現行の普通車ミニバンは20車種を軽く超す。どれもミニバントップセールスをねらって発売されているだろうが、なかなか崩せない牙城がある。「ミニバン御三家」とか「ミニバン・ビッグ3」呼ばれたりする、セレナ、ステップワゴン、ノア/ヴォクシーの一群だ。新車販売台数はもちろん、中古車検索のアクセス数などでも群を抜いた高さをずっと安定して維持しているのだ。
背の高いボックス型、5ナンバーサイズ、2Lクラス中心のモデル構成など、スペース効率、扱いやすさ、経済性といったバランスでも、もっとも受け入れられているミニバンがこの一群と言えるかもしれない。
なかでも最古参は現行が3代目になるセレナだ。初代の発売は平成3年。これはステップワゴン初代よりも5年早い。ノアは2代目だが、前身のタウンエースノアもステップワゴンと同じ年に発売されている。
さて、そんなワケで「ミニバン徹底比較」とタイトルされた今回の企画、何をどう比較しようかと考えたとき、実績でも世間のイメージでも代表格と言えそうなセレナをベンチマーク、眼力トレーニングのための中心ツールに据えて、いろいろな観点から多様なミニバンを比較してみることにした。「もうちょい上のクラスはどうよ?」、「そこ(セレナ)まで必要ないかも」といった指針にしてほしい。
長い前置きはこのくらいにして、借り出したセレナはハイウェイスター(FF)。売れ筋、中古車でも人気が高いモデルだ。ファミリー向けの20S&20G、アウトドア&スポーティの20RS、20RX、そしてエアロルックのこのハイウェイスターの3バージョンでセレナはシリーズ構成される。パワートレーンは全モデル2L&エクストロニックCVT。
このハイウェイスターのお値段は約240万円。先代セレナで好評だったオートスライドドアにエルグランドゆずりのパワーバックドア&オートクロージャーのセットを「らくらくパック」として25万2000円のオプションを装備していた。買いやすい基本価格設定と優れたユーティリティの提供もある。さらに走りっぷりなど肝心な部分は?徐々に解明していきましょう!