日本の粋 クラウンの系譜
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日本の粋 クラウンの系譜
アスリートの名にふさわしい
しなやかな身のこなし
クラウン・アスリートが初めてのモデルチェンジを行い、現行型になったとき、ある部分で失望を抱いた人は少なくないはずだ。
ある部分とは……エンジン。ハンドリングを軽快にするという意味で、直6からV6へ切り替わったのは歓迎できたが、ラインアップはロイヤルとまったく同じ。旧型にあった280馬力のターボのようなスポーツユニットが消滅してしまった。
しかしトヨタには、そんな声がちゃんと耳に届いていたのだろう。昨年のマイナーチェンジで、これまでの3Lを3.5Lにしてきた。
同じ年、レクサスGS/ISのジャパンデビューと同時に投入されたものと共通のエンジン。それがすぐに、アスリートにも投入されるあたりに、クラウンの影響力の大きさを感じないわけにはいかない。
このエンジン、クラウン初のオーバー300馬力というスペックにもひかれるが、日本車らしからぬ力強いパンチとサウンドも注目だ。レクサスGSより100kg軽いアスリートとの組み合わせは、とにかくダイナミック。アスリートが生き返ったといいたくなるほどだ。
それでいてハンドリングは、穏やかな雰囲気のなかに躍動感をプラスしたという、クラウンとしてのマナーをキープしている。固めだがガチガチというわけではない乗り心地についても、同じことが言える。スポーツをスタイルとして楽しみたい人のためのクラウン。アスリートはそんなポジショニングに感じられる。
ロイヤルとの外観上の違いは大きくないが、リヤスポイラーやスポークアルミなど、ディテールにアスリートの血が流れている。
デビュー当時のパワーユニットはロイヤルと共通。だが、昨年3Lを3.5Lにスケールアップ。
ブラックを基調にしたインテリアはスポーティ感を演出。基本的なデザインはロイヤルと共通だが、細部の仕上げの違いで大きく印象が異なる。もちろん居住性も同じく、優れている。
2.5Lが5AT、3L及び3.5Lが6ATを組み合わせる。変速ショックがなく、滑らかなATは秀逸。
中古車平均相場
平成15年
平成16年
平成17年
平成18年
2.5Lモデル
338万円
363万円
395万円
該当中古車なし
3Lモデル
382万円
396万円
420万円
−
3.5Lモデル
−
−
435万円
460万円
●こちらも約2対1の割合で3Lモデルの流通量が多い。一方、昨年デビューした3.5Lモデルは、まだまだタマ数が少ない。ボディカラーは、シルバーやブラックの割合が増えることもアスリートの特徴。
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