10位前後から下位は、ベスト5あたりの上位に比べると比較的乱高下の目立つランキングだ。とはいっても、必ずどこかに顔を出す常連定番がいくつかあり、もう一方で話題性やモデルチェンジ効果などで突然下位から飛び込んでくるモデルもある。そういったことを踏まえてここから先は読んでほしい。
などと釘を刺すような話から始めたワケは、じつのところ8位と9位を見てもらうとわかる。トヨタのボトムライン・パッソとフラッグシップ・クラウンが仲よく並ぶ。平均価格帯で4、5倍の差がある2台だ。
この現象を短絡的に最近ハヤリの「格差」と結びつけてはいけない。
まずクラウンは、ずっと以前から年間ベスト10入りを続けてきた常連であり、ビッグサイズセダンの代表的存在の地位を確立しているのだ。ただし、きっちり4年ごとのモデルチェンジ、現行ではエンジンのV6化、さらに今年になってから3.5Lの追加などつねに話題性や進化の手を抜かない。安閑と王者の座に座っているわけではない結果が数字に出た。
パッソは、10〜12位も見ればわかるように、最近のコンパクトハッチ人気の波に乗っている1台だということ。ケースによっては軽自動車よりも安く買えるリッターカーというキャラクターが受けている。あるいは、CM効果も大きいかもしれない。大きいとすれば、プチトヨタのフレーズどおりトヨタのブランド力の強さを物語る。
同様にティーダは日産お得意のインテリアセンス&デザイン力が魅力だし、ラクティスは高容積率とパドルシフトによる走りの楽しさというトヨタらしい商品力の強さがある。
というわけで、まとめると10位前後はブランドの安心感とトレンドが入り交じった、ある意味手堅いクルマのゾーンなのだ。数年前なら、イスト、マーチなどが顔を連ねていたはずだ。とくに今年度の上半期はトヨタVS日産のコンパクトバトルが本格的になったということか。
もちろん、新型カローラのハッチバックタイプ「オーリス」など、まだまだ新型コンパクトは続き、目が離せないゾーンだ。 |
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| ボディサイズ、コラムシフト、ユーティリティの充実など極めて軽自動車センスに近いリッターカー。価格もヴィッツより安く、軽自動車に並ぶ。5人乗車も窮屈さは少ない優秀なパッケージングで、ちょい乗り優先のシティコミューターとしての実力はトヨタ車随一。ボディカラーもカラフル。 |
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| 6月 |
9位 |
7月 |
11位 |
8月 |
11位 |
9月 |
17位 |
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| アスリートやセダン、マジェスタなどのワイドセレクションが、国産最古参級の伝統を誇るクラウンのブランド力の底力。最新機能が必ず盛り込まれるところもオーナーのプライドを傷つけず固定客が多いゆえん。ゼロクラウンを名乗る現行では、国産車初のリモコン機能を組み込んだ腕時計を用意した。 |
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| 6月 |
11位 |
7月 |
12位 |
8月 |
12位 |
9月 |
8位 |
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| サニーやパルサーのマーケットを受け継ぐやや大きなコンパクトハッチ。ルックスやインテリアにティアナのテイストを盛り込んだことで、ブランニューながら日産のメインストリーム車種であると、ユーザーには難なく受け入れられた。乗り心地も含めて穏やかなキャラクターは、ミドルエイジ以上でも乗りこなしに苦労しないところもヒットの秘密。 |
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| 6月 |
10位 |
7月 |
10位 |
8月 |
15位 |
9月 |
14位 |
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| トヨタ車初の7速パドルシフト、パノラマルーフなどグローバルなトレンドを盛り込み、スポーティさを前面に出したマルチパーパスコンパクトワゴン。ファンカーゴや先代bBに今一歩踏み出せなかったユーザーをラクティスでは見事にゲット、昨年の発売翌月にはメーカーもびっくりの販売ランキング1位をゲットした。 |
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| 6月 |
14位 |
7月 |
13位 |
8月 |
10位 |
9月 |
6位 |
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| マーチやキューブのプラットフォームに1.5Lエンジンを積む、立体駐車場に入れるハイルーフコンパクトハッチ。ブランニューだがグローバルな意味でパルサーの後継車。だから、欧風テイストで、ゴルフプラス、シトロエンC3などのライバル車なのだ。カタカナ車名「ノート」が商標上使えなかったというのはトリビア!? |
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| NISSAN MARCH |
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日産・マーチ |
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| 堅実な売り上げは堅実な造り |
| 上半期総合ではベスト20位の圏外だったが、販売は堅調で、月ごとでは20位内に顔を出すことが多いマーチ。ロングセラー商品としては定石の歩みといえる。マイチェンでボトムラインを1.2Lモデルに整理し、その一方で現行はタイプを豊富に用意してワイドなセレクションに対応。まだまだイケそうだ。 |
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