戦後間もなくにデビューしてから現在まで、ランドクルーザーは進化を重ねていったわけだが、じつは“新しいモデルのほうが優れている”と一概に言えないのが、このクルマのオモシロさでもある。
たとえばオフロードを本気で走るような人は、40系や70系、80系に魅力を感じ、100系や120系など最近のランクルは役不足に思うだろう。逆にランクルにステイタス性を求めるような人は、古いランクルには見向きもしないだろう。
つまり“ランクルの中古車”を考えるとき、年式は新しければ新しいほどいいとは、けっして言えないのだ。そう、ランクルは“年式”ではなく、“型式”で選ぶべき。それぞれの“型式”が強烈なキャラクターを持っているからこそ、そのキャラクターに惚れ込んだ人は買い求める。“ランクルは古いのに相場が高い……”のには、こんな理由があるからだ。
さて、そんなわけだから、ランクル購入にあたってはまず、自分がどんなふうにこのクルマを使いたいかよく考えること。たとえば改造してオフロードを目指すなら70系や80系、ゴージャスにプレミアムSUVライフ志向なら100系やシグナス、そしてカジュアルな実用RVならプラド系がオススメ、となる。
ただしランクルで注意したいのは、ガソリンエンジンを積む“ワゴン(乗用車ナンバー)”と、ディーゼルエンジンを積む“バン(=商用車)”が存在するということ。40系と70系はバンのみ、プラド系とシグナスはワゴンのみだが、バンの場合、NOx規制法の関係で、地域によっては登録できない、あるいは乗り入れもできない、ということがありうる。バンは中古車市場でも減ってきているが、その点はかならず確認しておこう。