ミニバン御三家の買い方
セレナ中古車 徹底解剖
上級グレードの物件少なく
今後も続きそうな高値安定
 現行型のデビューが平成17年5月だから、丸2年を経たことになるセレナ。年式としては17、18年式が中心で、流通台数も1200件(17年式=約630台、18年式=640台)ほど検索できた。これだけ見つかれば、すでに確固たる相場を形成している、といっていいだろう。
 セレナの場合、エンジンは2Lオンリーなので、気になるのはやはりグレード別の件数。スポーティ系のスムージンググリル車か、上質系のメッキグリル車か、あるいはハイウェイスターやライダーといった、ドレスアップ系も人気がありそうだ。
 結果、もっとも流通台数の多かったのは「20S」、メッキグリルの標準グレード車だった。新車の価格差はほとんどないはずだが、スムージンググリルよりメッキグリルのほうが人気。ハイウェイスターは18年から登場だが、セレナの場合、爆発ヒットとはなっていないようだ。
 さて、気になる相場価格だが、こちらも十分な値落ちを期待するには厳しい状態。17年式と18年式でほとんど相場は変わらず、グレードによっては古いほうが高い、なんて現象も。駆動系別ではやはり4WDのほうが2WDより高く、全体の「高値安定」は、今後もしばらく続きそうな気配だ。
グレード
※色つきの部分は流通量の多い
上位3台を表す。
完全に相場はできたが
超高値安定で推移
 とくに流通台数が多いのは20S。17年式はその20Sと20G、20RSがほぼ同じ台数を検索できたが、18年式では2倍近くの差ができてしまった。また、ハイウェイスターやライダーなどのドレスアップモデルも、想像以上に流通台数が少ない感じだ。相場価格は全グレードを通じて、さほど値落ちしておらず、たとえば20S・2WDは新車価格210万円だったが、表をみると10万円も下がっていない。同様に、ハイウェイスターも2WDの新車価格が約240万円。ライダー系も少なく、全体的に買い得感は小さい。
  平成17年 平成18年
20S 2WD 201万円 2WD 202万円
4WD 216万円 4WD 218万円
20G 2WD 221万円 2WD 215万円
4WD 230万円 4WD 247万円
20RS 2WD 204万円 2WD 214万円
4WD 221万円 4WD 234万円
20RX 2WD 203万円 2WD 221万円
4WD 215万円 4WD 248万円
ハイウェイスター 2WD 230万円
4WD 255万円
ライダー 2WD 220万円 2WD 232万円
4WD 267万円 4WD 276万円
ライダーS 2WD 244万円 2WD 246万円
4WD 288万円 4WD 277万円
ライダーアルファII 2WD 262万円
4WD 該当中古車なし
アクシス 2WD 268万円
4WD 該当中古車なし
地 域
全国的に変わらぬ相場
北海道・東北は4WDが圧倒的
 中古車の流通台数を地域別に見てみると、やはり突出して台数が多いのが関東・甲信越、次いで東海・北陸エリアとなっている。興味深いのはそのほかの関西、九州、北海道・東北が、ほぼ同じ流通量だと言うこと。相場は全国的にどこが高い安いというのはなく、平均的だと言える。ただし北海道・東北については高め、これは4WDが中心のため。実際、このエリアの流通量は5対95で4WDが圧倒的に多い。このため、4WDの相場も他エリアよりかなり高い。逆に2WDは他エリアよりかなり安め、ということになっているのだが……。
ボディカラー
シルバーは流通台数多し
相場的にはブラック系高し
 オレンジ系をイメージカラーにした現行セレナだが、やはり売れ線はホワイト系やシルバー系。これにブラック系を加え、全体の約95%を占めてしまっている。オレンジ系やレッド系は1%に届くか届かないかの割合だ。ただ、相場としては人気ナンバー1のシルバー系より、2番人気、3番人気のホワイト系、ブラック系が高値気味。とくにブラック系は今後ますます人気を得そうな気配なのだ。
年式&駆動
今後増えそうな18年式
駆動方式は8割以上が2WD
 年式別の台数は、17年式と18年式でほぼ同様。ただしデビューは17年5月なので、丸1年間売られた18年式は今後、もっと流通していくものと思われる。相場は、2WDに関しては両年式でほとんど変わらない。4WDは、それなりに年式差が表れているのだが……。また駆動系で比較すると、8割以上が2WD。4WDとの相場価格差は新車価格差以上だ。
走行距離
1万km以下なら相場はほとんど変わらず
 デビューして丸2年、つまり2年落ちのクルマも多いだけに、走行距離はさまざま。すでに2万kmを超えた……なんて物件もある反面、1万kmに満たないクルマも半数以上流通している。もっとも多いのは3000km以下、というのも驚きだ。しかし、いずれにせよ走行距離が相場価格に与える影響は、まだまだ小さいと言っていいだろう。2万km以上となると、さすがに値段が落ちてくるが、1万km以下なら数万円程度しか変わらない。ねらい目はそう、2万km前後の物件か?
販売店
程度にこだわるディーラー系
一般店でもいいクルマは豊富
 より新しく、走行距離をそろえたいディーラー系は、やはり年式が進むと同時に取り扱い台数を減らしていく傾向に。デビュー後2年も経つと、やはり一般中古車販売店の割合が多くなる。相場的にも、ディーラー系がやや割高。走行距離の少ない物件をそろえている結果だろう。ただしどんなに古くても2年落ち。程度良好車は一般店でも充実している。
エスティマ買いのポイント
お買い得車を探すなら
スムージンググリル車に注目
 2年落ちの17年式でも、新車価格からの値落ちはほとんど期待できない状態。流通台数は多めでも、その分、引き合いも多いので、今後もこの高値傾向は続いていきそうだ。
 ただし、よくよく探していくと、お買い得グレードもたしかに存在する。流通台数こそ少なめだが、いちばんの注目株は、スムージンググリル車。とくに上級の20RXは、20RSより装備が充実しているにもかかわらず、相場は同等、もしくは安いくらいだ。さらに17年式では20Sなどと比べても安い。これは「買い」でしょう。
 一方、ハイウェイスターやライダーといったドレスアップ系だが、流通量が少ないせいもあるのか、新車以上の価格だったりする。
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