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日本の粋 クラウンの系譜
直6エンジンの味わいは
伝統のなせる技
ゼロ・クラウンのキャッチとともに、大胆に変身した現行ロイヤル。だからこそ、その変身についていけないという人、いると思う。そんな人には先代をすすめたい。デザインはオーソドックスな3ボックスで、落ち着きにあふれている。しかもエンジンは伝統の直列6気筒。滑らかな吹け上がりやサウンドは、V6とはやっぱりひと味違う。それでいてボディはホイールベースを伸ばし、ルーフを高め、ハードトップからセダンに変わるなど、パッケージングを重視。3LエンジンにはD-4を導入した。ゼロ・クラウンの影に隠れてしまいがちだが、歴代ロイヤルではかなりの改革派だったのだ。
よりオーソドックスなデザインのインパネ。やはり木目パネルなどを多用し、落ち着き感と高級感を出しているのが特徴。
現行モデルと比べると若干見劣りするが、それでも十分以上の居住性を誇る。
エンジンは3タイプを用意する。
中古車平均相場/平成11〜15年:全グレード
2Lモデル
198
万円
2.5Lモデル
209
万円
3Lモデル
240
万円
●2Lモデルの流通量は少ないが、2.5Lと3Lモデルは各年式をとおして豊富で、予算に合わせて選ぶことができる。ただし、走行距離が7万km以上、なかには10万km以上という物件も多数あるので、注意も必要。
ターボエンジンがもたらす
刺激的な走り
アスリートはこの先代が初代になる。メッシュグリルにブラックケースのヘッドランプ、やはりブラックの木目調パネルを使ったモノトーンのインテリアというアスリート・スタイルは、ここで確立したものだ。これだけでも価値がある。しかも先代アスリートには、現行型にはないメカニズムがあった。それはターボエンジン。スープラやマークIIツアラーVなど、トヨタのミドルクラスのスポーツモデルの心臓としておなじみの2.5Lターボが積まれていた。最高出力はもちろん当時のリミット280馬力。ターボならではのチョイワル系加速は、現行の3.5L V6では体感できないものだ。
ブラック基調のインテリアは、アスリートでしか味わえないスポーティでシックな味。
エクステリアは、やはりディテールにアスリート専用のデザインが施される。
280馬力を発生する2.5Lターボの走りは、ときに凶暴でもある。
中古車平均相場/平成11〜15年:全グレード
2.5Lモデル
208
万円
3Lモデル
217
万円
●先代アスリートは、2.5Lモデルの流通量が3Lモデルの約3倍と、偏りが目立つ。人気が高いのは、2.5Lターボ搭載のアスリートV。走行距離やコンディションによって、価格に大きな差がある。
フォーマルな雰囲気を
色濃く伝える最上級車
マジェスタは現行型が4代目になるが、歴代のなかでいちばんフォーマルな雰囲気がするのは、この先代モデルという気がする。その理由はデザイン。この代から、ほかのクラウン同様、ハードトップからセダンボディになった。それに合わせてルーフを高くもしている。それでいてフォルムは現行型ほどダイナミックな方向に振っておらず、水平基調の落ち着いたものだ。そしてきわめつけが、後ろ姿を引き締める縦長のテールランプ。2代目から採用されたこの造形、昔のロールス・ロイスやキャデラックにも使われた、高級車の定番ディテールだった。現行型で使われなくなってしまったのが残念だ。
右のロイヤルの写真と比べると、大きな差がないことがわかるインパネ。しかし、快適装備の類は、より充実している。
マジェスタの快適な乗り味を支えるのがエアサス。
先代マジェスタには3Lと4L、2つのエンジンが用意された。
中古車平均相場/平成11〜15年:全グレード
3Lモデル
266
万円
4Lモデル
276
万円
●約2対1の割合で4Lモデルの物件が多い先代マジェスタの中古車。走行距離10万kmオーバーの物件も珍しくないほど、多走行車が目立つのも特徴。ボディカラーはオーソドックスなホワイト、シルバー、ブラック系が多い。
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