高級セダンを凌駕する質感
広さとゆとりの癒し空間
エルグランドがミニバンのGTモデルならば、アルファードはミニバンのラグジュアリーサルーンと言える。
アルファードは平成14年に、グランビアとグランドハイエースの後継モデルとして登場した。グランビア系の時代はLクラスミニバンの代名詞と言えばエルグランドで、トヨタはライバルに大きく水をあけられていた。
エルグランドがグランビア系よりも人気が高かった最大の理由は、そのスタイリング。大きいわりにおとなしい顔つきのグランビア系は、言うなればにらめっこで負けたのだ。
この差を克服するために、アルファードはグランビア系から大きく顔つきを変えて、エルグランドに真っ向勝負を挑んだ。その意気込みはハンパではなく、なんと現行エルグランドが発表された翌日に、トヨタはアルファードを発表したのだ。
さらにトヨタはエルグランドに対抗するべく、アルファードにあるアイデアを盛りこんだ。それは、2.4Lエンジンの設定だ。
当時のエルグランドは3.5Lの設定しかなく、自動車税が高くついた。アルファードはそこを攻め、2.4Lエンジンを設定したのだった。この戦略は功を奏し、アルファードはデカバンのトップに立つ。これにより、エルグランドはのちに2.5Lエンジン搭載車をラインアップすることになる。
また、エルグランドがFRベースなのに対し、アルファードはFFの駆動方式を採用した。このFF方式の採用によって、アルファードは圧倒的な室内空間の広さを手に入れる。フロア下にプロペラシャフトなどを持たないゆとりの室内空間は、エルグランドとは異なるコンフォート性を獲得することになる。
現行アルファードはV6の3Lと直4の2.4Lの2種のエンジンを用意。セカンドシートがベンチタイプの8名定員と、セパレートとなる7名の2種があり、なかにはリフトアップ式セカンドシートまで用意するきめ細かいラインアップ構成だ。
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