超人気コンパクトカー5番勝負
ROUND1 居住性
背の高さを活かした ラクティスが一歩リード ノートの広々感も◎
 室内の広さというのは、コンパクトカーのようにパッケージングを突き詰めたクルマの場合、ボディサイズに比例するのが一般的。今回の4台では、全幅はどれも5ナンバー枠いっぱいだから、全長やホイールベース、全高がキーになる。なかでも高さは長さの3倍広さに効くというから大きい。となると、この4台ではラクティスがトップになる。
 なにしろラクティスの全高は1630mmと、ほかの3台よりも約100mm高い。しかもセンターピラーから後ろはほとんど箱形だから、とくにリヤシートの広さはコンパクトカーとは思えないほどだ。足もとにたたんだシートがすっぽり収まることが、それを証明している。
 これに続くのがノート。こちらはラクティスよりもさらに長いボディとホイールベースが効いていて、室内に入ると広いというより長いという印象だ。感心するのはフィット。2台よりも短いうえに、デビューが5年前ということを考えると、たいしたものだ。スイフトも、ボディの短さのわりには頑張って広さを確保しているけれど、窓が狭いので心理的にタイトに感じる。1〜2人乗りで乗るなら不満ないだろう。
TOYOTA RACTIS
 とにかくリヤシートの広さに圧倒される。たたんだシートが足もとにすっぽり収まることがその証明だ。フロアが完全にフラットだから左右のウォークスルーもしやすい。シートサイズが小さめで、クッションも薄く、座り心地がイマイチなのは残念。フロントシートはなかなか快適。全高は高めだが、シート高はほどほどなので、乗り降りはしやすい。 TOYOTA RACTIS
TOYOTA RACTIS ほかの3車に比べて、アイポイントが高めで視界が良好。シート自体もしっかりしていて快適性も高い。
TOYOTA RACTIS 足もと、ヒザまわり、頭まわりともにゆったりとしたスペースが確保され、居住性はピカイチ。
NISSAN NOTE
NISSAN NOTE  ロングホイールベースを生かしきっていて、前後方向の余裕が目立つ室内。リヤのタイヤハウスがシートより完全に後ろにあるので、乗り降りのときにジャマにならないというメリットもある。シートは前後ともに厚みがあって、クッションはソフトで心地よいが、カタチがカラダにいまひとつ合わず、あまり快適とはいえない。
NISSAN NOTE 人によってはシート形状がカラダに合わないと感じることも……。でも、スペース的な不満はまったくなし。
NISSAN NOTE フロントシートに170cmクラスの人が座っても足もと、ヒザまわりともにスペースはゆったり。
HONDA FIT
 ボディサイズのわりには広い。フロントウインドウを前に出したミニバン風パッケージングと、燃料タンクをフロントシート下に置いた独創のプラットフォームのおかげだろう。デビューは5年前だが、この面ではまったく色あせていないという印象だ。シートは形状はいいのだが、フロントもリヤも薄くて固いのが気になる。 HONDA FIT
HONDA FIT 独自のパッケージングの恩恵で、このサイズながら居住性については問題なし。というよりも驚くほど広い!
HONDA FIT リヤシートも十分な居住性を持つ。室内高もゆったりしていて、ヘッドクリアランスも不満なし。
SUZUKI SWIFT
SUZUKI SWIFT  コンパクトなボディのわりには室内は広く、リヤシートにも身長170cmの自分が余裕で座れる。けれど、ドアの開口部が狭く、ウエストラインが高く、リヤクォーターウインドウがなく、前後のシート高の差が少ないので、心理的に狭い感じを受ける人もいるはず。ただシートの作りはこの4台のなかでいちばんしっかりしている。
SUZUKI SWIFT 着座位置が4台中もっとも低く、スポーティな印象のフロントシート。しっかりしたシートは快適性が高い。
SUZUKI SWIFT 4台中いちばん全長&ホイールベースが短いが、シートがよいので疲労感は少ない。が、圧迫感を受けることも。
Page1 ROUND1 居住性
Page2 ROUND2 積載性
Page3 ROUND3 走り
Page4 ROUND4 室内ユーティリティ
Page5 ROUND5 アピールポイント
Page6 コンパクトカーだからこそそれぞれハッキリとした
個性と方向性を持っている
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