はもっとオールマイティ的な使い方を想定して判断していきたいと思います。つまり、ファーストカーとしても使えるかどうか。その点を踏まえて、使い勝手や室内の快適さ、燃費やロングドライブまでを考慮して比較していきましょう。フィット選びのポイントは、相場とのバランスになりそうな予感。

特徴比較1

ビックリするほど広い室内と使い勝手は現行でレベルアップ

 室内ユーティリティに関しては、後席の座面跳ね上げやフラット収納は先代も現行も同じくできます。しかし、ラゲッジスペース自体の容量は現行モデルで大幅にアップ。加えてフロア下にも収納スペースを設けるなど、さらにアレンジも多彩になっているのがアドバンテージです。また、居住性も現行が上。どの席に座っても、快適!と言えるだけのスペースを確保しています。ただし、先代で不満があるかと言えばまったくなし。このクラスでは文句なしのナンバー1だけあって、十分な使い勝手&居住性を誇っています。

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●写真は先代のラゲッジ。後席を倒せばマウンテンバイクも積載するだけのスペースを持っています。もちろん現行も余裕で積むことができます。

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●フィットお得意のシートアレンジ。後席の座面を跳ね上げれば、背の高い物もこのように積載できます。これまた現行でも「もちろん」できます。

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●先代に初めて乗ったときには「なんて広いんだろう……」とビックリしたものですが、現行は確実にその上をいく広さ。このクルマで十分と思えます。

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●先代も現行も運転席まわりには収納ポケットがたっぷり。現行のポイントとしては、ドリンクホルダーが大量にあること。

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●現行のラゲッジは床下に収納スペースを設けたほか、ボードを使って上下2段にできるなどアレンジが多彩に。ポイント高いです。

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●ボディが少し大きくなったこともあり、現行のラゲッジスペースはよりワイドに。大型のスーツケースが4つも積載できてしまうのです。

特徴比較2

燃費のよさと運転しやすさは相変わらず高いレベルに

 フィットというと広い室内のほかに燃費のよさも大きなアピールポイント。先代モデルがデビューしたときは、20q/Lを超える10・15モード燃費のカタログ値に驚いたものです。が、実際の燃費も驚異的。本当に20q/Lくらい走ってしまうこともありました。が、現行モデルではその燃費のよさはそのままに、パワフルさまでもプラス。もう鬼に金棒、怖いものなし……というくらいの進化です。ただし、先代モデルでも十分に街乗りから高速道路までこなします。

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●先代のインパネ。デビューから何度かデザインを変更し、最終型は見た目もクオリティもググッと現代的に。古さはまったく感じません。

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●先代の1.3Lエンジンは1気筒あたり2つの点火プラグを持ち、点火時期をずらすことで効率的に燃焼させていました。これが省燃費の秘密。

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●現行には大型ガラスルーフの設定もあり。頭上いっぱいに広がる空を身近に感じながらドライブができてしまう、うれしい装備。

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●こちらは現行のインパネ。先代よりもスポーティさをアピールした、いかにもホンダらしいデザイン。ハンドルは上級車種のシビックと同じ。

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●現行の1.3Lエンジンは可変バルブタイミング機構のVTECに変更。これによりパワーアップも可能となり、走りはよりパワフルに。

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●先代も現行も燃費面で有利なCVTが基本で、1.5Lには5MTも用意されています。ちなみに現行の4WD仕様は5ATとなります。

中古車比較

まだまだタマが少ない現行あふれるほどある先代

 さすがに大ヒットモデルだけあって、先代の中古車は非常にタマ数が豊富。モデル末期の平成17年以降でも各グレードで十分探せるだけの数が流通しています。一方の現行は、まだまだ流通量が少ないというのが現状です。とくに売れセンとなる1.3Lはタマ数が少ないうえに、すぐに「SOLD OUT」になってしまうようです。さて、この価格差が大きいか小さいかですが、一度でも現行のすごさに触れてしまうと「小さい」と言わざるを得ません。それほど現行の魅力は大きいのです。

先代 現行
平成17〜18年式
先代モデル中古車平均相場
1.3A 93万円
1.3W 98万円
1.3S 108万円
1.5A 102万円
1.5S 118万円
平成19〜20年式
現行モデル中古車平均相場
1.3G 125万円
1.3L 151万円
1.5RS 171万円
結論 長く乗るつもりなら間違いなく現行モデルがオススメ
ホンダ フィット 先にも書きましたが、お母さんがスーパーまでの買い物で使うようなセカンドカー的な使い方や、とりあえずの足だけど快適さも必要……というニーズなら、相場が安くタマ数豊富で選択肢の多い先代でキマリです。が、オールマイティ性に着目すると、やはり現行の魅力が輝きを増します。室内の広さや居住性の高さ、ドライブの快適さ、ロングドライブもOKのパワフルさなどなど、その進化の大きさは相場の差以上のものが感じられるはずです。
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