ハイブリッドカーに大注目!!
HYBRID CAR BUYERS TARGET ハイブリッドにパワーとプレミアム性を求める
省燃費だけがハイブリッドカーの得意技ではない
 ハイブリッドカーというと、燃費やエコのことばかり考えたつまらないクルマ……なんてイメージする人もいるけど、それは大きな間違い。
 じつはハイブリッドカーは、普通のガソリンエンジン車に勝る性能も数多く持っている。
 なによりもモーターを組み合わせるということで、発進時の力強さはエンジンのみのクルマよりも優れたものとなることもある。
 まずは今回の特集ページで紹介している、各車の諸元を見てもらいたい。ポイントはモーターの最大トルクだ。どのクルマも最大トルクの発生回転数が「0〜」となっている。これはモーターのもっとも優れた特徴のひとつ。
 モーターは起動時から最大トルクを発生するという特性を持っている。エンジンではある程度の回転数にしないと、クルマを発進させるだけのトルクを得ることはできないのだが、モーターの場合は、電気を流した瞬間に最大トルクを得ることができるため、発進が力強くなる。そしてフル加速をするときは、エンジンとモーターの両方を使うことも可能。
 ハイブリッドカーだからといって、けっして走ることがつまらないわけではないし、そのシチュエーションによっては、エンジン車をしのぐこともあるのだ。
長い登り坂を走っている状態でも、エンジンのパワーにモーターがアシストしているので、力強くしっかりとした印象だ。
エンジンとモーターの制御はパワー・コントロールユニットによって、そのときの状況にあわせて緻密に制御される。
プリウスのエンジンは、ミラーサイクル方式。理論的には数値上の排気量以上の空気を吸入することができるエンジンだ。
CHECK!
レースシーンへの本格的チャレンジが始まった
 スーパー耐久シリーズのなかで、もっとも長い時間を走るのが「十勝24時間」。今年、このレースにハイブリッドカーのレクサスGS450hが参戦した。チームは名門のサード。ドライバーは平中克幸、アンドレ・クート、嵯峨宏紀の3名。初参戦ながらクラス4位、そして見事完走という結果を残した。もしかしたら近い将来、ル・マン24時間でもハイブリッドカーの活躍が見られるかもしれない。
圧巻のパワーとプレミアム性 SUV & SEDAN
TOYOTA
HARRIER HYBRID
トヨタ・ハリアーハイブリッド
トヨタ・ハリアーハイブリッド
 昨年5月、トヨタはついにSUVにもハイブリッドシステムを導入。ハリアーハイブリッドが生まれた。
 ハリアーハイブリッドの最大の特徴は、その力強い走りにある。搭載されているエンジンは3.3LのV6で、このエンジンだけでも211馬力/29.4kgmのスペックを誇る。ノーマルのハリアーの3Lガソリンエンジンが220馬力なので、ほとんどそん色のないものであることがわかる。
 さらにそこへ、前後にモーターを追加したのだ。単純計算で、エンジンと2つのモーターの最大トルク値を合算すると、76.74kgm! 暴力的とも評されるシボレーコルベットZ06でさえ、最大トルク値は64.94kgmなのだから、ハリアーハイブリッドの凄さは想像できるだろう。文句なしに速く、ライバルを圧倒するSUVに仕上がっているのがハリアーハイブリッドなのだ。
トヨタ・ハリアーハイブリッド 北米ではレクサスブランドで売られているハリアー。さすがに内装のコーディネートなどは、高級感にあふれている。
トヨタ・ハリアーハイブリッド 211馬力を発生するV6エンジン。このエンジンだけでも、十分にパワフルな走りが可能となるはずなのに、さらにモーター2基がプラスされる。
平成17年式ハリアーハイブリッド ・プレミアムSパッケージ(CVT)
全長×全幅×全高 4755×1845×1690mm
車両重量 1960kg
エンジン V6DOHC
総排気量 3310cc
エンジン最高出力 211ps/5600rpm
エンジン最大トルク 29.4kgm/4400rpm
モーター 交流同期
フロントモーター最高出力 167ps/4500rpm
フロントモーター最大トルク 34.0kgm/0〜1500rpm
リヤモーター最高出力 68ps/4610〜5120rpm
リヤモーター最大トルク 13.3kgm/0〜610rpm
10・15モード燃費 17.8km/L
ブレーキ前/後 Vディスク/ディスク
タイヤ前後 235/55R18
乗車定員 5名
新車時価格 462.0万円
BUYERS CHECK!
 登場して1年と少しなので、まだまだ市場に流れている台数は少ない。こうしたSUVモデルを買う際は、下まわりなどをしっかりとチェックしたいものだが、ハリアーというクルマの性格、それもハイブリッドということを考えると、あまりハードな使われ方をしているものは少ないと思われる。
445万円 平成17年式 全グレード
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TOYOTA
KLUGER HYBRID
トヨタ・クルーガーハイブリッド
トヨタ・クルーガーハイブリッド
 クルーガーはハリアーと兄弟車の関係にある。このクルーガーハイブリッドも、ハリアーハイブリッドと同じタイミングで追加されたモデル。
 クルーガーとハリアーの最大の違いは、ハリアーが2列シートで5名定員なのに対し、クルーガーは3列シートで7名定員という点。ガソリンエンジンモデルには2列・5名定員のモデルも用意されるが、ハイブリッドは3列シートモデルのみ。より実用性の高いハイブリッドSUVがほしい方は、こちらをチョイスしてほしい。
トヨタ・クルーガーハイブリッド ハリアーよりもファミリー志向のモデルなので、インパネまわりのデザインもちょっと曲線を増やした柔らかいものとなる。
トヨタ・クルーガーハイブリッド サードシートが装着されるクルーガーのインテリア。サードシート、セカンドシートともにフォールダウンできる。
平成17年式・クルーガーハイブリッド
全長×全幅×全高 4710×1825×1700mm
車両重量 1890kg
エンジン V6DOHC
総排気量 3310cc
エンジン最高出力 211ps/5600rpm
エンジン最大トルク 29.4kgm/4400rpm
モーター 交流同期
フロントモーター最高出力 167ps/4500rpm
フロントモーター最大トルク 34.0kgm/0〜1500rpm
リヤモーター最高出力 68ps/4610〜5120rpm
リヤモーター最大トルク 13.3kgm/0〜610rpm
10・15モード燃費 17.8km/L
ブレーキ前/後 Vディスク/ディスク
タイヤ前後 225/60R17
乗車定員 7名
新車時価格 399.0万円
BUYERS CHECK!
 ハリアー同様に登場してからの期間が短いので、市場ではあまり見かけない。ハリアーに比べてファミリーユース率が高そうなので、シートの汚れなどに注意したい。
381万円 平成17年式 Gパッケージ
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LEXUS
GS450h
レクサス・GS450h
レクサス・GS450h
 トヨタのもっとも新しいハイブリッドカーがレクサスGS450h。GSは旧アリストの後継モデルで、スポーティサルーンという位置づけになっている。
 ガソリンモデルは3.5LのGS350と4.3LのGS430の2種。このハイブリッドに搭載されるエンジンは3.5Lなのだが、その性能は4.5Lに相当するものということでGS450の名称が与えられている。
 駆動方式はFRで、エンジンの後方にモーターと発電機を内蔵したミッションが配置されている。
レクサス・GS450h タコメーターではなく、ハイブリッドシステム・インジケーターを装着。パワー、エコ、チャージの状態を表示する。
レクサス・GS450h 高いシャシー性能を持つGSにハイパワーユニットを組み合わせたFRとすることで、素直でパワフルな走りを披露。
平成18年式・レクサスGS450h
全長×全幅×全高 4830×1820×1425mm
車両重量 1890kg
エンジン V6DOHC
総排気量 3456cc
エンジン最高出力 296ps/6400rpm
エンジン最大トルク 37.5kgm/4800rpm
モーター 交流同期
モーター最高出力 200ps/−rpm
モーター最大トルク 34.0kgm/−rpm
10・15モード燃費 14.2km/L
ブレーキ前後 Vディスク
タイヤ前後 245/40R18
乗車定員 5名
新車時価格 680.0万円
BUYERS CHECK!
 登場したのが今年3月ということで、まだ中古車市場には流入が見られないという状況。今後に同様のクルマが登場するかで、市場台数は大きく変わるだろう。
−−万円 平成−−年式 該当車なし
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