第三世代スカイライン再検証
検証1 V36スカイラインは なぜ売れているのか?
350GTタイプSP 先代V35の設計思想を
進化させたFR-Lプラットフォーム
350GTタイプSP
 スカイラインは先代モデルで画期的な変更を受けた。それは長きにわたって搭載し続けてきた直列エンジンに別れを告げ、パワーユニットの形式をV6にしたことである。
 このV6エンジン搭載にあたり、採用されたのがFMパッケージと言われるシャシーレイアウトだ。
 FMとはフロントミッドシップを意味する。エンジン自体はフロントセクションに搭載され、ドライブシャフトを介してリヤタイヤを駆動するFR方式。このFMパッケージの最大の利点は、クルマを構成するユニットのなかで、重量物となるエンジンをホイールベース間に置き、前後重量バランスを理想配置にできることにある。
 現行モデルとなるV36型は、先代で採用されたFMパッケージをもとにさらなる進化を果たした。プラットフォームはFRーLプラットフォームと呼ばれるもので、先代とホイールベースは同一だが、まったくの新設計となっている。
 このFMパッケージ、FRーLプラットフォームに、刷新されたV6エンジンが搭載される。
 新しいV6エンジンはVQ35&25HRと言われるもので、従来型VQ35&25DEとボアピッチなどは変わらないものの、FR専用として左右対称レイアウトを採用。レブリミット7500回転の高回転化を実現している。V36型の人気の秘密は、たぐいまれな運動性能にあるのだ。
350GTタイプSP 350GTタイプSP スポーツモデルの基本とも言える、T字型レイアウトを採用するインパネまわり。ボディ全幅のアップに伴い室内幅を拡幅、ボディ全高は20mmのダウンが行われたが室内高の減少はわずか5mmに収まっている。
 
350GTタイプSP エンジン搭載位置は、V35に比べて15mm低く設定。燃料タンクは、リヤシート下に収められている。ボディのエアロチューンを徹底することによって、フロントの揚力はゼロを達成。
350GTタイプSP 左右完全対称となったVQ35HR。吸入効率を維持したまま、左右対称にするために、エアクリーナーボックスも、左右に振り分けられている。
 
350GTタイプSP 350GTタイプSP フロントサスペンションはダブルウイッシュボーン、リヤはマルチリンク式を採用。350GTのタイプSとタイプSPには、リヤタイヤの操舵とフロントタイヤの操舵量調節をする、4輪アクティブステア(4WAS)がオプションで用意される。
■平成18年式 350GTタイプSP(5AT)主要諸元
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全長×全幅×全高 4755×1770×1450mm
ホイールベース 2850mm
トレッド前後 1520mm
最小回転半径 5.4m
車両重量 1600kg
乗車定員 5名
エンジン型式 VQ35HR
種類・シリンダー数 V6DOHC
総排気量 3498cc
最高出力 315ps/6800rpm
最大トルク 36.5kgm/4800rpm
使用燃料/タンク容量 プレミアム/80L
10・15モード燃費 9.2km/L
サスペンション前/後 ダブルウイッシュボーン/マルチリンク
ブレーキ前後 Vディスク
タイヤ前・後 225/50R18・245/45R18
新車価格 380.1万円
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