奇しくも、この特集で取り上げた4〜9月の集計では、4〜7位をミニバンが占めた。さらに、月ごとの単独集計を見てもらうとわかるとおり、ベスト10の中盤はミニバンの占拠率が高い。
「ミニバンは新しいファミリーカー像」といわれて久しいが、数字の上でもそれを示したカタチか。
もちろん、数あるミニバンのなかでどれが売れたか?というのが気になる。
総合的に言って、ウィッシュを除く3台はミニバンの老舗中の老舗3台だ。ここでも先のベスト3同様に定番の強さというのがあるようだ。
個々に見ていくと、まずエスティマは3代目。ルックス、サイズ、コンセプトを大きく変えずに(初代はフロントミッドシップ、2代目以降はFFベースになったが)正常進化してきたクルマだ。今回はV6エンジンが3.5Lにアップし、エルグランドと肩を並べる国産ミニバン最強スペックの念願を達成した。また、7人乗りのセカンドシートが大きく前後動かせて、くつろぎ感バツグンのアメニティスペースを演出。メカニズム的には全グレードでFF/4WDがチョイスでき、全方位で強力な布陣をスタート当初からしくことで快進撃を続ける。
セレナも先代から正常進化した使い勝手重視のボックス型ミニバンだが、正直、昨年のFMC直後はライバルのステップワゴンに水を開けられていた。が、今年の6月のマイチェンで途切れていた定番人気のハイウェイスターを投入してからは立場逆転、売れ筋の波に本格的に乗った。
一方のステップワゴンは、セレナとほぼ同時期に一部改良し、パワースライドドアの採用を拡大、オプション類の見直しなどでコストパフォーマンスの拡充をはかっている。トータルで見て2車の台数は僅差、ステップワゴンの走りに長けた低床ワゴンスタイル支持率は落ち込んでいないようだ。
最後のウィッシュだが、じつは9月だけ見るとライバルのストリーム(先代)が4位に、ウィッシュが10位になる。この2台を合計すると約1万7000台。同月の1位フィットは約1万1000台だから、脅威的な台数ということになる。断言は避けたいものの、5ナンバー・2Lクラスのロープロファイルミニバン人気が着実に定着していると言えそう。 |
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| 上級ミニバンだが、ワンモーションのフォルムに呼応するように、余計な虚飾がないスマートなイメージは初代から続く。それゆえ、スーツでもカジュアルでも似合うキャラクターが人気の秘密。今回、7人乗りと8人乗りでセカンドシートの使い勝手に大きな違いを設け、ユーザーターゲットをより広くした。やや低床化したボディ、サードシート床下収納も時代の波を確実にキャッチ。 |
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| 172万円 平成18年式 Xエアロスポーツパッケージ |
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| ホンダストリームに対抗してトヨタが出した5ナンバーサイズロープロフィール7人乗りミニバン。サードシートもけっして窮屈ではないが、多彩なシートアレンジを活かし、ポストミドルワゴンとして使っても不満がない。実際、ビジネスユースにも十分耐える。スポーティなインパネやインテリアに恥じない走りの性能も発揮。とくに後期型は顕著。 |
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| 全グレードで8人乗りのみ。5ナンバーサイズミニバンでトップクラスの容積効率を売りにする3代目。とくにサードシートのサイド方向の余裕はたっぷりとある。セカンドシートのスライド量が大きく、キャビンアレンジに優れる。先代にはあった2.5Lはなくなり2Lエンジンに一本化。全グレードに4WDも設定されている。 |
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| HONDA STEPWGN |
| ホンダ・ステップワゴン |
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| ステップワゴンは3代目で、キャビンの余裕は変えずに、低床化とサイズダウン。低重心化によりドライビング性能は向上。新型で低くする手法は昔からのホンダの得意技のひとつ。今回は吉に出て好調なセールスを続ける。もちろん、やっと両側スライドドアとなったことも大きい。 |
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| TOYOTA PRIUS |
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トヨタ・プリウス |
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| 原油取引価格と連動する販売実績!? |
| ガソリン価格の高騰が続いたことで、好燃費のクルマは売れ行き好調。なかでもハイブリッドのプリウスは、じわじわとその販売実績を伸ばして、このクラスのセダンではカローラに次ぐ実力派になった。今後、ほかのハイブリッドカーの後押しによって、さらに伸びる可能性が十分にある。 |
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