ミニバン御三家の買い方
ステップワゴン中古車 徹底解剖
じつはスポーツグレードより
快適グレードのほうが人気
 初代、そして2代目のような爆発的ヒットは飛ばしていないが、それでも堅実に販売台数を稼いでいる3代目ステップワゴン。デビューは17年5月だから、ちょうど前ページのセレナと同じタイミングで登場したわけだ。中古車の検索ヒット台数は、17年式で約1000台、18年式で約700台だから、流通台数としてはセレナを上回っている。
 さて、まずは気になるエンジン別だが、8割方を2Lエンジン車が占めている。2.4L搭載車は、もちろん3ナンバーとなり、自動車税の面でも1ランク上になってしまう。走りでは有利だろうが、やはりステップワゴンの美点は、5ナンバークラスの経済性なのだ。ちなみに2WDと4WDの別では、4WDが極端に少ない。せっかく4WD性能は大きく進化しているのに……。
 一方、グレードについては、標準グレードの「B」はなんと皆無。人気のいちばん手は「G・Lパッケージ」だった。エアロパーツをまとう「G・Sパッケージ」や「G・LSパッケージ」は意外と少なめ。見た目より、実用性だったりコンフォート性が大事、という、イメージとは異なるステップワゴンオーナーの本質が見えてくるよう。今年追加された新ラインアップもほぼ皆無だった。
グレード
※色つきの部分は流通量の多い
上位3台を表す。
総体的に値落ちは小さめ
ただしお買い得グレードも
 流通台数が多いのはG・Lパッケージ、G、24Zの順。エアロパーツをまとったSパッケージ系は、意外と台数が少なく、また最廉価のBはまったく存在しなかった。相場的には、こちらもエスティマやセレナ同様、値落ちが小さめで高値安定といったところ。新車価格から数万円しか落ちていなかったり、なかにはオプションパーツを装着しているゆえだろうか、新車とほぼ同じ値段を付けているグレードも。が、このなかで注目はG・LSパッケージ。2Lの最上級車だが、値落ち率が高い。
平成17年 平成18年
B 2WD 該当中古車なし 2WD 該当中古車なし
4WD 該当中古車なし 4WD 該当中古車なし
G 2WD 196万円 2WD 208万円
4WD 217万円 4WD 222万円
G・Lパッケージ 2WD 203万円 2WD 205万円
4WD 218万円 4WD 212万円
G・Sパッケージ 2WD 215万円 2WD 204万円
4WD 228万円 4WD 該当中古車なし
G・LSパッケージ 2WD 224万円 2WD 221万円
4WD 239万円 4WD 該当中古車なし
24Z 2WD 236万円 2WD 236万円
4WD 278万円 4WD 263万円
地 域
北海道でも4WDは少なく
相場価格に地域差なし
 地域別の流通台数を調べてみると、やはり圧倒的に多いのは関東・甲信越。中古車店自体の多さ、顧客の多さなど、やはり最大のマーケットだ。続いて東海・北陸、北海道・東北、九州と続く。関西圏は意外と少ない印象だ。相場については、全国的に平均されている。4WDへのニーズの高さから、どうしても北海道・東北では相場が高くなりがちなのだが、ステップワゴンの場合、そうした地域でも4WDへのニーズがあまりない。実際、2WDと4WDの流通台数はほぼ50対50なのだ。そんなわけだから、なおさらほかの地域では2WDの台数が圧倒的だ。
ボディカラー
ホンダ車らしく
ブラック系が人気
 ステップワゴンもほかのミニバン同様、ホワイト系、シルバー系、ブラック系で、全台数の9割近くを占めている。しかし注目したいのは、ブラック系がナンバー1になっていること。相場価格についても高め確保……といった感じだ。さらに最高の相場価格を示しているのが、もっとも人気薄のレッド系というのも、何か理由がありそう。この色を選ぶ人は、相当のこだわりがあって選ぶということか!?
排気量&駆動
主役はやはり経済性に
優れる2Lエンジン
 2Lと2.4L、2タイプのエンジンをそろえるステップワゴンだが、主役はやはり2Lで、8割以上を占めている。もちろん走りの余裕や上級装備が魅力の2.4L(24Zの単一グレード)ではあるが、5ナンバーだからこそ、ステップワゴンを選ぶユーザーが多いのだ。が、人気があるとはいっても、相場価格はやはり2.4Lのほうが新車価格を反映して高め。
年式
なかには17年式の
ほうが高い物件も
 デビューが17年5月、年式としては17年式、18年式が中心だ。流通台数は17年式がやや多く、全体の57%。しかし平均相場価格はほとんど変わらない現状だ。グレードによっては17年式のほうが高い例も。上のグレード表のとおり、G・Lパッケージの4WDや24Z全般などがそうだが、これはオプションの有無が原因か?
走行距離
1万km以上の多走行車が
意外なほど多い
 どんなに古くても2年落ち……のはずなのだが、ステップワゴンの場合、距離を走ったクルマが意外なほどに多い。1万km以上が全体の半分近く、2万km以上も16%を占めている。明らかに多走行だ。さすがに2万km以上となると、平均相場で200万円前後。100万円台に突入するのも時間の問題だ。一方、逆に考えると、1万km以下のクルマも半数以上あるということ。距離別に相場を調べてみると、なぜが3000〜5000km走行の物件で価格が少し落ちている。台数自体は少なめだが、このあたりをねらうと、意外とお買い得だったりする?
販売店
徐々にディーラー系が減り
優良車は一般店に移行
 2年落ち車が中古車市場の主役、しかも多走行車が多いとあって、ディーラー系中古車店の取り扱いが徐々に減ってきている印象。しかし、それでも2年落ち。一般中古車店にはオイシイ存在だろう。ちなみに相場価格については、一般店のほうが少し高くなっている。もちろん、それも優良物件が多いという証拠。新車のメーカー保証もまだ生きているし
ステップワゴン買いのポイント
魅力的な装備はオプションに多し
価格と装備のバランスをチェック
 2年落ちの中古車が新車とほぼ同価格だったりする傾向は、今回登場したほかの2車(エスティマやセレナ)と同様。ただしオプション装備などが装着されていることも多いので、よく実車を吟味しておきたい。たとえば両側パワースライドドア(助手席側は標準だが運転席側はオプションとなるグレードが多い)や、ナビ&オーディオ、インテリジェントハイウェイクルーズなどのハイテク装備は、有無を要チェックだ。
 さらにクルマ自体の充実度と相場価格のバランスで考えると、もっともリーズナブルなのは「G・LSパッケージ」。18年式のほうが安くなっているというのも、ねらいたいポイントだ。ただしこれも装備の内容はチェックしたい。
オススメは?
HONDA STEPWGN
ホンダ・ステップワゴン G・LSパッケージ
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