時は昭和41年。マイカー元年と呼ばれたこの年から、ファミリーカーが本格的に開花したワケですが、その主役も脇役もほとんどがセダンでした。そして10年ほど前にミニバンが台頭するまで約四半世紀、セダンのファミリーカー黄金時代が続いたのであります。
しかし、いまだかつてセダンの運動性能、居住性、たたずまいといったクルマらしさの成熟シンフォニーを打ち破るクルマはなく、まさにファミリーカー王者の貫禄と輝きは失っておりません。
その理由のひとつが、ムダなく動力性能をいかんなく発揮できる四肢と申しましょうか。今回エントリーしたいずれもが、スポーティセダンという新世紀にふさわしい方向性に裏づけられた、実力者ぞろい。
見た目とは裏腹に、ニュートラルなコーナリング、立ち上がりの鋭さ、ストレートでの伸びなど総合バランスの高さで高いアベレージをキープしております。
とくにコーナーでは、宿敵ミニバンをはるか後方に置いていく鋭さ。しかも、ドライバーは始終静かで快適なコクピットで、まさに疲労とは無縁のドライビング。クールビズが定着した昨今でありますが、文字どおりのクールドライビングの連続。そのままビジネスユースで使っても世間からおしかりを受けることのない、これ1台で日常茶飯事から冠婚葬祭までのすべてをまかなえる。ファミリー&ビジネスの王者宣言を、再び高らかに叫んだのでありました。 |
| ●走りのパフォーマンスで、いちばんわかりやすいのがパワー。しかし、運動性能はそれだけでは決まらない。同じパワーでも、車重の重いミニバンとさほど重くないセダンでは、ダッシュ力や加速の伸びはセダンが圧倒的に有利。コンパクトは、その車重の軽さで小排気量のパワー面をカバーする。さらに、重心の高低はコーナリング、前面投影面積は空気抵抗に影響する。とくに高速走行で、投影面積の大きさは燃費面で大きく不利になる。 |
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●燃費の善し悪しもFN1グランプリでは重要な要素。日常的な使い方では、ミニバンとコンパクトで最大で倍に近い燃費の差が生じる。給油ピットインではコンパクト1回に対してミニバンは2回必要に。ただし、タンク容量がミニバンは大きいので、ロングドライブの足はそれなりに長い。 |
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スポーティセダンというジャンルを確立し
オヤジクルマから見事に脱皮!
その実力はヘタなスポーツカーをもしのぐ? |
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TOYOTA
アルテッツァ 平成13年式 RS200 Lエディション |
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中古車平均価格162万円 |
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| レクサスISの、先代にポジショニングされるのがアルテッツァ。BMW3シリーズなど、ヨーロッパのプレミアムコンパクトをライバルとしたFRスポーツセダンだ。エンジンは2Lのみで、直4と直6の2本立て。直4はフルスポーティ、直6はラグジュアリー志向という構成だった。とくに初期タイプでは、直4のみ6MTが設定され、その目的意識はハッキリと示されていた。中古車相場は、レクサス効果によってやや高値。質の高いクルマは多い。 |
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●当時のクラウンやマークIIと共通のプラットフォームを採用したことにより、キャビンの居住性は高い。さらに、インテリアのマテリアルやシートはヨーロッパでも通用する上質なクオリティが盛り込まれ、走り重視の直4・ASシリーズでも満足度は高い。クラスターが小さいメーターも含めて、独自のコクピット感を演出している。 |
SUBARU
レガシィB4 平成15年式 2.0GT |
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中古車平均価格196万円 |
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| レガシィと聞くとワゴンのイメージが強いが、セダンB4の実力もあなどりがたい。とくにより軽い車重による重量バランス、キャビンとトランクが隔絶されることによる静粛性や剛性感など、走り重視ならばセダンに注目してほしい。もちろんワゴン同様に全車4WD採用。エンジンは2L&3L水平対向で140馬力〜280馬力をカバーする。 |
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●全グレードでATモデルはマニュアルポジション付きのスポーツシフトを採用。280馬力ターボの2.0GTは、5ATになりステアリングシフトも採用。このシフトプログラムとインターフェースは、ドライバーの意思がストレートに反映できるスグレモノ。キャビンとトランクは、センタースルーはあるが、後席可倒機構はない。 |
NISSAN
セドリック 平成12年式 300LV |
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中古車平均価格142万円 |
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| 伝説的なグランツによって、このクラスにスポーティセダンの世界を切り開いたセドリックは、最終モデルまでその哲学を引き継いぎ、グレード名にXが含まれるモデルがグランツの末裔。280馬力V6・3Lターボのみで構成されていた。中古車市場では、実力に反してやや安値傾向。今がチャンス? |
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●比較的多く流通しているのが3L NA240馬力や2.5L210馬力のLVシリーズ。カタログスペックからはスポーティ色は薄いが、セドリック全体がスポーティ路線なので、期待には十分こたえられる。LX、 LVどちらのシリーズも最上級のVIPグレードがあり、革シートや木目パネルなどフォーマル感も満点な使い方ができる。 |
TOYOTA
クラウンアスリート 平成12年式 2.5V |
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中古車平均価格199万円 |
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| アスリートは先代から加わったクラウンのスポーティ路線シリーズ。基本ボディは同じだが、メッシュグリルや大径ホイール&タイヤなどにより差別化。サスペンションにも専用チューニングが施され、乗り心地をそこなわずにハイスピードドライビングに対応。高速走行時のフラット感はアスリートのほうが好ましく感じられるかもしれない。当然のことながらキャビンのしつらえや居住性、装備はクラウンクオリティ。エンジンは、直噴NA3L、2.5Lターボ、2.5L NAがあり、いずれも直6。中古車では3Lとターボに人気が集まっているようだ。 |
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●フロントシートはスポーツシートになるものの、基本的なキャビンの居住性はロイヤルシリーズと同等。リヤシートも含めて上級ファミリーカーとしての資質は折り紙付き。本革シートはNA2.5L以外で選べる。インパネもロイヤルと共通のデザインで、メーターは全グレードでオプティトロン。4WD以外はすべてスタリングシフト付きだ。 |
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