クルマ好き……いや、とくにそうでもない人でも“ランクル”という車名は知ってたりするんじゃないか?
なかには「アコガレのクルマだよ」なんて人も。つまりそれだけ、ランクルというクルマが、世のなかに浸透している、ってことだ。
で、中古車的に考えると、そんなネームバリューゆえなのか、ランクルは年式を問わず、とにかく相場が“高い”。ランクルといえばつい先だって「200系」がデビューしたばかりだが、その先代モデルである「100系」も、10年前の登場だというのに、いまだ200万円を下らない相場。それどころか、先々代にあたる80系でさえ、約20年前の登場というのに100万円台を切ることがない、驚異的な価格を維持しているのだ。もちろん100系も80系も、新車価格自体が高めだった(350〜400万円台)ことも考慮しなければならない。しかし、それにしても……。なぜランクルは、こんなに高値が続いているのだろう?
そこにはやはり、確固たる理由がある。ネームバリューだけじゃない、逆に、そのネームバリューを作り上げた「もの」が、ランクルにはたしかに存在するのだ。
それは、たとえばこのクルマの持っている長い歴史。ランクルは、じつは50年以上も前から売られているって知っているかな? こんなクルマ、ほかに「クラウン」くらいしかないのでは。
そして、アラブの王様も認めたタフなオフロード性能。砂漠のなかを何千kmも、200km/h近いスピードで疾走して壊れないクルマも、ランクルくらいなのでは?
そのほかにも、数々の伝説がランクルというネームバリューを生んだことは間違いない。でも、そんなふうにイマイチわからなかったランクルというクルマの正体。今回は徹底的に紹介してみるぞ。