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心技体 すべてそろった逸材
充実のラインアップがその実力と人気を証明
スバルは技術主導タイプであるがゆえ、「商売は上手とは言えない」というイメージを持っている人も多いようだが、じつはブランドとしての表現力も一流であったりする。それを立証したのがB4だ。
それまでのレガシィ・セダンは、ツーリングワゴン人気に押されるようにして、脇役に成り下がっていた。とくにWRC参戦を弟分のインプレッサにゆずった2代目では、その傾向が強くなっていた。
そこでスバルは3代目にスイッチするときに、ボクサー&4ドアの頭文字であるB4の2文字を与え、スポーツセダンというキャラクターを前面に押し出しすことに。これがユーザーに受け入れられ、独自の人気を獲得するまでになったのだ。
おかげで当初は少数精鋭だったバリエーションが、2代目B4である現行型ではツーリングワゴンと変わらないまでになった。2LSOHCエンジンを積む2.0iカジュアルエディションがないだけで、11車種をそろえる。このクラスの国産セダンではトップレベルの充実ラインアップに成長したのだ。
B4のユーザーはほかのレガシィと比べると、スバリストと呼ばれる熱狂的なファンが多い。そんな状況を考えると、ツーリングワゴンと同じ内容となる今年のマイナーチェンジでは、新たに追加された2.0RスペックBあたりが注目になるのではないだろうか。
自然吸気ツインカムならではの心地よい吹け上がりとサウンド、4気筒ならではの軽快なハンドリングに、ビルシュタインによるしなやかな乗り心地、MOMOが生み出すしっとりしたステアリングフィールを組み合わせたこのモデルは、初代からレガシィを乗り継いできたような愛好家も満足できるはずだ。
セダンとはいえ、そのパッケージングはレガシィならではの快適さを持ち合わせる。フロントシートはセミバケットタイプ。
レガシィお得意のマッキントッシュオーディオもオプションで用意。
今年のマイナーチェンジではプッシュ式のエンジンスターターを2.0GT系と3.0R系に標準装備した。
とくに3.0Rはクルーズコントロールなどの快適装備も充実。
ドライビング
より軽く高剛性のB4は走りのレベルが高い
ツーリングワゴンより20kgではあるが軽いうえに、重心が低くリヤまわりの剛性が高いB4は、当然ながら操縦安定性や乗り心地では有利。ちなみにレガシィの4WDシステムはMTがベベルギヤ+ビスカスカップリング、3.0Rと2.0GTのATがプラネタリーギヤ+電子制御多板クラッチのVTD-AWD、それ以外のATが電子制御多板クラッチのみを使ったアクティブトルクスプリットAWDと3種類もある。前後トルク配分はそれぞれ50対50、45対55、60対40を基本とする。安定性を重視したアクティブトルクスプリットに対し、VTD-AWDはハンドリングの自由度を重視した設計だ。
●2.0R系に搭載されるのは2LのDOHC。スペックはATが180馬力、MTが190馬力で、20.0kgmの最大トルクは同じ。
●シリーズ最強エンジンの2Lツインスクロールターボエンジンは、ATが260馬力、MTが280馬力、最大トルク35.0kgm。
●当初は3.0RスペックBのみ6速だったが、06年のマイナーチェンジで2.0GTスペックBも6速に変更となった。
●2.0GT系と3.0R系のステアリングシフトスイッチは、06年のMCからパドル式へ。3.0R系は標準、2.0GT系はオプション。
中古車情報
買い得感が高いB4の中古車
年式の偏りの少なさや、2Lターボモデルの流通量の多さなど、比較的ツーリングワゴンと似た中古車市場を形成するB4。しかし、こちらはメインの価格帯が50万円ほど下にスライドする。
実際、同年式&グレードで比較した場合、ツーリングワゴンよりも10万〜20万円ほど安い。買い得感は高いのではないだろうか。森口オススメのマイナーチェンジ後の2.0GTは、平成18年式で240万円。
●年式
●グレード
●価格帯
MCでココが変わった
知的ドライビングのSIドライブを搭載
06年のマイナーチェンジ最大のトピックが「SIドライブ」の採用。2Lターボと3LのAT車(全シリーズ共通)に搭載されたこのシステムは、3つの走行モードに適した制御をする。パワーの出方を穏やかにした「I=インテリジェント」は燃費性能に優れ、低回転からトルクを出す「S=スポーツ」はスムーズな加速を、レスポンス重視の「S♯=スポーツシャープ」はエンジン性能を最大限に引き出すセッティング。
●ECUや電子制御スロットルなどを協調制御するSIドライブ。ダイヤル操作で簡単に走行モードを選択でき、ディスプレイに表示。燃費メーターも装備する。
のオススメ
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後期型の2.0GT
ホントは2.0RスペックBだが……
B4はスポーツセダン。だから運動性能に有利な4気筒+MTというコンビでチョイス。新車なら今年追加されたばかりの2.0RスペックBで、自然吸気ツインカムの楽しさを味わいたい。でも中古車になると、2.0RのMTはタマ数があまりにも少ないので、ターボの2.0GTにする。ツーリングワゴンのところでも書いたが、06年のマイナーチェンジ以降のモデルを希望。
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