「ボディがしっかりしている」それがティーダを動かしたときの感想だ。正直、ひと昔前のコンパクトカーとは比べ物にならない剛性を感じさせる。うん、これならドイツ製フルサイズセダンやスポーツカーをガレージに残し、その代わりにステアリングを握ってもさほど違和感はないだろう……そう思わせるものがある。
ティーダは「走り」に関してじつによくできている。今回は街なかのインプレッションだったが、数カ月前、このクルマに乗って東名高速をひたすら走ったことがあった。そのときは高速巡航性能の高さに驚かされた。多少エンジンは唸り気味だったが、ボディが沈み込むように路面にピタッ吸い付き安定するサスペンションなどはヨーロピアン風。さらにここでもワイドトレッドが活躍し、ふらつくことなくクルマを終始安定させていた。
そんなクオリティの高いハードがクラスを超えた走りを見せるのだが、このクルマの走りに「しっとり感」があるのも付け加えよう。ただ単に軽快なフットワークを見せるのではなく、ゆったりとした気分の走りも演出してくれる。多分、操作系パーツが軽々しくないのだろう。それぞれにしっかり味がある。これも大人が好む味付けのひとつに違いない。