MAZDA ROADSTERを買う!
中古車バイヤーズガイド どのモデルがもっとも買い得か?
NA1.6  
コンディション次第でロードスターならではの
走りの楽しさが味わえる
 インプレッションのページでも書いたように、初代の前期型は、その最終モデルであっても10年以上も前のクルマだ。しかもオープンカーはクーペと比べた場合、ボディは劣化しやすいもの。1.6Lのロードスターは、ヒストリックカーと付き合うようなつもりで接していきたいタイプのクルマだ。しかし、本格的なヒストリックカーほどの気づかいはいらない。燃料もオイルも、普通に流通しているものを使っても大丈夫だ。中古車で気をつけたいのは、ハイグリップタイヤを装着しているクルマや、サスペンションのチューニングを施しているクルマ。足まわりの強化は、同時にボディの負担を増やすことにつながるからだ。エンジンは圧縮比も低めの設定なので、比較的負担が少なく、距離が伸びているモデルでもあまり心配はいらない。ソフトトップは交換していて当たり前なので気にする必要はなし。ATモデルはおとなしく乗られていたものが多い、と言われている。
平成元年式〜4年式中古車相場
最多グレード Vスペシャル 38万円
オススメグレード Jリミテッド 45万円
NA1.6 NA1.6
平成元年デビュー
標準車、スペシャルパッケージ、Vスペシャル、Jリミテッド
平成3年マイナーチェンジ
標準車、スペシャルパッケージ、Vスペシャル、Sスペシャル、Jリミテッド、Sリミテッド
●黄色文字は特別仕様車
NA1.8  
特別仕様が数多くあり
中古車ならではの買い得感の高いモデルあり
 初代ロードスターのエンジンが1.8Lに変更されたのは、平成5年の7月。2代目に移行したのは平成10年1月なので、初代1.8Lは平成9年いっぱいと考えればいいだろう。1.6Lモデルよりは年式的にも新しい物件が多数あるので、比較的安心して(1.6Lの物件が不安という意味ではない)探すことができるはずだ。また、1.8L世代は7年8月にマイナーチェンジを受け、エンジンのレスポンス向上などがはかられている。ロードスターは、どの時代のモデルであっても特別仕様車が多数存在している。これは初代の1.8L時代も同じで、魅力的なクルマが多数ある。なかでも、ビルシュタインのダンパーを採用したモデル(1.6L時代にも存在している)は、人気が高い。ビルシュタインのダンパーは性能面で優れるだけでなく、オーバーホールによるリフレッシュも可能。走行距離が多いクルマは、ダンパーをリフレッシュすると、ビックリするくらいクルマがシャキッとした乗り心地に変わる。
平成6年式〜9年式中古車相場
最多グレード Sパッケージ 57万円
オススメグレード SRリミテッド 90万円
NA1.8 NA1.8
平成5年1.8Lへマイナー
標準車、スペシャルパッケージ、Sスペシャル、Vスペシャル、Vスペシャル・タイプII、JリミテッドII、RSリミテッド、Gリミテッド、Rリミテッド
平成7年マイナーチェンジ
標準車、Mパッケージ、スペシャルパッケージ、Vスペシャル、Vスペシャル・タイプII、Sスペシャル・タイプI、Sスペシャル・タイプII、VRリミテッド、R2リミテッド、B2リミテッド、SRリミテッド
NB1.6/1.8  
数が豊富で選びがいあり
走りが楽しい高年式の6MTモデルをねらえ
 ロードスターを中古車としてみたときに、クルマの状態と価格のバランスが取れているのは、この2代目モデルということになるだろう。2代目が登場したのは平成10年1月で、17年8月に現行モデルへとバトンタッチしている。つまり、最終型であればまだ車検が2年以上も残っているということになる。もっとも、こうした17年型などの高年式車は、市場での流通量はまだあまり多くはない。ただし、ロードスターの先代から現行へのモデルチェンジは、初代から先代へのチェンジ時とは異なり、ボディもエンジンも大きくしたという大がかりなモデルチェンジだった。このため、先代から新型へという乗り替えも期待できる。また、初回車検を終わらせているモデル、つまり初度登録が13年や14年といったモデルであれば、市場での保有率も高く選びやすい。走りを楽しみたいなら1.8Lモデルがおススメ、エンジンはもちろん6MTということも大きな魅力となる。
平成15年式〜16年式中古車相場
最多グレード 1.8RS 171万円
オススメグレード VSコンビネーションB 172万円
平成11年式〜13年式中古車相場
最多グレード 1.8RS 126万円
オススメグレード 1.8VS 127万円
NB1.6/1.8 NB1.6/1.8 NB1.6/1.8
平成10年フルモデルチェンジ
1.6L:標準車、スペシャルパッケージ、Mパッケージ
1.8L:VS、RS、S、10周年記念車、NRリミテッド
平成12年式マイナーチェンジ
1.6L:SP、M、NR-A
1.8L:RS-II、RS、VS、S、YSリミテッド、マツダスピード、ウェブ・チューンド・ロードスター、MVリミテッド
平成14年マイナーチェンジ
1.6L:SP、M、NR-A
1.8L:VSコンビネーションA、VSコンビネーションB、RS、ウェブ・チューンド・ロードスター、SGリミテッド
TUNED仕様  
ユーズドロードスターならではのチューニング仕様はどうだ?
基本はマフラー交換とサスチューン
 ロードスターにかぎらず、スポーツモデルの場合はチューニングが施されているクルマも多数存在している。そうしたクルマを完全に避けてノーマルのみで探すのか? ある程度のチューニングは受け入れるのか? それともチューニングされているクルマを選ぶのか?はそれぞれに考えが分かれる部分だ。チューニングカーだから悪いという考えは必ずしも正しくはない。チューニングされているクルマのほうが、よっぽど大事に乗られていることも多いし、オイル交換などのメンテナンスもきっちりされていることがほとんどだ。ただし、どこかをチューニングすれば、必ず別の場所に影響が出るもの。サスペンションを硬くすれば、ボディに負担をかけるし、エンジンをパワーアップすればクラッチに負担をかける。どこまでなら自分は許容するのか、どこまでされているものをほしいのかをしっかり決めてから、クルマ選びをしないと、なかなか目当てクルマを見つけることはできないぞ。
TUNED仕様 TUNED仕様 TUNED仕様
TUNED仕様  写真はマツダスピードがリリースしたBスペックと呼ばれるコンプリートカー。エアロ、エンジン、サスペンションなどをトータルチューン。こんなフルコンプリート仕様は少ないかもしれないが、ホイールやサスペンションなど、元オーナーが単品で装着を試みた中古車のロードスターは少なくない。後付けされたアフターパーツのコンディションもたしかめながらの購入が必須だ。
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