人間なら、容姿端麗で語学堪能で博識があって判断力も的確でスポーツ万能で、さらにウィットに富むなんて人物がオールマイティの理想像のひとつかもしれない。
もう少し範囲を狭めて、オフィスならばキーボードを打つのが超早だけど、書道も達筆という人なら、これは重宝がられるに違いない。
と、例をあげていけばキリがないのだが、クルマの場合は物理的な制約がある。なんせ工業製品ですから。
たとえば、エンジンパワーのバランス、キャビンの広さ、ラゲッジルームの広さなど、クラスやサイズによって超えられない壁がある。そんな要件を盛り込んでいくと、乗り手それぞれのパーソナリティに合わせたジャンルやカテゴリー、クラスへ当然のようにランディングする。
もちろん、社会的なセーフティレベルも忘れてはならないポイント。言い替えれば、乗るクルマと乗り手がワンセットで相手に安心感や好感を持たれるかどうかということだ。
そこで、ビジネス&プライベートの定番、ワゴンの選択もひとつの「アリ」なのだが、凡庸なワゴンを選ぶのも芸がない。なぜなら……どうせ選ぶなら「語れる」要素も盛り込みたいじゃないか。選んだセンスも、相手に対する自己レベルの高さを示すことになるのだから。 |
|
| ウィッシュ |
| ロープロフィールの3列シートミニバンは、車種は少ないが市場での人気は高い。事実、ウィッシュ、ストリームといった2大人気モデルは販売台数ベストランキングでいい位置に常駐している。人気の理由は、人数が乗れて、さらにワゴンのようにも使える点がひとつ。さらに、シートアレンジ次第では、たとえば前から1-1-1とセッティングして長モノと3人でゆったり乗るといったワゴンではかなわない芸も持ち合わせる。今後も要注目株。 |
| 177万円 | 平成17年式 X エアロスポーツパッケージ |
|
|
|
| ストリームと覇を争う5ナンバーサイズの3列シート7人乗りミニバン。外観から想像する以上にキャビンの余裕はあり、3列目でも息苦しさは少なくたためばワゴンとそん色ない荷室が出現。インパネやシートのイメージにそぐわず走りはスポーティ。とくにマイチェン後の洗練度は高い。写真の車両は唯一の2Lを搭載するZだ。 |
| アベンシスワゴン |
| ワゴンという選択は、ビジネス&プライベートユースを考えたときに定番といえるチョイス。見た目のアクティビティと落ちつき感の両立。セダンとそん色のないキャビン、積める荷室、バランスのいいボディプロポーションによる走りとフットワークのよさの3拍子そろうところが魅力。加えて、立体パーキングなど駐車場問題も心配ないところがいい。オフではもちろん広大な荷室がグッズスペースをサポートする。それゆえ、時代と世代を超えた定番だ。 |
| 223万円 | 平成16年式〜17年式 2.0Li |
|
|
|
| デザインからテストまで開発のすべてをヨーロッパで行ったミドルクラスセダン/ワゴン。製造もトヨタ英国工場で行う輸入車。ライバルはアウディA4やBMW3シリーズといったクラス。剛性感のあるボディと合理性の高いキャビンで現地での評価も高い。ボディは3ナンバーサイズで、直4を搭載。発売から約2年は2Lのみ、現行は2.4Lもある。 |
|