フォードグループの小型車戦略車としてボルボがプラットフォーム開発を担当(V40/V50用)。これをベースにマツダが開発したのがアクセラスポーツだ。ヨーロッパのクラス分けではゴルフやメガーヌと同じCセグメントカー。日本車離れした個性的で存在感のあるスタイルは、日本よりもヨーロッパに軸足を置いて開発されたことが大きな理由なのだろう。実際、欧州での評価はあまたあるライバルのなかにあってとても高い。マツダ独自のサプライズモデルとして、スポーティなマツダスピード(MS)・アクセラも用意される。
アクセラスポーツのエンジンは2L4気筒自然吸気で、150馬力/18・7kgmというスペック。一方、MSアクセラはMPV23Tと同じ2.3L4気筒直噴ターボ。264馬力/38・7kgm(!)というパワー&トルクをFFで駆動。
ポイントは、アクセラスポーツにもオプションで搭載可能な電子制御スロットルをDSC(ダイナミックスタビリティコントロール=スピン防止装置)と連動させて、出力コントロールを行っているところ。コーナーではタイヤの旋回グリップ力の限界を“チョイ越えるところ(ここがポイント)”でしっかりパワーコントロールし、ハンドルの舵角が少なくなるとそれに応じてパワーが発揮される。アクセルを踏み過ぎれば微妙にアンダーステアがでるので、パワーを絞られているという感覚がないのだ。
FFスポーツならではのシャープな操縦性と、今までのFFでは考えられない圧倒的な動力性能を備えた刺激的なホットハッチなのだ。この刺激は一度味わうと病みつきになる。