本気のセダンに乗る

ドライバーズカーの新基準 本気のセダンに乗る .Sedan
ドライバーズカーの新基準 本気のセダンに乗る .Sedan 少し前までは、ベランダでタバコを吸うように肩身の狭い思いをしていたお父さんがチョイワルオヤジに変貌し、家でも会社でもちょっと気になる存在に変わった……セダンは今、それ以上に大きな変化を遂げている
スタイリッシュでスポーティ、そしてプレミアム生まれ変わったセダンに乗ってみたい!!
Text=森口将之 Photo=菊池貴之
新型ドライバーズセダン 3つの変貌
TOYOTA CROWN ATHLETE
NISSAN FUGA
TOYOTA MARK X
今、国産セダンは大きく生まれ変わる
 昔はセダンといえばクルマの基本だった。乗用車、あるいはファミリーカーといえばこのカタチを指した。でも今はそうじゃない。新しいジャンルがどんどん出てきて、たとえばファミリーカーの主役はミニバンが受け持っている。
 そんなわけで、セダンの売り上げは落ちこんでいる。でも時代遅れかというと、そんなことはない。ミニバンに比べれば軽くて背が低い分、加速も乗り心地も操縦性もいい。キャビンとラゲッジスペースが分かれているから、騒音や振動を抑えられるし、高級感の演出がしやすい。機能はミニバンに負けるけれど、感性にアピールする部分では、こっちにアドバンテージがあるのだ。
 そんな部分にいち早く気づいたのが、輸入車のプレミアムブランド。スペースやユーティリティはほどほどにする代わりに、デザインやクオリティ、そして走りを磨きこんだ。それが日本でも、上質なモノを求めるユーザーの気持ちをつかみ、国産車からの乗り替えを増やした。
 このままでは、高級志向、走り志向のセダン・ユーザーを全部輸入車に取られてしまう。そこで国産ビッグセダンも、ヨーロッパ車にならって、デザインや質感や走りをアピールするテに出たのだ。それをアピールするために、車名まで変えたりして、ゼロからリスタートしたことをアピールした。
 もうダンナグルマなんて呼ばせない。ドライバーズカーとして、プレミアムカーとして生まれ変わったビッグセダンたちからは、そんな強いメッセージが伝わってくる。
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