現役・現行モデルのときはそうでもないのだが、新型が出て退役となったとたんに、なぜかカッコよく見えてきて琴線に触れるクルマが歴代日産車には多い(もちろん、例外も多々ある)。そんな1台が先代エルグランドだ。
現行のトレイン系のデザインも悪くないが、肉厚で威風堂々とした容姿も捨てがたいものがある。いや、はじめに書いたように改めて見るとミニバン界に「パワー感あふれる走り」を持ち込んだ先駆者の貫禄とでも言うべきか。
というわけで、すでに登場して10年になろうかという先代の魅力はいっこうに色あせていない。
このクラスならばこだわりたくなるキャビンも同様で、先代7人乗りならば、フロント、セカンドシートともにビッグな「重役室のイス」が確約される。8人乗りはベンチになるが、足もとの余裕は十分にグリーン車クラスだ。
V6エンジンは、前期は3.3L、後期は3.5Lでそのパワー感の差から後期に人気が集中して、中古車相場にも大きく影響している。言い替えれば3.3Lはお買い得となるが、実際に乗ってみるとパワーは十分以上で、単にお買い得車と呼ぶにはもったいないくらいだ。 |