デカバンのススメ
DEKA VANの魅力
スタイリング
路上での存在感はまさに圧倒的だ
 エルグランド紹介のコーナーでも書いたが、デカバンのまず最初の魅力として、その圧倒的なスタイリングの迫力、をあげるべき。最初に「全長4.5m、全幅1.7m」なんて、そのボディサイズを定義したけれど、それに1.8m以上、つまり人の平均身長以上の全高がなければ、この迫力は生まれてこないだろう。
 しかし、ただ「デカイ」というだけなら、バスやダンプでも理屈はとおる。もちろん、デカバンがデカバンであるためにはきちんとした理由がある。それはもちろん、「洗練されたフォルム」ということだ。
 デカバンのルーツをたどるとワンボックスカーに行き着くわけだが、ワンボックスカーそれ自体は、けっして洗練されている……とは言い難いだろう。では、いつからデカバンは、こんなにカッコよくなったのだろう? そう、それはノーズの突き出たスタイルになってからだ。
 四角いスタイルは、衝突時の安全性を高めるためノーズを突き出したことにより、流れるようなフォルム=ミニバンスタイルも手に入れた。しかし、その分、室内は狭くなったかというと、ワンボックスカーではFR(MR)が主流だったところ、ミニバンはFF化を進め、室内の広さを保ったのだ。このことが、スタイリングに自由度を与えることにもなり、デカバンもどんどんスタイリッシュになっていったのである。
ステイタスを感じさせる堂々としたシルエット
都会にいても、そしてアウトドアフィールドでも、そのシルエットはどんなシチュエーションにいてもサマになる。そしてひとクラス上のステイタス性をも演出。フォーマルにもカジュアルにも乗りこなせるのが魅力だ。
高級セダンに匹敵する質感が味わえるインテリア
エクステリアのスタイリッシュさに合わせ、デカバンはインテリアにも凝りまくったクルマが多い。インストゥルメントパネルはウッド調やメタル調でフィニッシュ、そしてシートやステアリングなど、体にふれる部分にはレザーなどを折り込む。その上質感はラグジュアリーセダンにも勝るものだ。
積載性 居住性
使い勝手のよさまさに独壇場
 コンパクトカーやワゴンベース、あるいは5ナンバー・ミドルサイズのミニバンたちと比べた場合の、絶対的な「デカバン」のアドバンテージ。それはやはり、室内ユーティリティに尽きるだろう。
 巨大なボディサイズはもちろん、広大な室内スペースを裏付けるモノ。そして、その室内スペースが大きければ大きいほど、優れた居住性と積載性を高い次元で両立してくれるのは言うまでもない。
 たとえば3列シートをフルに使った、6〜8人で1泊2日程度のドライブ旅行に出るとしよう。コンパクトやワゴンベースのミニバンは、人が乗るだけで、もう室内はいっぱい。とくに3列目シートはエマージェンシー・ユースとしか考えられていないクルマが多いから、ここに座った人は、ドライブ中ずっと縮こまってなければならないし、また荷物の置き場にも困ってしまうことになる。
 また、ミドルサイズ・ミニバンはまだドライブ旅行が現実的だが、それでもやはり、フル乗車となると高い居住性は望めない……。
 しかし、デカバンなら快適なドライブ旅行を約束してくれる。
 3列のシートは、どこへ乗っても余裕のある姿勢で乗っていられるし、乗車人数分の荷物も整然と積載できる。こんなクルマ、ちょっとほかにはない……。
3列しっかり乗れて荷物も積める広大なラゲッジルーム
フル乗車でも人数分の荷物を楽々と飲み込んでしまう「デカバン」のラゲッジスペース。3列目分割収納や2列目左右独立スライド&収納など、シート機能も多彩で、乗車人数や荷物量に合わせ室内アレンジができるのも常識。
シートはどこでもファーストクラス
広大な室内スペースを生かして、シート1つ1つが大きめで、ゆったり座っていられるのがデカバンのよさ。足もとの余裕、圧迫感のない頭上スペースなど、まさにファーストクラスの乗り心地だ。1列目はもちろん、2列目・3列目がスライドしたりリクライニングするのも当たり前だから、快適さもひとしおだ。
グラスエリアの広さと目線の高さがロングドライブも疲れにくくしてくれる。またシートアレンジは多彩で、細かいところまで使い勝手が考え抜かれている。
走行性能
走るステージを選ばない余裕と扱いやすさ
 存在感のある迫力巨体、それを裏付ける室内ユーティリティと豪華装備の数々。そして最後にあげたいデカバンの魅力……そう、それは他車を圧倒するような走りのパフォーマンスだ。「積載性」、「居住性」の前項であげた例ではないが、フル乗車・フル積載で走った場合、果たしてほかの「ミニバン」たちで、ことたりるのか?
 まあ、街乗りはいいだろう。が、問題はロングラン、高速道路の走行だ。ここイチバンの追い越しや、登坂車線のある上りなど。やっぱり7人以上乗ると、2L以下クラスの動力性能ではどうしてもモノ足りなく思えてしまうのではないか。
 もちろん、デカバンなら、走りに対するストレスから解放されること、間違いなし。各デカバンの主力エンジンは、大抵がオーバー3Lクラス。もちろん、2トンに迫ろうかという重量級ボディもモノともせず、力強い走りを提供してくれる。しかもそれでいて、燃費など経済性・環境性にも優れているのが、今時のデカバンの特徴でもある。
 またデカバンは、オーバー3Lとオーバー2L、2つのタイプのエンジンをラインアップさせている例も多い。そしてオーバー3Lには及ばないものの、オーバー2Lの走りだって十分満足できるもの。むしろ維持費などの点で、どの車種もオーバー2Lのほうが売れ線だったりするのである。
重量級のボディを
街なかでも感じないエンジンの力強さ
馬力だけでなく、どれだけのトルクを何回転で発生させるか、ということにも注目したいデカバンのエンジン。低回転・高トルクなら、多人数乗ったときの走りにも余裕があるはず。最近はシーケンシャルモード付きATを採用するデカバンも多く、スポーティに走らせられる。
信号待ちからのストップ&ゴーでも、身軽なセダンなどに遅れを取ることも少ない、デカバンの動力性能。大勢乗せて、たくさん積むような正しい「ミニバンの使い方」をしたときに、そのありがたみがわかるはずだ。
DEKA VAN TOPICS
ハイブリッドミニバンでエコロジーと未来の
走行性能を体験する
でっかいミニバンでも燃費は気になる
そんな人にオススメ
 未来カーとして大注目のハイブリッドカーは、デカバンでだって選べる。エスティマ・ハイブリッド、そしてアルファード・ハイブリッドの2台だ。両車ともそのシステムはほぼ同一で、2.4Lの高効率ガソリンエンジン、フロントモーターと、スーパーCVTからなるハイブリッドシステム「THS-C」を搭載。またリヤモーターで後輪を駆動する量産車初の電気式4駆システム「E-Four」と、4輪独立制御を行う電子制御ブレーキシステム「ECB」を組み合わせることで、画期的な低燃費・低排出ガスと、すぐれた走行性能を同時に実現しているのだ。
ALPHARD HYBLID
アルファードハイブリッド
最上級の快適さと高燃費を両立させた
 動力性能以外の室内装備、ユーティリティは普通のアルファードと同様。乗車定員は7人乗りと8人乗りが選べ、7人乗りには2列目用オットマン、8人乗りには2列目回転機能やシートバックテーブル機能が付く。どちらも2、3列目にロングスライド機能があり、居住性はバツグン、が積載性にはやや不満も。ちなみに燃費は10・15モードで17.2km/L。
ALPHARD HYBLID
●中古車平均価格
平成15年式
アルファードハイブリッドGエディション
386万円
ESTIMA HYBLID
エステイマハイブリッド
21世紀の「天才タマゴ」
 動力以外の内容は、こちらも通常車同様。シーティングは7人乗りと8人乗りを用意。7人乗りの2列目はオットマンも付くリラックス仕様、また両車とも2列目のロングスライド機能や、3列目の折りたたみ機能付き。燃費性能は18.0km/L(平成15年7月のマイナー以降は18.6km/L)。最大1500Wの発電機能を持っているのはアルファードも同じだ。
ESTIMA HYBLID
●中古車平均価格
平成15年式
エスティマハイブリッドGエディション
278万円
Page1 DEKA VANの魅力
DEKA VAN FILE No.1 現行 ELGRAND
Page2 DEKA VAN FILE No.2 先代 ESTIMA
DEKA VAN FILE No.3 GRANVIA
DEKA VAN FILE No.4 ALPHARD
Page3 DEKA VAN FILE No.5 現行 ESTIMA
  DEKA VAN FILE No.6 先代 ELGRAND
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