アメリカだけでなくヨーロッパでも人気上昇中のSUV。最近のトレンドはオンロードの快適性や走行性を重視したクロスオーバータイプだ。そのジャンルへ向けて、マツダが送り込んだのがCX-7である。
マツダと言えばスポーツカーメーカーとしても有名。CX-7はそのアイデンティティをしっかり受け継いでいる。なにしろスタイリングがSUVとしてはダイナミック。ググッと張り出したフロントフェンダーはRX-8を思わせるし、強く傾いたウインドスクリーンやリヤドアの後ろでキックアップしたサイドウインドウもスポーティだ。
5人乗りのインテリアは、いたずらに豪華に飾るのではなく、ブラック&シルバーのモノトーンでモダン&クールな雰囲気。スポーティなクロスオーバーという持ち味をここでもアピールしている。
北米メインということもあって、ボディサイズは4680×1870×1645mmと大柄。ところがこのクラスでは当然のV6エンジンはなく、2.3L直列4気筒直噴ターボのみとしている。でもパワーやトルクはV6に劣らないし、4気筒のメリットで車重は1.7トン前後と軽めだから、加速は軽快。しかもおとなしく走れば低燃費も期待できる。
もうひとつの4気筒のメリットが、ノーズの軽さを生かしたハンドリング。ステアリングの切れ味はクイックで、コーナーに入ってからも背の高さや重さを感じない。乗り心地は固めだけれど、それを含めて、ロードスターのようなキャラクターを持つSUVに感じられるのである。