革新的な4WDシステムを搭載したレジェンド
その走りは今までの常識を覆す独特な世界
コーナーで右足に力を込めアクセルを踏んだ瞬間
驚くほどのスピードを保ち安定して駆け抜ける
ハイテク装備に包まれる感覚は新しいセダンのカタチだ |
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昭和60年に初代が誕生し、現在4代目となるレジェンド。言わずとしれた、ホンダのフラッグシップセダンである。
となると、どっしりとした高級感漂う味わいに落ち着いてしまいそうなものだが、そこはさすがホンダDNA。単なるセダンで終わるはずがないのだ。とくに4代目となったこのモデルは、スポーティな走りにとことんこだわる姿勢が、よりいっそう強調されている。
そのいちばんの特徴は、なんといっても4WDシステム。前後輪と後輪左右の駆動力を自在にコントロールする、世界初の四輪駆動力自在制御システム「SHーAWD」の搭載だ。
このシステムのいちばんのメリットは、旋回性能の向上である。旋回時に外側後輪へ大きな駆動力を伝達し、内側へ向くような慣性力を発生させたり、またシチュエーションによっては後輪の回転数を前輪より増加させる。それにより、つねに最適な駆動力を伝達し、最大限の優れた旋回性能を引き出してくれるのだ。
その駆動力配分は、前後輪で70対30〜30対70、後輪左右で100対0〜0対100と範囲が広い。これを同時に連続して、かつリニアに4輪それぞれの駆動力をつねに最適にコントロールすることで、従来では考えられなかった、驚くべき高速でのコーナリングが可能になっている。もはやエレガントなプレミアムセダンやスポーティセダンというよりは、スポーツカーに近い感覚さえ覚えるほど。実際、コーナリングスピードは並みのスポーツカーでは到底及ばず、しかもその安定感、安心感は一流のスポーツカーにも負けていない。
一方で、レーンキープアシストシステムや、インテリジェント・ハイウェイ・クルーズコントロールで快適なドライビングを支援したり、赤外線カメラを使って夜間に歩行者の存在をいち早く知らせてくれる、インテリジェント・ナイトビジョンシステムなど最新装備を搭載。さまざまな方向から快適で安全で、そして楽しいドライビングをサポートするべく、多彩なトライが行われている。
このような、とにかくハイテク装備を、という性格を考えると、世界的に見た場合、アウディA4やA6がライバルとしてあげられる。しかし、アウディにはその上にA8というフラッグシップモデルがあるが、ホンダにはそれより上のいわゆる重厚感やゆとり感を前面に押し出したフラッグシップモデルがない。これがどんなモデルでも走りのDNAを追及する、ホンダらしいと言えばホンダらしいところである。 |
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| モンスターマシンのような驚くべき走り |
とにかくよく曲がる。この言葉に尽きるといってもいい走り味がレジェンドの最大の特徴だ。その走破性は、プレミアムセダンというよりもランサーエボリューションなどのモンスターマシンを彷彿とさせる。しっとりとした味わいはないが、堂々としたスタイルにこのスポーティな走りは、新しいカタチのプレミアム性ということなのだろう。インテリアもその性格に合わせたのか、メーターまわりはスポーティ色が強くなっているが、インパネには木目パネルがはめ込まれていたりと、スポーティさとエレガントさが共存した作りとなっている。ただし、スイッチ類などの操作系は、ハイテク装備が満載されていることもあり、同じカタチのスイッチが並んでいるため、慣れないと使いこなせない。このあたりの配慮がもう少しほしいところだ。 |
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●国産車初の280馬力超えを果たした3.5L V6は、もちろんホンダお得意のVTECを装備。ただし、ハイパワーだけでなくクリーン性能も追求するため、OHC・VTECを採用。大人のセダンにピッタリの味付けになっている。組み合わされるのは、Sマチックを装備する5AT。 |
| ■レジェンド アドバンスHIパッケージ(6AT)主要諸元 |
| 全長×全幅×全高 |
4930×1845×1455mm |
| ホイールベース |
2800mm |
| トレッド前/後 |
1575/1585mm |
| 車両重量 |
1760kg |
| エンジン |
V6OHC |
| 総排気量 |
3471cc |
| 最高出力 |
300ps/6200rpm |
| 最大トルク |
36.0kgm/5000rpm |
| 10・15モード燃費 |
8.6km/L |
| サスペンション前 |
ダブルウイッシュボーン |
| 後 |
マルチリンク |
| ブレーキ前後 |
Vディスク |
| タイヤ前後 |
235/50R17 |
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| 中古車平均相場 |
| 445 万円 |
平成16〜17年式
全グレード |
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| ●ホンダのフラッグシップとなるだけに高級感、質感が高いインパネ。プレミアムな空間が演出されている。しかし、ホンダらしいスポーティさも感じられる。右がアップ、左がダウンのパドルシフトや6800回転からレッドゾーンが始まるタコメーターなど、視覚や触覚に訴求するホンダDNAは健在だ。また、マルチインフォメーション・ディスプレイを装備した自発光メーターやパワートランクリッドなど、快適装備も充実。スポーティさと高級感を兼ね備える走りは235/50R17タイヤが支える。 |
安定した走りを支える4WDシステム
今までにない感覚の走りをドライバーに味わわせるSH-4WDシステムが、レジェンド独自の世界観を作り上げている。これは走行状況により、前後駆動配分を30対70〜70対30の間で最適に可変する。さらに後輪に配分された駆動力は、左右で100対0〜0対100でふり分ける。この駆動力自在制御が高い旋回性能となり、これまで感じたことのないスポーティな走りを体感させるのだ。 |
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