デカバンのススメ
DEKA VAN FILE No.4 ALPHARD
トヨタ アルファードG
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トヨタ アルファードV
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余裕たっぷりのラゲッジルーム
質感の高さは高級セダン顔負け
ALPHARD
 エルグランドが日産のフラッグシップ・ミニバンなら、トヨタの代表選手はアルファードだ。
 室内スペースでは幅と高さがエルグランドより足りないが、それでも「余裕」の居住性と積載性は十二分だ。
 エンジンは3.0L V6と2.4L直4の2種。それぞれで乗車定員は7人乗りと8人乗りが選べる。フルフラットや2列目回転などは7/8人乗り共通の機能。ただし7人乗りには2列目にオットマンが付き、8人乗りは2列目シートバックがテーブルになる機能が付いている。
 また7/8人乗りともに、2列目と3列目のロングスライド機能、3列目については分割跳ね上げ収納も可能になっていて、大きめの荷物も積載可能。しかし2列目は座面がたためるわけではなく、前にスライドするだけなので、それ以上の積載スペースは稼げないのだが。
 そう考えると、アルファードはエルグランドよりも乗用志向が強いと言えそう。ウッド&レザーの質感もエルグランドより高いようだし。つまり、よりゴージャス志向ならアルファード、実用重視ならエルグランド、ということは言えそうだ。
ALPHARD ALPHARD 2列目はキャプテンシートになる7人乗りの車内。右は最大ラゲッジの状態だが、2列目はたためず前スライドのみ。
ALPHARD
ここがポイント
 全グレードのセンターパネルに木目調+メッキモール(一部メタル調モール)をあしらい、高級感を強調。また室内照明も、全車LEDの間接照明を採用してムーディに演出している。上級の3.0MZ系にはデュアルパワースライドドアやパワーバックドアなども装備。
●アルファード主要諸元
グレード:3.0MZ Gエディション、全長:4800mm、全幅:1805mm、全高:1935mm、ホイールベース:2900mm、室内長:3085mm、室内幅:1585mm、室内高:1390mm、車両重量:1850kg、最小回転半径:5.6m、10・15モード燃費:8.9km/L、エンジン型式:1MZ-FE、総排気量:2994cc、最高出力:220馬力、最大トルク:31.0kgm、タンク容量:70L、変速機形式:4AT、タイヤ前後:205/65R16
●中古車平均価格
平成15年式 3.0MZ Gエディション 356万円
DEKA VAN FILE No.5 現行 ESTIMA
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パッケージを一新した3代目
ウリは充実したシートアレンジ
現行 ESTIMA
 まさに「熟成」という言葉がふさわしいほどに、すべてが新しくなった現行エスティマ。とくにユーティリティについては、従来型まではあくまで乗用性能重視で、荷物を積むことは二の次にされていた感があるのだが、このモデルからはシートアレンジも多彩になり、乗用性能のみならず、実用性もアップ。
 注目はロングスライド機能を持った2列目シートと、6対4分割式で床下格納機能を持った3列目シート。これまでの、3列目がジャマになって「積めない」エスティマとはサヨナラなのだ。
 パワーユニットは、6ATとコンビの新開発3.5L V6と、今回新たにCVTと組んだ2.4L直6の2つ。とくにV6のパフォーマンスは、もはやデカバンとは呼べないほど、スポーティでパワフル。ソフト面からハード面まで、最新デカバンの実力を見る思いだ。
現行 ESTIMA 現行 ESTIMA 乗車定員は2列目キャプテンシートの7人乗りと、8人乗りを設定。3列目はすっぽりと床下に収納できてしまうのだ。
現行 ESTIMA
ここがポイント
 デカバンにふさわしい多彩なシートアレンジを手に入れた。とくに7人乗りの2列目シートは944mmもの超ロングスライドが可能。3列目を床下にたたんでスライドさせれば足を投げ出して座れる。
●現行エスティマ主要諸元
グレード:2.4アエラスSパッケージ(7人)、全長:4795mm、全幅:1800mm、全高:1745mm、ホイールベース:2950mm、室内長:3010mm、室内幅:1580mm、室内高:1255mm、車両重量:1760kg、最小回転半径:5.9m、10・15モード燃費:12.4km/L、エンジン型式:2AZ-FE、総排気量:2362cc、最高出力:170馬力、最大トルク:22.8kgm、タンク容量:65L、変速機形式:CVT、タイヤ前後:225/50R18
●中古車平均価格
2.4アエラスSパッケージ(7人) 306.6万円
DEKA VAN FILE No.6 先代 ELGRAND
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完成度の高いエンジンにより
走りを語れるミニバンへと進化
先代 ELGRAND
 今「デカバン」なんて言葉が通じるのも、このクルマがあったからに違いない。
 そう、圧倒的な存在感でその後のミニバンにもうひとつの方向性を作りだしたのが、初代エルグランドだ。ゴージャスな装備群、迫力の走りは、今もなお健在。古めかしさをいささかも感じさせない。
 とくにその走りにかかわる部分、パワーユニットは秀逸だ。デビュー当初は、3.3L V6と3.2Lディーゼルターボの2本立てで、当時はディーゼルのほうが人気が高かったように記憶している。
 だが、平成12年8月のマイナーチェンジでガソリンエンジンを新世代VQエンジンの3.5L V6に変更してからは、世の中の流れもあって、人気は一気にガソリン車へ。
 240馬力&36・0kgmを発揮するこのエンジンは、現行型へも受け継がれるほど完成度が高く、しかもパワフル&クリーン。それまでのエルグランドの走りを一変させた。
 またデビュー時より現行型まで、FRのレイアウトを採用しているのも、エルグランドのこだわり。4WDシステムはこのころ、2WDとのセレクタブル式を装備していた。
先代 ELGRAND 先代 ELGRAND 走りとともに、ユーティリティや豪華装備にもスキなし。シートアレンジでは1列目回転機能も持たされる車種があった。
先代 ELGRAND
ここがポイント
 マイナーチェンジ後の後期モデルから搭載された240馬力と36.0kgmのトルクを誇る3.5L V6エンジン。日産の新世代エンジン、VQエンジンの主力機種で、現行エルグランドをはじめ、スカイラインやフェアレディZにも採用される。パワーだけでなく、低回転から発揮される図太いトルクにも注目。
●先代エルグランド主要諸元
グレード:X(8人)、全長:4740mm、全幅:1775mm、全高:1940mm、ホイールベース:2900mm、室内長:3030mm、室内幅:1645mm、室内高:1305mm、車両重量:2000kg、最小回転半径:5.6m、10・15モード燃費:7.4km/L、エンジン型式:VQ35DE、総排気量:3498cc、最高出力:240馬力、最大トルク:36.0kgm、タンク容量:76L、変速機形式:4AT、タイヤ前後:215/65R15
●中古車平均価格
平成12年式 X(8人) 160万円
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